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ケーブルは太さで音が変わるのか? vol.9

2017-12-06 | オーディオ部品のうんちく
『ケーブルは太さで音が変わるのか? vol.8』の続きです。

スピーカーケーブルを選ぶとき、どのように選択していますか?

低音を出したいから太いケーブル? スピード感を重視して細いケーブル?

構造や素材が全く同じで太さだけが異なるケーブルで検証してみましょう。

静特性、動特性とは何でしょう?

一般的にオーディオアンプの特性は静特性で表示されます。

例えば1KHzの単音の信号をアンプに入力します。

次に2KHzの単音の信号を入力し、2つの信号にどういった差が生じるのかを計測します。

これが静特性です。

しかし、オーディオシステムは単音を聴くためのものではありません。

音楽信号では色々な周波数、音量が想定されます。



1KHzと2KHzが同時に入力されることもあるでしょうし、

1KHzのすぐ後に500Hzがきて、そのすぐ後に2KHzという場合もあると思います。

このような音楽信号に近い形で測定されたものを動特性と呼びますが

これには多くのパターンがあり、規格化することは困難です。

そこで実際の音楽信号を入力させて耳で聴いて判断することになります。

しかし、耳で聴こえる音楽を定量的に判断するのはとても難しいことです。

多くの人を被験者とする方法もありますが、

オーディオシステムに関して言えば、

多くの人が良いと思う音を求めるのはナンセンスで、

お使いになるお客様ただ1人がそれを悪い音と思うかもしれません。

そのため、音楽のジャンルや再生する部屋の広さや音量、

録音メディア等を変えて細かく評価をすることになるのです。

もし、静特性だけでオーディオシステムが評価されるのであれば

究極のオーディオシステムを作るのはとても簡単で

周波数特性がよく、歪率が低く、ノイズが少ないシステムを設計すればOKです。

現実にはそのような方法で良い音になるわけもなく

試聴を繰り返すことになるのです・・・次回に続きます。




12月のイベントは恒例の『オーディオ居酒屋』です!!

テーマは『楽器』。楽器について語り合いましょう!

日時:12月16日(土)19:00~

場所:ムジカ試聴室(ログハウス)

参加費:500円(お酒とお食事がでます)

このイベントは事前申し込みが必要です。

お申込は12月14日までにメールで eigyou@musika.jp まで



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