有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

534 宮田村・本部の「元気いっぱい訓練センター」屋根、つきました

2008-05-31 22:13:02 | 身体障害者福祉
 写真は、屋根のついた(福)日本聴導犬協会本部です。
 日本初の完全バリアフリー聴導犬&介助犬訓練施設となります。すでに10月から介助犬ユーザーさんの訓練。11月からは聴導犬ユーザーさんの訓練が始まります。
 このお2人が認定に合格されれば、2008年度の認定補助犬数は5名となります。
建築1年目で第1次目標を達成できることになります。
 みなさま、本当に、ありがとうございます。ありがとうございますを100万回。
 
 さて、施設進行状況を謹んでご報告をさせていただきます。
 長野県の宮田村に工事中の「元気いっぱい聴導犬・介助犬訓練センター」の屋根がつきました。
 6月4日が、棟上式です。板に通常は施主の名前を書いて、天板の上に上げる?? そうですが、施主だけでなく、これまで貢献したスタッフと、たか、くろ、なななどの名前も書いて神様に奉納させていただくことにしました。
 工事をしてくださっているスワテックさんの現場監督さんが、犬の名前を書いてもいいものかどうか、調べてくださいまして、OKが出たので、書かせていただきます。

 あまりにたくさんで、文字が小さくなって、写経のような状態にならないといいなぁと。一生に一度のことなので、ね。
  
 でも、まだ1000万円足りません。施設建設というのは、本当に大変な事業なんですね。うーーーん。とはいえ、うれしいです。

533 東京事務所で「補助犬相談室」を毎月行います。

2008-05-31 21:59:03 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 昨年まで国民生活センターで行わせていただいていた「補助犬相談室」を、東京で再開いたします。
 実は、ご支援者のおかげで活動の第2の拠点として東京事務所を設けることができました。ありがとうございます。まだ支部ではなく、事務所程度です。

 事務所開設は2008年2月。ソーシャライザーさんと集まってくださった方々で、持ち寄りのお料理で、ささやかな事務所開きをしました。うれしかったのは、お赤飯が3人の方からいただけたことです。本当にお祝いという感じでした。
 念願の東京事務所です。33坪ほどの小さな事務所ですが、これからは、滞在訓練にも使われることになります。すでに、7月から事前訓練に使われます。

 東京での定期的な「補助犬相談室」として、7月20日。8月10日。9月28日。10月5日を予定しています。事前予約が必要ですが、よろしかったら、協会犬に会いにいらしてください。

 参加には、資料代を含め、参加費用はお一人500円になりますのでよろしくお願い申し上げます。

532 祝い! 第5回 補助犬認定試験で聴導犬2頭が認定&OCAさんに感謝

2008-05-31 21:48:36 | 補助犬&聴導犬&介助犬
写真は、日本で初めての「タンデム聴導犬」しん君。ご主人との認定は2007年11月。奥様との認定試験は2008年5月27日になりました。おめでとうございます。 

第5回 補助犬認定試験で聴導犬2頭が認定されました。2頭は、(福)日本聴導犬協会所属犬です。
  パートナーとなるお二人は、有馬が講師をさせていただいているOCA(大阪コミュニケーションアート専門学校)で、学生さんの授業に参加され滞在訓練前から訓練を重ねていらっしゃいました。学生さんにとっては、パートナーの方とはなかなか出会えないので、お話をしたり、一緒に訓練をしたり、指導を受けたりすることで、補助犬のゴールをまじかに見られるすばらしい機会になります。
 この授業参加のおかげで滞在訓練の際に、大幅に訓練が短縮され習得状況でした。
 ご自身の候補犬と合同訓練を始められる前に、他の犬であっても犬とのコミュニケーションのとり方やリードの持ち方、歩行の仕方などを多少とも学ばれるだけで、ご自身の候補犬と訓練を始められたときには、まったく自信が違います。
 犬は人の自信を読むので、合同訓練初期から訓練の成果が異なります。
 OCAのみなさまには、本当に感謝しております。ありがとうございます。
 謹んでご報告申し上げます。

