ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

Jim Capaldi - That's Love(1983年の洋楽 Part22)

2019-06-27 20:56:38 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart22はJim Capaldiの"That's Love"。
最高位は6月18日と25日の28位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Jim Capaldi、イギリス出身のドラマーであり、シンガー、ソングライターでもあります。
Top40に入ったのはこの曲のみ。Top40では一発屋になります。

でもでも、Jim Capaldi、実はすごい人なのです。古くからのブリティッシュロックファンの方ならよくご存じですよね。
そのJim Capaldiですが、1960年代から活動を開始、Steve Winwoodとともに伝説のロックグループTrafficを結成しブリティッシュロック界で活躍します。
このバンドにはDave Masonも参加していました。

Trafficの活動は1974年に停止、その後はソロ活動に入ります。
シングルも、Top40にこそエントリーする曲はありませんでしたが、数曲のTop100以内ヒットも出ました。
そして彼の通算10枚目のソロアルバム『Fierce Heart』が最高位91位でしたが初めてビルボードの100位以内にエントリー、アルバムに納められていた"That's Love"が初めてのTop40ヒットになります。

この曲"That's Love"ですが、曲の作者はJim CapaldiにSteve Winwoodの共作です。
synthesizersにbacking vocalもSteve Winwoodが担当しています。そういわれて聞くと、曲もsynthesizersもまさしくSteve Winwoodの雰囲気が感じられます。


さて、彼のソロシングルの中で、1975年に最高位97位と、かろうじてHot100にエントリーした曲"Love Hurts"があります。元々のオリジナルは60年代にThe Everly Brothersの曲ですが、1976年にあのハードロックバンドNazarethのバージョンで最高8位を記録した名曲です。


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19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もうひとつのブリテッシュインベーション (hannah)
2019-06-27 21:32:14
星船さん、こんばんは。
とにかく若手のイギリス出身アーティストの活躍が目立った年でしたが、60年代の大御所の登場ですね。
1977年、82年のS.Winwoodアルバム発表の度にJ.Capldiも話題になりました。
The Kinksもまだまだ頑張っていますね。♪Come Dancing♪は9位までいきましたか?
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Unknown (太ったボンジョビ)
2019-06-27 21:36:34
うわあ攻めますねー
これは言葉にできないほど薄い記憶です
キャパルディという語感からか、「ポワポワポワ~」といったような音の雰囲気しか思い出せませんが、しかし違っているかも知れないなあ
と、書いたので今から聴いてみましょう
やっぱり自信がないときには書いちゃいけませんね
ちょっと不意を突かれたので星船さんを責めてやろう
playでなくpayだと思いますの、レイディインレッドの人
フッフッフ、自己満足自己満足
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大御所の登場 (星船)
2019-06-27 22:45:10
hannahさんこんばんは。
この曲は小ヒットでしたが、若手ブリティッシュロックグループが多くチャートに入っている中で大御所の登場は目立ちました。と、良いながらも、実は彼のことは、名前は知っていましたが、曲はこの曲が上がってきて初めて聴きました。
"Come Dancing"は最高位6位の大ヒットでした。
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あんまり記憶に (星船)
2019-06-27 22:52:26
太ったボンジョビさんこんばんは。
そうですか、この曲で不意を突いてしまいましたか^^
最高位28位でTop40にも5週のみでしたから、あんまり記憶には残らなかったかもしれませんね。
私は曲というよりも、元Trafficということで印象に強く残っていました。
「pay」は間違えました。直しておきます。ありがとうございました!この曲が来週木曜日の記事の最有力でしたが、どうしましょうか?
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Unknown (ローリングウエスト)
2019-06-28 05:54:19
この方よく知らないなあ・・と思ったら、往年の名バンド「トラフィック」のメンバーでしたか!そうなんですよ~、このバンドの名前は中学時代にML誌でよく登場して気になっていたのに全く聴かず中年になってしまいました。スティーブ・ウインウッドやデイブ・メイソンもいたのかと後で知ったRWです。この2人も殆ど嵌らずに来てしまったことを反省しトラフィック特集しなきゃと思いました。いいきっかけを頂き感謝です!
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Unknown (音時)
2019-06-28 09:06:05
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/19442612.html
こちらのビデオ、ひげのジムとグラサンかけたスティーヴと本人出演ですね。喧嘩しても仲直りするカップルを見て「これが愛なんだな」とアイコンタクトで確認する二人の男。恋愛の神様が現世で人の姿を借りて確認しあってる風景、なのかな(^-^)。ジムは肺がんで享年60歳でこの世にさよならをしてしまいました。早すぎますね。
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Unknown (太ったボンジョビ)
2019-06-28 20:58:05
あちゃー、身勝手な行動が思わぬ方向にー!
星船さんがまさか次回をクリスデバーで考えてられたとは…
さすがにこっちの曲は「無駄に熱い」と思っておりましたが、まさかのコンテンダーだったとは・・
すみません、できれば私が汚した以上、私としてはアナザーソングでお願いしたい気持ちがあります
特に木曜は何が出てくるか分からないのがこのブログの魅力だと思いまして
クリスデバーには4年間待ってもらいたく思います
何とぞよろしくお願いいたします
しかしこの曲、あとからの日本シングル「フェリーマン」というタイトルは何ともヒドイです
「涙のスリッピンアウェイ」くらいいい加減なタイトルではないでしょうか?

あとザツラブ聴きました、テンポが思っていたより早かったです
で、ときどきボワポワポワーがあったみたいなんで、うれしかったです
でもやっぱり記憶には残りにくいなあと思いました
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あやしい記憶 (hannah)
2019-06-28 21:24:59
星船さん、こんばんは。
♪Come Dancing♪は最高位6位でしたか。私の記憶もあやしいものですね。
あやしいついてに、J.Capaldiの名前は覚えていても、タイトルまでは覚えていませんでした。
Kinksの6位は彼らとしては大ヒットですが、2ndシングルの♪Don't Forget To Dance♪もTop20ヒットでしたね。
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トラフィック (星船)
2019-06-28 22:23:17
ローリングウエストさんこんばんは。
60年代の後半から活躍していた「トラフィック」、私ももちろん彼らが活躍中の時のことは知らないですし、その後もスティーブ・ウインウッドやデイブ・メイソンが所属していた凄いバンドだということは聞きましたが、実は曲は聞いたことがなかったです。
改めまして当時のグループの曲も聴いてみます。
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スティーブ・ウインウッドの曲 (星船)
2019-06-28 22:38:24
音時さんこんばんは。
このビデオ、主役じゃあなくって、主役の二人の友人でしょうか?見守っているのがJim CapaldiにSteve Winwoodなのですね。
この曲、もちろんボーカルは違いますが、曲調はまさにスティーブ・ウインウッドの曲ですよね。
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