ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1985年3月9日付 デイヴィッド・リー・ロス David Lee Roth-California girls

2021-03-07 20:41:15 | 1985年ビルボードTop40
1985年3月9日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位からアップしての1位はREO Speedwagonの"Can't Fight This Feeling"。REO Speedwagonですが、1980年、初めてのTop40ヒット"Keep on Loving You"が1位を記録する大ヒット、以来この曲で4曲目のTop40ヒットで、5位を記録した"Take It on the Run"以来の3曲目のTop5ヒットで2曲目のNo.1ヒットです。

3週間の1位からダウンして2位はWham! Featuring George Michael の"Careless Whisper"。Wham!ですが、初めてのTop40ヒット"Wake Me Up Before You Go-Go"が3週間連続の1位を獲得、2曲連続のNo.1獲得です。
3位は4位からアップ、Glenn Freyの"The Heat Is On"。映画「Beverly Hills Cop」のサントラ収録曲です。Glenn Freyですが、The EaglesでDon Henleyとともに、ボーカリスト、ソングライター、ギタリストとして活躍していました。ソロでは4曲目のTop40ヒットで初めてのTop3ヒットになりました。
4位は1週のみの3位から早くもダウン、David Lee Rothの"California Girls"。David Lee Rothですが、もちろんVan Halenのリードボーカリスト。その特徴ある声と歌い方で、曲を知らなくても彼の歌だとすぐにわかりますね。Van Halenでは"Jump"の1位がありますが、初めてのソロヒットが3位まで上がりました。
5位は18位からジャンプアップ、Madonnaの"Material Girl"。Madonnaですが、6週間の1位を記録した特大のヒット"Like a Virgin"に続くTop5ヒットになりました。この曲で5曲目のTop40ヒットで、"Like a Virgin"に最高位4位の"Lucky Star"を加え3曲目のTop5ヒットです。

この週3位からダウンしての4位はDavid Lee Rothの"California Girls"。最高位は3位。年間チャートは88位と最高3位のヒットでは低かったですが、彼のソロで初めてのヒットとなりました。

David Lee Rothですが、もちろん皆さんご存知ですよね、Van Halenのリードボーカリスト。その豪快な歌い方と特徴ある声で、Van Halenでは、Edward Van Halenのギターとともに、バンドの2枚看板でした。

Van Halenではオリジナルメンバーではないものの、ファーストアルバムを発表する前のバンド結成間もない1974年に加入、1978年のファーストアルバム『Van Halen』から、大ヒットした6枚目のアルバム『1984』までメインボーカルを務めます。もちろん初のNo.1"Jump"のボーカルもDavid Lee Roth、彼がいなければこの大ヒットもあり得なかったです。

そして1985年、まだバンドは脱退してはいませんでしたが、彼の初のソロEP盤『Crazy from the Heat』を発表、このEP盤には4曲収録されていますが、全曲が過去のカバーソングです。その中の1曲がこの"California Girls"です。残念ながら、このEP発表後にバンドを正式に脱退します。ただし、David Lee Rothの次のボーカルSammy Hagarがバンド脱退後、2000年代に入ってからバンドに再加入、今でもVan Halenで活躍中です。

"California Girls"ですが、この曲はThe Beach Boys の1965年のヒット曲。ビルボードでも3位まで上がりました。原曲とカバーソングが同じく3位を記録したヒットになりましたね。
曲の作者はBrian WilsonとMike Love、そう、両者ともThe Beach Boysで今も活躍しているオリジナルメンバーであります。

"California Girls"のDavid Lee Rothバージョンのプロデューサーは人気プロデューサーのTed Templeman。
バックボーカルにはThe Beach BoysのCarl Wilsonと、なんとChristopher Crossが参加しています。


今週 先週 song / artist
1 2 CAN'T FIGHT THIS FEELING / REO SPEEDWAGON
2 1 CARELESS WHISPER / WHAM! FEATURING GEORGE MICHAEL
3 4 THE HEAT IS ON / GLENN FREY
4 3 CALIFORNIA GIRLS / DAVID LEE ROTH
5 18 MATERIAL GIRL / MADONNA
6 15 TOO LATE FOR GOODBYES / JULIAN LENNON
7 6 NEUTRON DANCE / POINTER SISTERS
8 7 I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS / FOREIGNER
9 9 SUGAR WALLS / SHEENA EASTON
10 13 MISLED / KOOL & THE GANG
11 5 LOVERBOY / BILLY OCEAN
12 14 LOVERGIRL / TEENA MARIE
13 10 THE OLD MAN DOWN THE ROAD / JOHN FOGERTY
14 22 ONE MORE NIGHT / PHIL COLLINS
15 16 PRIVATE DANCER / TINA TURNER
16 8 EASY LOVER / PHILIP BAILEY & PHIL COLLINS
17 19 RELAX / FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD
18 20 ONLY THE YOUNG / JOURNEY
19 12 MR. TELEPHONE MAN / NEW EDITION
20 11 METHOD OF MODERN LOVE / DARYL HALL & JOHN OATES
21 23 SAVE A PRAYER / DURAN DURAN
22 25 HIGH ON YOU / SURVIVOR
23 24 NAUGHTY NAUGHTY / JOHN PARR
24 27 KEEPING THE FAITH / BILLY JOEL
25 28 JUST ANOTHER NIGHT / MICK JAGGER
26 17 SOLID / ASHFORD & SIMPSON
27 30 SOMEBODY / BRYAN ADAMS
28 33 NIGHT SHIFT / COMMODORES
29 39 I'M ON FIRE / BRUCE SPRINGSTEEN
30 21 JUNGLE LOVE / THE TIME
31 34 TURN UP THE RADIO / AUTOGRAPH
32 38 OBSESSION / ANIMOTION
33 37 TAKE ME WITH U / PRINCE & THE REVOLUTION
34 48 MISSING YOU / DIANA ROSS
35 41 THIS IS NOT AMERICA / DAVID BOWIE
36 42 WHY CAN'T I HAVE YOU / CARS
37 45 RHYTHM OF THE NIGHT / DEBARGE
38 40 THE BORDERLINES / JEFFREY OSBORNE
39 26 THE BOYS OF SUMMER / DON HENLEY
40 46 ALONG COMES A WOMAN / CHICAGO
コメント (26)
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