ロック探偵のMY GENERATION

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国が壊れる……文書改ざんという異常事態

2018-03-14 18:35:37 | 時事
森友問題に関する文書の改ざんが問題になっています。

しかし……どうも今一つ、扱いが微温的にすぎるように私には見えます。

これまでこのブログで何度か書いてきましたが、なにか問題が起きても、それが大事にならない。その図式から、まだ脱け出していないのです。本来ならもっと大騒ぎになるべきことなのに……

その背景には、一つには、メディアの報道が“揚げ足取り”のように感じらているということがあるんじゃないでしょうか。

あるいは、今回の森友文書問題で政治家の誰かがいっていましたが、“針小棒大”という四字熟語がしっくりくるかもしれません。

メディアは、どうでもいいことを大げさに取り上げて騒いでいる……そんな認識が国民の間に広がっていて、それがメディアの姿勢にも影響を与え、メディアの側もある意味で委縮してしまっているんじゃないでしょうか。

たしかに、針小棒大という側面はあるかもしれません。

メディア不信(これも東日本大震災がかなり影響していると思いますが)が根底にはあるのでしょう。

しかし、メディアの報道姿勢が針小棒大なのかどうかは、個別のケースで考えるべきです。
本当に問題があることについては、ヒナ壇芸人みたいな感じで「いやいやいや」「おかしい、おかしい」と騒がないといけないと思うんです。そうしないと、歯止めがきかなくなって社会がどんどん壊れていってしまいます。

では、個別のケースとして考えた時、今回の文書改ざん問題はどうなのか。

これ、とんでもない話ですよ。

こんなことが起きているのなら、極端なことをいえば、選挙の結果だって、経済に関するいろんな数値だって信用していいかわからなくなるということですからね。
とうてい、針のように小さいこととはいえません。
社会の土台を破壊する巨大なこん棒です。
この件に関しては、バラエティ番組やらを中断して、それこそ大震災が起きたレベルで徹底的に報道されてしかるべきだと思います。そうじゃないと、「とんでもないことが起きている」ということが伝わりません。

そういうわけで、私もヒナ壇芸人よろしく、いやいや、それはおかしい、といっておきたいと思います。これはほんとに、どうにかしないと国が壊れますよ。


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