ケーブルは太さで音が変わるのか？ vol.13

『ケーブルは太さで音が変わるのか？　vol.12』の続きです。

前回は１０ｃｍフルレンジスピーカーのデーターから

インピーダンスカーブを計算し、

カーブをフラットにするための計算をしてみました。

ところが、フルレンジスピーカーを使用している方は少数派です。

多くの方が、２WAYや３WAYのスピーカーシステムを使用されていると思います。

これらはユニットの数が増え、高域と低域を分けるネットワークも付加されるため

インピーダンスカーブも複雑になります。

誠文堂新光社発行の「スピーカー＆エンクロージャー百科」には



このようなインピーダンスカーブになると書かれています。



とても複雑なインピーダンスカーブです。

これを補正するためにはコイルが必要になり

補正するためのパーツも左右で10ヶ以上必要です。

同誌には２WAYのスピーカーユニットということで

英タンノイ社の295HPDのインピーダンス特性が掲載されていました。



こういった複雑な特性のカーブを簡単に補正することはできないのでしょうか？

実はありま・・・次回に続きます。




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