ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ドン・ヘンリー Don Henley - The Boys Of Summer(1985年の洋楽 Part7)

2021-02-18 23:21:04 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart7はDon Henleyの"The Boys Of Summer"。
最高位は2月9日付の1週だけですがTop5入りして5位を記録。年間チャートは53位。ソロで初めてのヒットで3位を記録した"Dirty Laundry"に次ぐヒットシングルになりました。

Don Henleyですが、もちろんThe Eaglesのドラム兼ボーカル。イーグルスの主要なヒット曲はドンとGlenn Freyの二人で書かれたものでした。言うまでもなく、ボーカリストとしても、ソングライターとしても素晴らしい名曲の数々を生み出した偉大なミュージシャンです。

1982年に解散を表明したイーグルス、その解散後に発表されたDon Henleyのソロアルバムが『I Can't Stand Still』。そのアルバムからのシングルヒットが前述の"Dirty Laundry"です。こちらをご覧ください→→→

そして1984年にリリースされたセカンドソロアルバムが『Building the Perfect Beast』で、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"The Boys Of Summer"です。
曲の作者はDon HenleyとMike Campbellの共作。Mike CampbellはTom Petty and the Heartbreakersのオリジナルメンバーでギターやシンセサイザーを担当しています。Tom Pettyが亡くなって活動を停止する2017年までずっとメンバーでした。

その"The Boys Of Summer"ですが、バックがなかなかすごいんです。そのMike Campbellの他にも、Danny Kortchmarに、Steve Porcaroの名前もあります。
このアルバム『Building the Perfect Beast』にはその他にもすごいミュージシャンたちが参加していますね。
J. D. Souther やWaddy Wachtelのウエストコースト系のミュージシャンに、David PaichやRandy Newman、Lindsey Buckingham の名前まであります。Don Henleyの交友関係の広さがよくわかります。

"Dirty Laundry"が「イーグルスの時の曲とは全く変わったな」と思ったのに比べ、この"The Boys Of Summer"は「やっぱりドン・ヘンリーだなぁ」と思わせる彼らしい曲でありました。


こちらは2000年に行われたツアーの時の動画です。ドン・ヘンリーはやっぱり歌がうまい。ライブでもスタジオ録音に負けない良い声で歌います。


こちらは2003年に最高位20位を記録したアメリカのインディーズロックグループThe Atarisのカバーバージョンです。
演奏はなかなかカッコいいですが、やっぱりボーカルはドン・ヘンリーじゃあなくっちゃいけませんね。
コメント (30)
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