有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

128 ロビーイングの実践でもある、厚生労働省での検討会

2006-04-07 20:01:33 | 身体障害者福祉
119の「Nothing Without us about us(私たち抜きに、私たちのことを語るな)で、厚生労働省での補助犬法検討会に、専門家や大学関係者だけの委員だけが出席し,当事者不在のままで、補助犬法についての改正を行われることに疑問を抱いている旨を書かせていただきました。
 
 数日して、厚生労働省から検討会で意見を述べたい団体や個人への申込書が育成団体等へ送られてきました。これで「全日本補助犬パートナーの会&全日本補助犬育成の会」のユーザーからも意見が述べられると思うと、なんとも、嬉しかったこと。とはいえ、たくさんの申請書の中から厚生労働省が選ばれるので、どこが意見を述べられるかはまだ未定です。
 
 全日本聴導犬(ヒアリングドッグ)育成協会協議会からも、すでに昨年中に、厚生労働大臣への要望書を提出させていただきました。多数の団体から各々の要望書や意見書が出されるでしょうが、一番期待されるのは、当事者である補助犬のユーザーさんや、育成団体が、社会や行政などに、意見を述べ、意志を伝える「ロビーイング」ができる存在に成長していくことでしょう。一緒にがんばりましょう。
 今年は、参加できずに、意見も検討委員に届かなくとも、個人的に、団体的に、自分は何を考えているのかを伝える方法、実践、時には失敗して、だんだんにロビーイングができる強い個人、団体に育っていくのではないかと、不安半分、興味深さ半分です。

 これから、ユーザーさんたちと育成団体が、共に意見を述べられる環境を創れるようなお手伝いをどんどんさせていただきたいと思っております。
 検討会は、4月17日です。はてさて、どこか、呼んでいただけるか・・・。