ユーザーさんが決まるまでの間、介助犬デモンストレーションをしている「でんちゃん」、急速に大人化し、小学校や各地での講演会に同行しいています。ゴールデンドゥドルという、スタンダードプードルとゴールデンリトリバーの計画的な繁殖で誕生した犬種ですが、有馬が英国留学していた20年以上も前から、英国では盲導犬などに検討していた犬種です。
ご家族での参加人数が400名ちかいとお聞きしました。班に分けて、(福)日本聴導犬協会の聴導犬・介助犬の部屋に来てくださいました。人数が揃われると、介助犬プチデモンストレーション、聴導犬プチデモンストレーションをさせていただきます。小さいお子さんばかりの時には、デモンストレーションではなく、ふれあいをさせていただきました。
⇔協会スポンサーとして、候補犬つぐちゃんのコートにお名前を入れさせていただきます
(福)日本聴導犬協会にとりましては、「犬が好き。犬は賢い。犬は怖くない」と、小さなころから記憶していただける良い機会にもなりました。
聴導犬のかるちゃんも一緒に行きましたが、でん君の人気はすごく、子供たちはでん君から目を離さないほどの人気ぶりでした。
でんちゃん、やさしくて、賢い。その上、自信のある犬に育ちました。協会に関わってくださるみなさまのおかげです。
この18年間、年2回発送してきた(福)日本聴導犬協会協会新聞の26号が、期日に発送できました。
途中、今年は発送できないかと心配になりましたが、みなさまのお力添えで25日の夜には準備ができ、
26日朝に郵便局さんにお渡しできました。総勢30名ほどの方にお手伝いをいただけました。
今年は「全国聴導犬キャラバン」で全国にうかがいましたので、従来よりもたくさんの広範囲の方に、新聞を発送できました。
ひとつひとつの新聞に、心をこめて、お送りさせていただけました。
お手伝いに来てくださいました、みなさま。うれしかったです。ありがとうございました。
21日からの新聞発送作業。文章をボランティアさんや新家族、スタッフのみなさまにご依頼し、編集、デザイン後に印刷⇒折り⇒重ね⇒発送用にさらに折って⇒テープ貼り⇒地域ごとに分けて⇒郵便局の集配が、26日目標です。
21日から、おかげさまで総数27名様+20頭(は自由きまま)にお手伝いをいただけました。
明日は、ひさびさに松下ママ(最古参のお一人)も来てくださるとのことで、うれしいです。
暑中お見舞いとか、年賀状をお出ししているような、関係者の方々の年2回の顔合わせをさせていただいているような。なんとも、楽しい作業です。
26日まで、作業は、まだまだ続きますが。
発送できると、すがすがしい、のです。
プロミス様から社名を換えられ、SMBCコンシューマーファイナンスに。ご支援は、6年ほどになります。
おしゃれで、わかりやすいCMもステキです。
自社ビルも、丸の内から歌舞伎座のすぐ裏に。25日は、ファミリーディにお招きいただけました。
でんちゃん、だいすけ君。かるちゃん。人好きな子を同行していきます。
ボランティアさんの石川様もご一緒です。
今年最後のデモンストレーションなので、帰りは、銀座をでんちゃんたちとブラブラと帰ってきましょう。
年2回発送の(福)日本聴導犬協会新聞も、26号目を迎えます。
じょじょに、希望者さんも増え、候補犬も各地の動物愛護センター、愛護団体等のご協力で増えています。
思い返すと、良い年でした。おかげさまで、たくさんの「ありがとうございます」を申し上げた2013年。(福)日本聴導犬協会の所属犬もスタッフも、幸せな月日のご報告を、(福)日本聴導犬協会新聞でさせていただけます。
日本郵便株式会社 平成25年度「年賀寄附分配金」では、旭川から北九州まで行かせていただきました。
なかなか会えないユーザーさんたちとも、ゆったりとした時間を過ごさせていただきました。
↑キャラバンで活躍しました。聴導犬あいちゃん
再来年・2015年10月は創設20周年となります。
1996年の創設時から英国聴導犬協会には多大なご恩をいただき、現在アソシエーションにさせていただいております。英国聴導犬協会のCEOもお招きし、ささやかですが2015年9月に20周年記念式典をさせていただく予定です。
これまでの18年間では公私にわたり、多くの尊敬できるみなさまに巡り合えました。
今年は、悲しいことにわずか1週間をおいて、お二方のかけがえのない先輩を失いました。
2年後の式典にお招きし、感謝を申し上げるはずでした。助成財団センター元専務理事の堀内生太郎様と芦屋ハーモニーライオンズクラブの大川瑜美子元会長のお二方です。
お二方には、協会の理事、評議員をしていただきました。
紆余曲折の18年間では試案のたびに、ご迷惑を重々承知の上でご相談にあがると、
堀内様からは「NPOだからね。これまでの常識ではなく、信じる方向でやればいいですよ」
大川様からは「ええんやない。大丈夫。大丈夫」
いつも、後押しを頂くばかりでした。犬たちには「誉める」訓練を強調しておりますが、スタッフや日本聴導犬・介助犬訓練士学院生には、なかなか誉めたり、その考えを「忠告なし」に後押しすることはできません。お二方からはお叱りもご注意も受けたことがありません。経験豊かなお二方にすれば「歯がゆく、素人っぽく、時には堪忍のない」私どもでしたでしょう。それでも、あたたかな目でお言葉で励ましてくださいました。
お二方やご支援者様へのご恩返しに、(福)日本聴導犬協会は何ができるのでしょう。
