★ベトナム・ハノイは「こんなとこ」★

コネなし、金なし、能力なし。50を過ぎて、単身ハノイで会社を作り10年目。毎日「こんなふうに」すごしています。

ベトナムハノイの「集団性社会主義?」

2024-06-26 10:48:41 | ベトナム・ハノイ

 長年の社会主義体制に大きなひずみが生じて「法的、経済的な問題が色々出てきているベトナム」だが

この世に存在する「社会主義と言われる政治体制の中ではよく頑張っている方だと感じる」

皆さんが良く知っている「社会主義国家」と言えば「北朝鮮」「中国」「旧ソビエト(ロシア)」「キューバ」などを

思い浮かべるだろう。いずれも「自由主義国家」である日本や欧米などから見たら「違和感のある国だろう?」

これもまた「いろんな意味ですべてがこちらが思うのが正しいとは言えないと思うのだが?」

それでも「社会主義として有名な北朝鮮や中国、ロシアの特徴は頭抜けた権力を行使できる唯一無二の独裁者が居る事である」

金正恩しかり、習近平しかり、プーチンしかり である。社会主義とは「全国民が平等であるはずの国家体制」なのだが?

多くは、そう言いながら「自由主義体制よりも貧富の差も大きく、特に最下部の国民の状況は社会主義であるゆえに悲惨でもある」

社会主義と「うたって」はいても「独裁国家なのである」 それではベトナムはどうなのだろう?

日本人が「気軽に行ける旅行先」で上位にベトナムがある。社会主義の中では距離が近いせいもあるが? しかし

なぜなのだろう?と思ったことはないだろうか?ベトナムは「正真正銘の社会主義国である」

自分もベトナムについては「13年前、起業するときにあらゆる書籍を読み漁り、果たして大丈夫なのかどうか?熟慮した思い出がある」

そこで思いつくのは「ベトナムの社会主義が集団性社会主義?と言われる形態であることである」

現在ベトナムでは「国家のトップに4名の異なった人物がいる」

❶ 共産党書記長:グエン・フー・チョン

❷ 国家主席:トー・ラム

❸ 首相:ファン・ミン・チン

❹ 国会議長:チャン・タイン・マン

日本で良く耳にするのは「チン首相」などであるが、日本人ではこの4人を知っている人などはまずいない。

そしてこの4人でさえ、良く変わるのである。つまりどういうことかと言うと国家権力が「一人だけや、長年同じ職責の人物」

に集中しないように「国家の重責を集団で管理している社会主義である」と言うことなのだ。他の社会主義では「一人に権力が

集中することで、勝手に任期を変えたり、取り巻きを自分の思い通りに変えたり、好き放題するようになり、結果現在の

他の社会主義国のようになってしまうが? ベトナムに限っては「そこはそれぞれのトップがけん制しあい頭抜けた権力が

集中しないような形態になっているのである」(これが学術的の正しいかどうかは自分委はわからない、自分も読んだ書籍の中にこの記述があり

印象に残っている内容だからだ、自分としては「なるほどね」と思った記憶がある。あくまでも個人的な理解である。)

自分が「ベトナムで起業するに際し決断した大きな要因である」いかに人件費が安くても「北朝鮮や中国で起業しようとは

思わなかった要因である」 今は「そんなことは知らないにしても日本人がコスパが良く親日で行きやすい旅行先」として

ベトナムが選ばれていることは結局は「そういう社会主義であっても安定しているであろう国だからこそ」であるような気がする。

しかしベトナムでも「社会主義のひずみ」は起きている、所詮不完全な人間が管理するどんな政治形態でも「理想形」などは

あり得ないのだろう? 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする