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電源電圧を変えると音質は向上するのか? vol.8

2018-01-08 | オーディオ部品のうんちく
『電源電圧を変えると音質は向上するのか? vol.7』の続きです。

ダイソーの1.5mの延長ケーブル(200円)と



3口タップ(100円)の



ロスを測定してみました。

方法は実際に電流を流し、どの位の電圧降下が発生するかを調べました。

負荷として使用したのは600wのドライヤーです。

ドライヤーの電力消費の大半はヒーター部分です。

ヒーターは純抵抗負荷であり、測定には最適です。

まず、通常の100vのコンセントでドライヤーの電流値を測定してみるとほぼ6Aでした。

次に、ダイソーの1.5mの延長ケーブルを介してドライヤーを使用し、

延長ケーブル部分だけの電圧降下を測定したところ片線で120mVでした。

線路は2線ですので電圧降下は240mVになります。

流れている電流は6Aですので

抵抗値は 0.24/6=0.04オームになります。

次に、3口タップを追加しました。



この状態で延長ケーブル+3口タップの電圧降下を測定したところ片線で134mVでした。

線路は2線で268mV。

流れている電流は6Aですので

抵抗値は 0.268/6=0.045オームになります。

この延長ケーブル+3口タップの許容電流は15Aですので

仮に、最大の15Aで使用したとすると0.675V

つまり100Vの電源電圧が99.325Vになるということです。

これはとても優秀な値です。

例えば、消費電力100W程度のパワーアンプを使用しても

100Vの電源電圧が99.955Vにしか減衰しないことになります。

電圧のロスだけを考えるとこの延長ケーブル+3口タップで十分です。

次回に続きます。
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