有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

123 ユーザーさんご宿泊

2006-03-31 20:07:37 | 聴覚障害福祉
↑えみちゃん、沖縄へ家族旅行の4月です。楽しんできてねーー。(写真はえみちゃん帰還後の大家(100年の家屋を移築した沖縄料理店)だそうです。風情、ありますね)

 今年は、1月から出ずっぱりの年で、ご招待をあちこちからいただける日が多く、恒例では1,2,3月はそれほど出張はないのですが、いやはや、すごかった。えみちゃんもお疲れでしたでしょう。母娘、美人3人で楽しんできてねぇっと。おみやげは、泡盛がいいかな。やっぱり。焼酎好きの私としてはね。でも、重いからお土産話でもいいかな。

 さて、今、聴導犬もりのユーザーご家族がご宿泊です。
 訓練も兼ねて昨日は、5時過ぎたか否かっていう、ラッシュタイムの東京を、京成線、山手線、中央線、中央高速バスに乗って、宮田に入りました。もり、すばらしく良い子でした。さすが。小学校3年のお子さんたちも、もりとご自身たちの荷物をキャリーバックにいれ、文句ひとつ言わずに一緒に新宿まで着ました。お子さん2人は、待っていた協会車で宮田へ。車中、ばくすいだったそうです。お疲れ様。

 次の日、伊那保健所の職員の佐藤さんのところにお礼にうかがいました。
 もりを、伊那保健所で捕獲し、佐藤さんが、良い性格なので(福)日本聴導犬協会に、お知らせしてくれました。
 余談ですが、そのときは、NHKさんのプロフェッショナルの取材もあったので、もりを選ぶところから、映像が残ってます。もりは、不思議な子で「選ぶ」とき「子犬の育成時期」「訓練」などをズームインスーパーさんが追ってくれました。こんなに記録が残っている子はめずらしい。
  
 話を戻しますが、佐藤さんにもりのお礼を申し上げなくてはと、ユーザーさんご家族と共に、伊那保健所に行きました。佐藤さんのご好意で、所長さんまで一緒にいてくださいました。ちょっとしたデモンストレーションをし、保健所の方のご支援で、もりのような子が障害をもたれる方のお役にたてることを、みなさまにお話いたいました。伊那保健所の推進で、今の(福)日本聴導犬協会があります。
 小林美智子所長が長崎県のシーボルト大学に教授として行かれてから、伊那保健所へもなかなかうかがえないのですが、久々に、保健所のお部屋を拝見して、あぁ、ここでクロちゃんが社会化していただいたり、ケンタ君の作業着を着た男の人嫌いを治していただいたり、と懐かしい思い出が湧き上がりました。
 ユーザーさんと共に、お礼に伺えたこと、とても幸せでした。ありがとうございます。ユーザーさんが、見送ってくださる佐藤さんに、
「もりちゃん、大事に育てます」
 と言って、くださいました。私も最高に、嬉しかったです。

 
 

122 歓迎! 明日からユーザーさんご宿泊

2006-03-28 23:22:20 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑理事会のために聴導犬みかんのユーザーさんがご宿泊くださいまして、明日からは、東京のもりちゃんのご家族がいらっしゃいます。ユーザーさんが、気軽に来てくださるのは、自慢です。
 
 ユーザーさんたちがいらしてくださると、アフターケアや医療相談もできるので、できるだけ来ていただけるようにしています。ご家族でお泊りいただくのに、快適なように清潔、楽しい、遠慮しない環境を整えています。
 とても私的なことなのですが、協会のスタッフが泊まり、ゲストルームがある棟のお風呂が大きく、1畳くらいの大きさです。覆いがぶせるフタを探すのに大変なくらい。その水量は膨大。貧乏所帯には、結構気になる量です。くわえて、追い炊きができないので、いちいちお湯を変えなくてはなりませんでしたが、「ゆっこ」という温度を上げる機械を入れたことで、いつでも気楽にお風呂に入っていただけるようになりました。良かった。良かった。
 
 滞在訓練中は、ボランティアの林さんにお願いして、ユーザーさんのお子さんが畑で作物を取らせていただいたり。近くの温泉には、よく行っていただきます。
 車で15分から30分の距離に、駒ヶ根市のこまくさの湯や、宮田村のこまゆきの湯、伊那市の見晴らしの湯。箕輪村の大芝の湯(家族風呂ありで、車椅子使用者の方も入れます)。そして、箕輪村の長田の湯(車椅子使用者の方も入れます)もあります。

 英国盲導犬協会に行ったときに、4週間の滞在訓練中に、視覚障害者の方をボーリングにお連れして、リフレッシュしていただいたり、楽しい時間をスタッフが作っていました。訓練だけでは、効率があがりません。やはり、気晴らしも必要なので、訓練も兼ねて、あちこち、長野観光の良いところを見ていただいています。

 さぁーーて。明日から、どこにお連れしよう。

121 ビタフレッシュで、洗眼中。

2006-03-27 21:12:09 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑スタッフのえみちゃんがあさってには、写真を撮るので、待っててくださいね。
 数いる協会犬の中で、タカちゃんは、スギ花粉のアレルギーです。しろ君は、植物アレルギーです。
 クロちゃんは、乳製品のアレルギーだったけど、現在緩和。
 アレルギーの元をストレスっておっしゃる方もいますが、アレルゲン検査で明らかなデータが出ているので、それも仕方ないことですよ。
 アロマでのマッサージや食べ物を超自然フードに変えたり、スタッフの努力は限りがありません。

 実は私もアレルギーでした。卵、乳製品、特定の植物と、ひどいアレルギーでした。それが、改善され、今は、何でも食べれます。
 でもスギ花粉だけはひどい。
 現在、ヒスタミンなどの薬は使わず、できるだけ洗眼と鼻洗いをしています。
それで、ひどい症状から脱皮し、投薬はしなくても平気になりました。

 なので、協会犬たちも、ヒスタミンもステロイドも使わず、お風呂とアロマと、納豆と洗眼で治療しています。どうですか? 写真のタカちゃん、上手に洗眼してますでしょ?


 

120 ミックス犬への偏見なのか、誤解なのか

2006-03-26 20:33:10 | とっても私的
↑トリビアの泉、結構楽しみに以前は、拝見しておりました。
 過日、MixDogさんから、トリビアの泉で、雑種犬を疎んじるような番組を創っているので、なんらかのレスを番組当てにしてはどうかという、メイルをいただきました。
 私自身は、その放送をじかに見ていないので、抗議のしようもないということをご説明した上で真偽を確かめるために、局に電話。
 局では、同じような抗議がきているとお話くださいましたが、同じような企画の放送はこれからも続くようです。
 
 もともと、狼から派生した400種あまりの犬種ですが、ケネルクラブ等で登録されなければ、どの犬種もミックス扱いになっている時期をもちます。
 能力としては、固体差と訓練の差、そして、犬種としてのDNAの差はあるにしろ、ミックスの能力が全般的に低いとは決していうことはできません。
 聴導犬がミックス犬が多いのは、世界的な傾向ですし、介助犬やサーチ犬でもミックスを遣う育成団体はあります。盲導犬でも、計画的なミックスを繁殖し、純血種特有の気質の緩和をした上で、育成しています。

 私にとってはミックスでも純血種でもマナーの良い、人間の心の通じる子が好きなので、ミックスか純血種かといった論争をしたいわけではありません。
 何を申し上げたいのかというと、事実を客観的に調査した上での番組創りならよろしいのですが、監修者の方の意見を鵜呑みにした場合は、リスクが高いという一般論です。テレビは、影響力の高い媒体です。犬関連の番組に限らず、ぜひ、信憑性の高い番組を放送していただくことが「やさしい日本創りの原点」につながると、信じております。
 
 Mix Dogさんのブログを個人的に応援しています。
 ご関心のある方は、http://mixdog.seesaa.net/をご訪問ください。
 

119 Nothing about us without us(自分たちのことは自分たちが決める)

2006-03-26 19:57:10 | 身体障害者福祉
↑補助犬法が施行されて3年目。法改正の年でもありますが、厚生労働省の検討会には、育成団体も補助犬ユーザーも意見が反映されない可能性が出ています。
 厚生労働省の他の委員会と同様、学識経験者や専門家と呼ばれる方だけの委員で構成され、現場や当事者である身体障害者の方や育成者の声はその場では聞いてはもらえないのです。

 DPI(身体障害者インターナショナル)も、支援費の改正で独自の運動を展開しています。それが「Nothing about us without us」になります。「自分たちのことは、自分たちが決める、私たちなしに、何も決めてほしくない」という内容です。
 支援費の改正検討会に、DPIのような身体障害者団体ではなく、学識経験者や専門家と呼ばれる福祉関係者しか、入れないような体制がありました。

 補助犬法に関しても、同伴拒否への罰則の有無はとても大事な検討課題ですが、そればかりに話題が集中する裏で、超党派の議連でのユーザーの声としては
「行政によって、育成団体を指定し、そこ以外からは、補助犬の貸与が難しい。身体障害者の自律としての選択権を認めてほしい」
 といった声や
「盲導犬、聴導犬、介助犬は各々異なるので、補助犬法という規定でくくらないで、各々障害に合わせた方の規定があってもいいのではないか」
それから、私もこの意見に賛成なのですが、
「補助犬法は犬がフォーカスされ、人権の扱いが希薄である。名前自体を変えるべきだ」との声もありました。

 本来は「身体障害者の差別撤廃法(アメリカではADA法。英国はADD法)」の中で、身体障害者の人権として認められるべき補助犬の同伴です。先進国の中で40カ国以上に、差別撤廃法が施行されています。日本は先進国の中でめずらしい存在で、国連でも、差別撤廃法の施行を即されたほどです。

 もちろん、ADA法のあるアメリカでも補助犬の同伴拒否がありますが、犬としての拒否というめくらまし的なものではなく、人権として訴えることができるので、それは大きな違いです。
 (福)日本聴導犬協会はDPIの主張と同様、補助犬法を差別撤廃法の中で訴えられるように、身体障害者の方々との協調、協働を図っていきたいと、今回の議連でのユーザーさんたちの声でさらに感じております。

118 東京コミュニケーション・アートさん見学

2006-03-23 16:06:50 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑写真は3年前のボニー先生の講義風景。
 2006年5月3日から7日までの、介助犬の創始者「ボニー・バーゲン博士」の「アカデミカル介助犬セミナー」の会場となる東京コミュニケーション・アート専門学校の会場を拝見してまいりました。
 バスケットコート並みの広さで、犬の足にもやさしいクッションの床でした。
 今回は、このセミナーは第3回目となります。
ボニー先生のすばらしい講義内容は、教育者としての情熱がガンガン伝わる場でもあります。こうやって、後進を育てていかれるんだなぁと。
 ボニー先生は、世界で初めて介助犬を考えた方でもあり、世界で初めて学位の取れる補助犬の教育機関を創られた方でもあります。
 まだまだ60代とお若いですが、ぜひ、多くの方に参加していただき、将来の補助犬の育成に関わっていただきたい願っております。

 

117 アニマル・プラザさんでの補助犬育成からのセミナー

2006-03-22 20:55:50 | 犬のしつけ&愛犬家
↑「子犬の幼稚園」を都内で運営していらっしゃるアニマルプラザさんの加藤社長からのご依頼で、訓練士の方たちに「補助犬育成」から一般ペット犬につかえるノウハウのセミナーをさせていただきました。

 補助犬訓練士向けに「(福)日本聴導犬協会の訓練のABC」があるので、それを基本に、仕事の流れを切って、補助犬にわかりやすく教えていく工程などのお話をしました。しん君、クロちゃんのデモンストレーションもご披露いたしました。
 補助犬の作業は、 ターゲッティング(指示する)→ブリッジング(目標と犬の行動をつなげる)→インテグレーション(全体を補助作業として統合する)といった訓練のプロセスをお話いたしました。
 アニマルプラザさんのスタッフさんはとても勉強家なので、私の話では目新しい内容があったのかどうか、ちょっと不安ですが、まぁ、生徒の方たちは、楽しんでくださったような感じです。

 このごろは、ペット犬訓練士やオーナーさん向けのセミナーをさせて頂く機会も増えました。
 4月には、アサヒカルチャーさんで、講演をさせていただきます。
 4月からは、国際コミュニケーション・アート専門学校さんでの講義もいただきました。また、4月からは、(福)日本聴導犬協会のPro-Dog(愛犬家)スクールが開催されます。一般の愛犬家向けです。全5回ですので、よろしかったら、ご参加ください。卒業生の中から適性のある方が、ペット犬のインストラクターとして、お手伝いをいただくようになります。
 マナーの良いペット犬が増えれば、補助犬も社会参加がしやすくなります。
 ペットオーナーさんのがんばりが、補助犬にも影響しています。

116 補助犬法に関する超党派議員の会にお招きいただきました

2006-03-18 21:41:51 | 身体障害者福祉
 身体障害者補助犬法が2002年に施行されてから、3年になります。法改正を目的に「補助犬法に関する超党派議員の会」が、ユーザーの方々からの要望や意見をお聞きする機会をいただきました。
 これまでは、ユーザーでも、特定の方だけが意見を述べることが可能でした。(福)日本聴導犬協会でも、議連に何回もお願いしましたが、傍聴さえさせていただけませんでした。取り上げられるユーザーさんの声に、濃淡があったことになりますね。でも、いろんな立場や意見があるのですから、広くユーザーさんを集めてほしいと、お願いし続けてきました。
 今回は、事務局長に社民党の阿部議員が就任され、広くユーザーさんの意見を取り上げていただくことができました。

 その結果、(福)日本聴導犬協会からも、お二人、聴導犬みかんのユーザーさんと、介助犬ゆめのユーザーさんにご参加いただきました。「全日本補助犬ユーザーの会&全日本補助犬育成の会」の副議長としての参加です。
 聴導犬みかんのユーザー岸本宗也様からは身体障害者の自立として「補助犬が自分に適しているのか、いないのか」「どこの育成団体から選ぶのか」「育成団体や補助犬を選ぶかどうかは、行政や医者などの誰かにお願いして決めてもらうのではなく、自分たちで選び、決めるのが本来の自立だ」との意見を発言してくださいました。

 ほとんどのユーザーさんの声としては、同伴拒否の店や場所への罰則についての要望が多かったのですが、そのほか、認定審査の不透明さや、育成団体と認定団体との訓練の考え方の違いで、ユーザーが一番被害をこうむるといった内容もあがりました。
 盲導犬使用者の会の会長の清水様からは、ハローアニマルで「盲導犬か仕事か」といった選択を迫られた例も挙がりました。
 まだまだ補助犬への認識がいきわたっていないのだなぁと思います。
 また、本来は、どこの育成団体からでも、補助犬を貸与してもらえるはずなのに、地域によって、特定の育成団体を指定し、そこからしか選べないようにする行政もあるので、議員の方たちに現状を調べてくださいという、要望もありました。
 ちなみに、長野県は盲導犬ユーザーさんの声で、どこからでも育成団体を選べることになっています。 

 詳しくは、スタッフの矢沢さんがノートテーキングが抜群なので、ご興味のある方はご連絡ください。後日、彼女が手書き文をコンピュータにうったものを、そのままお送りできますので、有馬もと、個人のメイルmoto@hearingdog.or.jpまでご連絡ください。議連に参加できたのは、念願達成なのですが、厚生労働省のヒアリングでは、学識経験者だけの参加だそうです。
 他の身体障害者福祉に関しても、学識経験者のみという検討委員会が多く、当事者や社会の批判を受けています。なんとか、この現状も変えられないのかと、考えています。


115 卒業旅行のディズニーシー

2006-03-14 13:39:42 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑「マジック・ショー」前での卒業生2組と先輩ペア・聴導犬かよちゃん&澤和ひかるさん。いやーーー。仕事人間の私には、とても刺激的な2度目のディズニーシーでした。
 
 ひとつショーを見るのに、1時間以上待つなんて・・・と、思ったのですが、そこで「はた」と、わかったのですが、ディズニーランドなどのアミューズメントパークは、1日で全部乗るつもりで行くのではなく、毎回「今回は、あれとあれ」のように、目標を持っていくものだと、知りました。

 朝の9時に待ち合わせし、なにゃかやとあり、障害者の方用の特別なゲートから入らせていただきました。3頭の補助犬たちも、ゲートから入ったとたんのディズニーミュージックの歓迎に、結構喜んでました。人がすごくて。キャラクターの着ぐるみさんが来るたびに、団体が前を駆け抜けるので、体高の低い補助犬たちは視野に入らないため、結構ヒヤヒヤしました。
 ユーザーさんたちにとっては、認定書の授与と、IDカードなどの使い方の初練習。乗り物や人ごみでの対処の仕方など、ディズニー・シーは実践的な練習になったのではないでしょうか。船で湾を渡り、対岸に行きました。このときも、優先ではないのですが、みなさんと同じ待ち時間を、列に並ぶのではなくカードを提示すれば、別のところで座って待てるシステムです。もちろん、乗船は車椅子用の出入り口からです。橋や火山などを船の低い視線から眺めるのも、楽しい。

 マジックショーは、ユーザーさんのお子さんのリクエスト。スタッフも遊びにあまり行かないので、ディズニーランド&シーの体験豊富な子供さんがナビゲーターです。1時間半待ちなので、アラビックな宮殿の中を散策。介助犬のゆめちゃんのおとうさんは、急にキャラクターのサル(きっと名前があるに違いないですが、)に抱きつかれてビックリ。車椅子を押していた私もビックリ。
 
 建物から湾岸に出ると、大道芸人の4人組さん。お顔はイスラム系の方っぽいので、風景とぴったり。ゴムのようにフニャフニャな身体の女性を持ち上げたり、おろしたり(これではわかりませんね。表現力がなくてすみません)。バランスの悪い缶や板をどんどん積み上げて、その上で曲芸とさっきの女性を上に抱き上げて逆立ちさせたりと、トリックなしのハラハラドキドキでした。曲芸の方は、3頭で観衆のに混じって一緒に眺めているもり、ゆめ、かよに、時々目を向けたり、笑顔を向けたり。してくださいました。補助犬たちにとっては、いい練習です。
 ショーを見る前に、係りの方に補助犬のトイレについてお聞きすると、園外のスタッフオンリーの出口から出て、3頭一緒のトイレタイム。その横で、係りの方が、人も入れそうな大きな茶色のビニールをひろげていらっしゃるので、
「ユーザーさんが、自分たちで処理できますので」
 というと、しまい始めたので、どうも、うんちを入れるためだったのではと、想像しています。

 ディズニーシー内、どこでも、障害者の方、補助犬に心配りの聞いた対応でありがたかったです。帰り際、湾全体を使ったショーが始まっていました。キャラクターがみんな船にのり、小型の水上バイクが湾内を走り回り、人型した巨大なバルーンに空気が入り、風で触れている姿は、本当に命があるもののようでした。
 水上バイクは走り回るだけではなく、5連のアメリカン・カイト(たこ)をひっぱって、走り始め「うーーーん。ここまで楽しませるか・・」と、ディズニーシーのあれでもか、これでもかに、ホントに感嘆しました。やっぱり、世界的になるものは、サービス精神が違いますね。

 そして、長野に帰ってきました。
 今度は、平日に行きたいなと。次の卒業生は、どこが卒業旅行になるのかな。長野の温泉もいいかもしれないと、思っています。毎年、1度は、ユーザーさんたちと、あちこちに行きます。(福)日本聴導犬協会ファミリーなので。
  
 対岸についたなり、時間を見るとすでに11時半だったので、昼食を早くにいただきましょうと、湾の見えるメキシカン・レストランのテラスで食事をいただきました。

 
 

114 愛犬家大歓迎! 介助犬の創始者ボニーバーゲン博士講演会

2006-03-09 18:41:36 | 身体障害者福祉
↑ボニー・バーゲン博士は、介助犬を世界で初めて考え、訓練された方です。
 トルコで海外ボランティアとして教師をしているときに、ロバが身体の不自由な方の歩行の補助をしているのを見られたそうです。ロバができるなら、犬なら身体障害者のお手伝いがもっとできるにちがいないと、介助犬の訓練を始めたのが、1975年。教育者でもあり、訓練士でもあることから、犬の訓練ではあっても教育ということに、深く根ざした育成方法を取られています。当時は、彼女のアイディアを「クレージー」と公言する、訓練士も多かったと聞きます。何かを始めるとき、いつも、そういった方がいるものです。
 介助犬の訓練が成功してから31年。これまでに5000頭以上の介助犬が、肢体身体障害者の方とともに生活し、生きるエネルギーを運んできたことになります。

 2001年に、偶然、バーゲン博士と国際アシスタンスドッグ協会のアメリカでの総会でお目にかかってから、今年で、3回目の講演会をお願いさせていただくことになります。参加者には、リピーターも多いのは、バーゲン博士のお人柄ゆえなのです。

