ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
『ホテル・カリフォルニアの殺人』(宝島社文庫)発売中です!

青山剛昌『名探偵コナン』

2018-03-09 16:05:47 | 漫画
先日ハイロウズの「胸がドキドキ」について書きましたが、その記事のなかで『名探偵コナン』の話が出てきました。

ついでなので、今回は『名探偵コナン』について書きます。

……といっても、あれこれいうまでもなく、誰でも知ってる作品ですね。
青山剛昌先生が描く、本格系ミステリー漫画です。

 

ハイロウズが原初的なロックンロールを目指しているとしたら、コナンは原初的なミステリーを志向してるんだと思います。

「ロックという音楽は時代によってさまざまに形を変えてきましたが、いつの時代にも奏でられる普遍的なスタイルはあります」とハイロウズの記事で書きましたが、これはミステリーについてもいえるでしょう。
ミステリーも、時代の流れとともにいろんなサブカテゴリーを生んできましたが、やはり普遍的なスタイルはあって、“本格”と呼ばれるジャンルがそれだと思うわけです。

殺人が起きて、刑事と探偵が出てきて、「これは……密室ですね!」となって、最後は関係者を一堂に集めて「犯人はあなたですね!」とくる。

これがミステリーってものだと思うんです。

世のみなさんも、そんな本格ミステリーを読みましょう。

……ということで、ここでむりやり自著の宣伝に着地します。

コナンみたいな、とよく評される、拙著『ホテル・カリフォルニアの殺人』、よろしくお願いします。


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2 コメント

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20年間小学生を続けるコナン (mobile)
2018-03-09 16:29:59
杯戸町では年間約50人がなんらかの犯罪で亡くなっている。これが20年間続いた結果、とうとう杯戸町の犯罪による死者は一千人を超えた。通常○○市における人口は10万人だから100人に1人以上が犯罪によって命を落としている計算になる。小学校のクラスが40人として、クラスの誰かかその親のうち1人以上が犯罪で亡くなっている計算です。
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コメントありがとうございます。 (村上暢)
2018-03-09 23:24:46
コナンで甚大な死者が出ているとは聞いていましたが、3ケタまでいくとはなかなかですね。
「名探偵いくところに殺人あり」とよくいわれますが、ここまでくると、もはやコナンが……
青山先生の頭のなかにすでにコナンの結末は準備されているそうですが、まさかコナンがすべての黒幕という衝撃のオチなんでしょうか。
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