朝、いつものようにフリータイムで楽しんだ後、喉が乾いて水を飲みに戻ってくると・・・
「あれ?なんか雰囲気が違う?」 キョロキョロ辺りを見回す太郎 そうなのです。長年住み慣れた
小屋は撤去されていたのです
ほどなくして、太郎の新居となるべき小屋が到着 これは6年前にトムが我が家にもらわれて来た時、
トムのために義父が新築したものなのですが、当時のトムは頑なにこの小屋に入るのを拒み、結局いま
も住んでいる倉庫の隅の囲いがない寝床に落ち着いたため、ずっと使われないまま保管してありました。
今朝になって義父が何を思ったのかこの小屋を引っ張り出してきて、古い小屋と取り替えたのです。
たしかに太郎の小屋は歴代のわんこたちが使い続け、トタン屋根が剥がれたりあちこちガタがきていた
からそろそろ替え時ではありましたが・・・
それにしても新居が気に入るかどうか分からないうちから古い小屋を早々に燃やしてしまうという
のはいかがなものかと、ミセスファーマーは不安になりました 太郎にはもうこの小屋しかない
のです。案の定、小屋の周りをウロウロするけど中に入ろうとしないので、ダンナさまが太郎をムリ
矢理入れさせようとしたら普段吠えない太郎が猛抗議
今までと同じ位置に小屋を移し、ついでに土を持ってきて太郎がそこらじゅうに掘りまくった穴も
埋めて新居が完成したのですが、いつもなら小屋に入っている時間になってもずっとこんな状態
「なんかヘンな建物があるよ。ボクのお家、どこ行っちゃったんだろ~?」
仕方ないのでミセスファーマーは考えました 太郎の大好きなささみジャーキーを小屋の中に入れ
たら、食いしん坊の太郎はきっと中に行くはず
「太郎よ~、おやつ中に入れるよ~」
あっ 思惑通り、すぐさま小屋に頭を突っ込んで・・・
中に入った~
え まさかのUターンですか
ヨッコイショ・・・と、おやつだけ食べてまた外へ出てきてしまいました~ これを何度も繰り返し
ましたが、結局中で落ち着くことはありませんでした
夕飯の時間になっても一向に小屋に入る気配なし このまま外で一晩過ごすつもりかしら・・・
そこで再びミセスファーマーは思いつきました 太郎の好きな藁を入れてあげたらどうだろう
この冬からたびたび稲藁を使うようになって、太郎もこれが気に入っている様子なのでダメもとで
少し小屋の中に敷いてあげました。すると・・・
「またダメかなぁ~」と諦めて歩きかけふと振り返ると、さっきまで無関心だったのに小屋に入って
みる太郎の後姿が その時はすぐに出てきてしまったけれど、ミセスファーマーがしばらく隠れて
様子をうかがっていたら、ようやく中で落ち着いて座ってくれました あ~よかった~~
まだなんとなくしっくりこない顔してるけどね。
太郎や、早く新しいお家に馴れてね・・・“住めば都”だよ
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