 講義内容は、アカデミカルな介助犬の訓練方法と実践のほかに「子犬の社会化の重要性」と「少年院での介助犬プログラム」も講演していただけます。
詳しくは、http://www.hearingdog.or.jp/event-0503bb.htmlに、以下の情報と申込み用紙が入っています。 

主催:社会福祉法人 日本聴導犬協会

世界で初めて「介助犬」を考えた 第3回 ボニー・バーゲン教育学博士
2006年5月3日(水)~7日(日) 連休5日間トレーナーズ・セッション

★動物行動学と教育学を取り入れた、
ボニー・バーゲン博士の実践アカデミカル介助犬トレーニング
1:子犬からの社会化の重要性
2:少年院での介助犬育成プログラム
3:アカデミカル介助犬訓練の実践
    4:人と犬との性格から診る正しいマッチング方法
5:犬の進化:文字や図を認識する犬たち
(※しつけの良い愛犬のみ同伴可)


ボニー・バーゲン博士 略歴:「世界で初めて介助犬を考えた」ボニー・バーゲン博士は、介助犬訓練だけでなく、教育学の分野でも、偉大な取り組みを行なっていることで、各国から注目されている方です。世界最大のCanine Companion for Independence(略してCCI)の創設者であり、介助犬訓練の創始者になります。国際アシスタンス・ドッグ協会の第1代会長を務め、現在介助犬の育成者を育てる、Assistance Dogs Institute(略してADI)の学長として、米国はもとより、欧州やアジアの学生を受け入れ、世界にその種子を育んでいます。アカデミックな分野での動物行動学と教育学を組み合わせたADIの訓練方法は、ユーザーからの満足感でも、定評を得ております。
また、犯罪を犯した青少年施設の更生カリキュラムと、介助犬の育成や障害者の方々との出会いを組み合わせ、すばらしい成果を上げております。アメリカのメディアでも高い評価を得、特に人気キャスター「オペラ」のショーからは、全米から集まった募金により、奨学金として莫大な助成を得ました。これらの活動から、現在各国からの取材や研修を受けておりますが、日本でも、民放のほか、2003年1月26日NHK・BS1「ウィークエンドスペシャル」でも取り上げられました。
ボニー・バーゲン博士アカデミカル介助犬セミナーに参加された方々から、再度の来日へのご依頼を多く頂き、2006年5月連休(5月3日(水)~7日(日)の5日間)を利用した、介助犬育成のための実践トレーニングセミナーを開催することになりました。

主 催:
社会福祉法人 日本聴導犬協会

日 時:
2006年5月3日(水・祝)~7日(日)
●3日~6日までの4日間・・・午前10:00~17:00まで
●7日のみ・・・午前10:00~13:00まで
(※5月6日(土)・・・参加者との懇親会「バーゲン博士との居酒屋で討論会」会費5千円)

会 場:
東京コミュニケーションアート専門学校 第二校舎 
(東京都江戸川区中葛西5-13-4)
対象者:
補助犬育成関係者、補助犬ユーザー、獣医師、動物看護師、教育関係者および一般愛犬家、学生など、その他・ご興味のある方。

レクチャー費用:
●愛犬同伴参加者・・・7万円
●人のみ参加者・・・6万円
※Pro-Dog Clubメンバー1割引
●日本聴導犬協会サポーター、B.B博士セミナー再参加者、
  学生、補助犬ユーザー・・・5万円
(日数に関係なくレクチャー費用は一律になります。交代で参加されるケースも可能です)

募集定員:
60名まで (定員になり次第、締め切らせていただきます)

その他:
しつけの良い愛犬は、同伴可になります。(事前審査があります)
攻撃性や吠え、トイレのしつけができていない等、審査の上、同伴をお断りすることがあります。(※JAHAのCAPP犬で高レベルの資格等をお持ちでしたら、なお良いです)
アカデミックな知識に裏打ちされた新しい介助犬育成方法の講義と、実践を交互に行ないます。

参加申込方法:
専用の申込書にご記入いただき、FAXまたは郵送にてご返送ください。
●申込書(PDFファイル75KB) ●申込書(Word形式ファイル50KB)

※愛犬の同伴を希望される方には、申込書を受取り後、後日、審査書類「オーナー診断による犬性格評価表」をお送り致します。


お問い合わせ先:
社会福祉法人 日本聴導犬協会
E-mail:yazawa@hearingdog.or.jp
FAX専用:0265-85-5088 TEL:0265-85-461