 この事前訓練を東京では、東京事務所でも行うことになりました。
 ちなみに、東京事務所の「補助犬相談室」(オープンディ)も7月20日。8月10日。9月28日。10月5日となります。よろしかったら、いらしてください。詳しくは、inf@hearingdog.or.jpまでお問い合わせください。

531  ARKさんでの社会化授業

2008-05-22 23:54:14 | 捨て犬&動物保護
 写真のだいクン、ARKさんから着ました。初めての方に怖がるのですが、信じられるハンドラー(綱をもつ人)といれば、どんな場所でもOKというタイプ。今は、社会化のために協会から東京へ。どんなに変身できるか、楽しみです。
 
 5月19日 ARKさんに行かせていただきました。ご依頼があった社会化のお話しのためです。遅刻してしまいましたこと、すみません。

 お話しでは、特に社会化と訓練の違いについて、お話いたしました。
 ハンドラーが細かなコレクション(正しい行動に治す)を入れるのは、社会化ではなく、訓練。本性やその子の弱点を見つけるためには、ハンドラーが無意識の状態で何が起こるかを見ないとならないといったお話しです。

 怖がる部分や問題行動を出させてから、では、どう直すかを考えるってことですか。ARKのスタッフのみなさま、つたないお話しをご拝聴いただきまして、ありがとうございました。
 また、食いたおれ太郎のところに行きましょうね。楽しみです。

530 第5回 認定試験に聴導犬ユーザー3名の方が受験

2008-05-22 23:45:55 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 写真は、いこちゃん。今回の受験生です。 

 第5回 身体障害者補助犬認定試験に3名の方が受験されます。
 補助犬法の施行から現在までに、日本聴導犬協会では、所属認定聴導犬が5頭、介助犬3頭となりました。今回の、認定試験に聴導犬ユーザーさん3名が受験されます。

 結果は・・・。ガンバレーーー。

 そのほか、年内に、聴導犬1頭と介助犬1頭の貸与が行われる予定です。
 


 

526 5月5日の 電力総連(松本)のふれあいフェスタ   

2008-05-22 23:27:26 | 聴覚障害福祉
 電力総連さまの恒例のイベント「ふれあいフェスタ」で、補助犬育成へのご支援をいただきました。当日は、あきちゃんとせんちゃんのデモをさせていただきました。
  
 ボランティアのKさま、Sさまにもご協力いただき、愛犬家の方への「芸犬」に育てる意欲を高めていただきました。後で考えると、ちょっとだけでも体験談をお話ししていただけばよかったと・・・。すみません。気付かなくて。

 お力添えの賜で、すてきな広報の場を頂戴できました。
 いつもありがとうございます。

525 再来週は、ARKさんで社会化の授業をさせていただきます

2008-05-05 19:48:51 | 犬のしつけ&愛犬家
 大阪の動物保護団体であるARKのエリザベス・オリバーさんとは、イギリスに留学した1995年からのお付き合いをさせていただいております。というと、かれこれ8年目になります。エリザベスさんに感謝!
 とはいえ、イギリスでエリザベスさんに会ったときには、まさか、自分で聴導犬・介助犬という補助犬を育成するなんて。まさか、エリザベスさんの団体との交流がこんなにできるなんて。と、つくづく奇縁を感じております。
 (福)日本聴導犬協会の創設以来、ARKさんからは、たくさんのお力添えをいただいているARKさんです。
 
 ご依頼で、社会化の授業をつたない私ですが、させていただきます。もちろん、ARKさんには、すばらしい経験と知識の構築がありますが、いろいろな方法も試されるのもいいですよね。

 写真はそのためのひとつ。棒が怖い子のための治し方です。初めは、チーズペーストを塗ったような棒をころがしておき、食べ物=チーズと認知させます。
 その後に信頼関係ができたスタッフに、棒でフードを与えてもらいます。
恐怖心の緩和度を見て、段階を踏みながら、フードを塗りつけた棒を振り下ろすようなポーズにならすところまでもっていきます。

  (福)日本聴導犬協会は捨て犬だった子で、怖い思いをした子も多いので、恐怖心を治す社会化を行っていますので、お役に立てればうれしいです。