ロック探偵のMY GENERATION

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Gloria Estefan, Christmas through Your Eyes

2018-12-25 22:13:23 | 音楽批評
今日は、12月25日。

クリスマスです。

平成最後のクリスマス……せっかくなんで、このブログでも、クリスマスにちなんだ曲について書こうと思います。

去年のクリスマスは、イーグルスの曲をとりあげましたが、今年はもう少し本格的にクリスマスっぽい感じで行きたいと思います。
ということで、グロリア・エステファンの Christmas through Your Eyes です。

この歌は、多くのクリスマスソングとちょっと違って、母親の立場から子どもに向けて歌う内容になっています。


  あなたに会うまでわからなかった
  自分が失くしてしまったものを
  大人になって
  疑いの目で世界を見なきゃならなかったの

  もう一度 夢をみるチャンスをちょうだい
  もう一度あなたの幼い心を
  感じるチャンスを
  たった一度だけでも そうさせて

  あなたの目でクリスマスをみたい
  何もかもがあの頃のままで
  もう一度 世界が自分のものだった子供の頃に戻って
  クリスマスを クリスマスをあなたの目でみたいの


美しいメロディに、グロリア・エステファンの澄んだ歌声。そして、クリスマスソング定番の、子どもたちのコーラス……グロリア・エステファンという人は必ずしもクリスマスのイメージがフィットする人ではないと思いますが、この歌は、詞の内容にも見事にあったクリスマスソングとなっています。


たしかに、クリスマスぐらいは、白い雪のようにきれいな世界を見ていたいものです。

しかし同時に、それだけではいけないとも思います。

大人になって 疑いの目で世界を見なきゃならなかった……そういう側面は、あるんです。
残念ながら、世界はきれいなものばかりでできているわけでもありません。大人は、疑いの目で世の中を見なきゃならない時もある。子どもの未来のために。それは、大人の責任です。以前RCサクセションの「空がまた暗くなる」の記事でも似たようなことを書きましたが……そういうことを真剣に考えてしまう、考えざるをえない、そんな平成最後のクリスマスでした。


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