電源の極性をあわせると音質は向上するのか？ vol.2

『電源の極性をあわせると音質は向上するのか？ vol.1』の続きです。

次の図は壁のコンセントの配線の概念図です。

壁のコンセントの穴の長い方はアースに接続されており



短い方はアースを基準に計ったとき１００ｖの電圧がかかっています。



多く家電製品はアースがない状態でも問題なく動作します。

このアースは何のためにあるのでしょう？？

先の概念図を電柱の上の変圧器にまで拡大してみます。



電柱上には６０００ｖがきており、

これを電柱の上にある『柱上変圧器』によって１００ｖに減圧してします。

もし、地震で電柱が倒れて柱上変圧器の一部がショートしてしまったとします。



もし、アースがない場合、

大地から見た壁のコンセントにかかる電圧は長いほうの穴の電極が６０００ｖ、

短い方の穴の電極が６１００ｖになります。

この状態で電極を触ってしまえば、間違いなく死亡事故になります。

アースがあれば、大地から見た電圧は１００ｖ以上にはなりません。

これだけではありませんが、

安全性を考えるとアースは絶対に必要です。

ところがこのアースが音響機器に使用した場合少しだけ悪さをします。

どんな悪さかというと・・・次回に続きます。



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