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ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

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電源電圧を変えると音質は向上するのか? vol.3

2018-01-02 | オーディオ部品のうんちく
『電源電圧を変えると音質は向上するのか? vol.2』の続きです。

「一部の特殊な電源回路をもつオーディオ機器」はどう見分ければ良いのでしょう?

まずは、電源回路に定電圧機能をもたないアンプです。

2A3や300Bといった古典的な真空管アンプはこのグループです。

この種のアンプは電源電圧が上がると最大出力も上昇します。

反面、残留雑音も上昇し、真空管の寿命も短くなります。

特に何十年も前に製造され、その後メンテナンスが行われていない

いわゆる「オリジナル」では真空管やコンデンサーは

ギリギリの耐圧ものが使われている事が多く

低めの電源電圧がおすすめです。

最大出力の低下は・・・諦めてください。

次に、20年以上前のアンプでミョーに薄型のモデルです。

こういったアンプには旧タイプのスイッチング電源が

使用されている可能性があります。

現在では理想の電源のスイッチング電源ですが、

当時はノイズに関する規制が厳しくなく

ノイズ垂れ流しのものがありました。

こういったアンプがスイッチング電源の評価を落としてしまいました。

その後年々規制は厳しくなり、

現在ではトランス型の電源よりもノイズも少なくなっています。

このタイプの電源は電圧が下がるとノイズが増える事があり

仕様に書かれている最低電圧は守った方が良いと思います。

次回に続きます。

今日も徳島です。

柚子が鈴なりです。



梅の蕾も出てきました。



ナンテン&甘夏&メタセコイアです。





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