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-『少年』の心を持つクルマ趣味人へ-

LOTUSーMF01 考察

2019-09-23 22:06:25 | スポーツマフラー

 

既に販売終了となっている LOTUS-MF01

ごく一部のエンドユーザー様からの再生産ご希望の声が私の所にも・・・

余談になりますがこの マフラー 

古巣HKS在籍中、今を遡ると十数年前に

渾身の情熱と熱意にて

商品企画開発した当時の生きた証しとも言える

思い入れ深い作品なので再生産の可能性を模索してます。

 

 

有難い事に、この MF-O1

エンドユーザーの 通称nabeさんが

ご自宅のリビングルームに飾ってくれているモノを

噂を聞きつけて先日のJAPAN LOTUS DAYの際に持参、

暫くの間お借りする事が出来ました。

 

歯切れのよい乾いた音質の要ともいえる筒状のレゾネーター

雑味の原因となる低周波領域サウンドを打ち消してまして

心地よい揺らぎ音とビッグバイクのようなマフラーサウンドを

演出してくれます。

 

 

開発当時、机上計算では判らないその効果を確認する為に

何回もレゾネーターの容積サイズと装着位置を探る

モグラ叩きを数えきれない程トライしたのが今は懐かしい苦労ですね・・

 

触媒側との差し込み口、均等に力が加わる取り付け・・

 

 

マフラー本体との取り付け部分もしっかりと軽減口を空けてます。

 

SUS304素材、開発当時は肉厚1.5mmが基本的な規格でしたが

この MF-01 は当時としてはかなり珍しい肉厚 1mmと1.2mm

このマフラーだけの為に部材手配するのが非常に苦労した記憶がありますが

10年程してから既存マフラーの一部で同様の

薄肉素材マフラーが

量産される様になってます。

 

 

そして、テールエンド部の分割

この仕様は車両個体差を想定して上下方向のアジャストを

可能にする工夫です。

 

 

 

 

実質的な出口部分のパイピングサイズはかなり細いと

感じるとおもいますが、音質最優先なら

実はシングルの細いテールエンドが一番良いのですが

如何せん見た目が貧弱になるので・・・

 

 

気が付かれた方もいらっしゃると思いますが

メインマフラーとのつなぎ部分

通常はフランジ接続ですが・・・

ステンレス無垢からの専用削り出しにGカップリング仕様で

この仕様は過去に例が無い特殊な接続方法を考案しました。

コストは物凄く掛かりますが軽量になるのと

接続部分の外観が非常にスッキリするのがメリットです。

 

単体重量、レゾネーター付きにも関わらず 7.6kg!!

 

 

昨年のオートサロン会場にてHKSの社長様と会長様に

再生産の可能性を打診して既に1年以上経っているのですが

どうやら当該マフラーの治具及び金型等は既に廃棄処分済み

との回答。

この時点で基本的に再生産は諦めるのですが・・・

何故か、古巣HKSとの継続的契約書を先日正式に

取り交わしてしまいました・・・

ここから先は LOTUS Elise/EXIGE乗りの

クルマ趣味人様 からのご要望があるか否かが

今後の将来を決めると言っても過言ではありません。

 

新規の企画開発となるので開発経費と治具&金型製作費等々

考慮するとかなりのリスクが発生します。

具体的な仕様等は今少し検討となりますが

仮称 LOTUS-MF07 にご興味ありましたら

連絡下さい。

ご要望が少ない場合は今しばらく保留となっちゃいます。

 

mtakek9x1007@silk.ocn.ne.jp

Mobile 080-6689-9950

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