ユーザーさんの幸せと、協会犬のイキイキとしたヤリガイのある犬生。社会に貢献できる役割を担えるスタッフの熱意ある献身。地味ではありますが、地に足をつけた、でもエネルギーにあふれた活動のご報告をさせていただけることだと考えております。
2014年1月からユーザーさんの自宅訓練から始まり、4名の方の認定が行われる予定です。候補犬も5頭がユーザー待ちです。候補犬を選ばせていただく動物愛護センターなども青森から沖縄まで10ヶ所になりました。
みなさまのご支援と励ましで、社会での価値ある活動ができます。今後とも、
みなさまからのご支援と応援を継続いただけますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。
ユーザーさんのご家庭の事情で、協会に預かっている「元聴導犬まつ君」。(福)日本聴導犬協会の主治医である柴内先生による6時間にわたる手術を経て、赤坂動物に長く入院していました。
←手術後は、笑顔が増えました面倒をみてもらっている子犬軍団。寝顔はかわいい
ひ臓の部分は腫瘍はありましたが、悪性ではなく、首の部分にできた大きな腫瘍は、残念ながら、悪性でした。現在、漢方薬を飲ませながら、術後観察をしています。
ユーザーさん宅では、静かな、のんびりした生活でしたが、協会では他の仲間たちと常に一緒です。特に、今は、生後5~6カ月の幼犬たちと一緒なので、落ち着けないかな? とも思ったのですが、なんと、保父として忙しい毎日を過ごしています。↓ やんちゃな「さくらこ」に説教? まつおじさん
子犬たちが限度なく、遊んでいれば、中にわって入ったり、ガウガウとうるさく注意をしています。子犬たちも、小言のおおい「まつおじさん」のはずなのに、別部屋からまつ君が戻ってくると、よろこんで競って口をなめに行きます。「パパ、ボクたちのご飯は?」みたいな。
まつ君はというと、子犬たちの教育的指導をするたびに、胸をはり、肩をいからせて、スタッフの方に戻ってきます。 どうも、自分の担当!! と思っているらしい。
なにはともあれ、ユーザーさんと別れて、寂しい。悲しいまつ君ではなく、新しい役割を見付けて、キラキラしているまつ君を見て、ホッとしています。
残る命を、少しでも輝かせて。なんとなく、協会犬全部で、願っているような気がします。
日本聴導犬・介助犬訓練士学院便り 第5期入学生 前田来仁子(くにこ)
日本聴導犬・介助犬訓練士学院(以下:『学院』)は通常2月入学のところ、仕事の引継ぎや引っ越しもあり4月から始まった学院生活も早9ヶ月。27年間勤めた看護師を辞め、学院で勉強させていただくことを決めたのは50歳になった時。ずいぶんと遅いスタートでした。
子供の頃から動物好きで、将来は動物と関われる仕事がしたいと思いました。中学生の頃、盲導犬を知り、ぼんやりと“盲導犬の訓練士っていいなあ”と思いながら看護師として過ごしてきました。そのまま定年まで勤め上げる道はもちろんありましたが、残りの10年間を動物とも関われる仕事に挑戦したいと強く思いました。「学びたいと思う気持ちにトシは関係ない」と、学べる場所を探すと、『学院』では第二の人生「ライフワーク」として中高年の入学生も積極的に募集していました。ただ、戸惑ったのは、これまで住環境の理由で犬を飼った経験のない私が「犬舎を持たない」という協会の方針で「24時間、犬との生活」でした。ちょっと気を抜くと、何かをしでかす子犬たちのやんちゃぶりにも。
でも、最近あるボランティアさんが「犬への接し方に余裕が出てきたね」と言ってくださいました。自分では気がつきませんでしたが、毎日の世話や日々犬たちに接する日課や訓練で協会が目標とする「自然体(肩の力を抜いて)で行う」訓練ができたようです。
『学院』の指導とともに、ボランティアさんやご支援者様など協会に関わる多くの方々、そして協会犬たちに私自身が育てられていると実感できる日々です。協会の訓練は「脳の活性化」を目標として聴導犬や介助犬訓練に「遊び」を組込んだユニークなカリキュラムです。そのユニークさが高く評価され、協会の国際支援として国立屏東科技大学付設「工作犬訓練学校」への訓練協力や権威ある同大学獣医学部での講義のための有馬会長の招台となり、私も同行させていただきました。
国内外の様々なイベントにも同行し、幅広い知識と技術を学ばせていただいています。「1時間目○○」「2時間目○○」という、普通の学校のようなカリキュラムではない毎日に、当初は戸惑うことばかりでしが、充実した日々はあっという間に過ぎ、学院生としての生活もあと3ヶ月となりました。新しい知識を覚えたり慣れるのに時間がかかり、熟練のスピードは遅いですが、卒業までの期間を大切にしたいと思います。特例で1月からは半分学院生、半分スタッフとなれました。これからもよろしくお願いいたします。
協会で聴導犬・介助犬にならなかった犬の新家族になっていただきました東京のO様。画家さんです。
犬の社会化を目的とした’チャリティ 仮装クリスマスパーティ’に、ご参加くださいました。
仮装コンテストの審査員でもあります。上位3位までしか付けられないとのことでしたが、やはり芸術家。こだわりがあり、有馬のビアジョッキ姿は、無位でした・・・。
「とても楽しかった」とおっしゃってくださいましたが、素敵な絵手紙をくださいました。 ステキ過ぎて、協会の家宝になりそうです。
協会犬は、犬ベッドや人ベッド、毛布の敷いてあるクレートもあるのに、人が歩く、床暖房の床にみんなでゴロゴロ。スタッフは、ツイッターみたいに足場を探し探し、歩いてます。今日も平和です。