有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

571 県立 広島大学での講演会

2009-01-19 19:03:58 | 聴覚障害福祉
 県立広島大学の言語聴覚士の学生さん向けの講演会をさせていただきました。築14年というすばらしいキャンパスでした。担当は、あきちゃん、新人・かるちゃん、クロ姉さんの3頭。聴導犬を、聴覚障がい福祉と認めてくださったゆえのご講演依頼と、感謝申し上げております。とても熱心にご拝聴いただけましたこと、うれしかったです。

 英国では、日本よりも1年遅れてスタートしたにもかかわらず、1団体から1350頭を輩出しています。そのかげには、英国には、ヒアリング・セラピストの存在が大きく、孤独感や精神的な相談のみでなく、生活面での補助としての助言として聴導犬を薦めていることから、貸与に拍車がかかったと、言われています。
 今回の言語聴覚士のみなさまにも、ぜひ、社会に出たら、聴導犬普及にお力添えをいただきたいと、お願いいたしました。
 お一人でも多くの補助犬への理解者がいらっしゃることで、育成に拍車がかかると、信じております。
 

570 タカ、再入院

2009-01-19 18:49:41 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 常日頃、講演会などで、ペットロスの方とのお話が一番、恐怖でした。
 自分がその立場に立ったら、どうなるのか、想像にあまりある恐ろしさです。

 タカちゃんが、年末に甲状腺ガンと診断され、年始まで泣きくれてましたが、泣いているよりも、どうタカちゃんのQOLを保つかに、今は専念しています。急に、このごろ、タカちゃんは、私がいないと探し回るようになったことで、老体を思いやって、ここ1年、留守番役が多かったのですが、できるだけ講演会などに同行することにしました。
 1週間の関西方面での遠征にも同行。ほとんど、支部での休息でしたが、2日間だけ、学生さんたちの訓練を受けたり、講演会でのみなさまに触られたりと、本来のタカのいきがい・やりがいを満たしているようでした。
 寒い日に、芦屋浜で遊ばせたのが悪かったのか、長野への帰りになって、急にのどからほほにかけて腫れあがりました。同行のスタッフには本当に申し訳なかったのですが(本当にすみません)、東京まで560キロを走っていただいて、タカちゃんの再入院となりました。今、腫れが静まるのを待っている状態です。

 遠征中も、途中、途中で休ませていたのですが、やはり体力的に無理だったのかなぁと、反省していますが、能力の高い、人に賞賛されるのが大好きなタカちゃんが、満足できる毎日にするためには、どうしたらいいのか・・・。
 毎日、私と一緒にいることだけで満足するタカではないので・・。悩・・・。

569 1月6日 NHKペット相談で放送いただきました

2009-01-10 19:51:12 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 1月6日朝、NHKのペット相談でご紹介をいただきました。
 ありがとうございます。

 実は、見られませんでした・・・。見たかった・・・です。

568 明日は、表参道のパピークラス

2009-01-10 18:39:55 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 残念ながら、私はお留守番なのですが、明日は、恒例のパピークラス。毎年、雪の降るかもしれない(宮田では雪は年1,2回しか降りません)1,2,3月は、ソーシャライザーさんの安全を優先して、東京でのパピークラスになります。
 明日は、表参道をぶらぶらして、その後でカフェでお茶&軽食(さいふの都合により)になります。いつも行っているカフェなので、団体の犬連れが急にきても「犬用の水です」「いつもいい子ですね」と、歓迎してくれます。

 パピークラスは、犬のためのクラスというよりは、ソーシャライザーの方にどのように社会化していただくかを学んでいただくクラスです。
 どんどんあちこちにつれていっていただきますが、怖がったり、行動の変化にしたがって、対処をしていただきます。その方法のご教授ですが、このごろは、お教えすることもあまりなく、上手な子育てをしてくださっています。ありがたい。
 (福)日本聴導犬協会付属 日本聴導犬・介助犬訓練士学院が2月にスタートしますが、学院生にも子犬選び、子犬育て、社会化をしていただきます。
 育てていただける子犬が増えれば、増えるほど、訓練頭数がアップします。
 さぁ、がんばらなくては。

567 年末からおおみそかまで、泣き暮らしてました。

2009-01-07 15:54:44 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 (福)日本聴導犬協会の自慢は、協会犬の健康度です。
 毎年1回から2回のドッグドッグ(犬の全身健康検査)。
 アロマ・マッサージに整体。フードには、フコイダン、セザミンE、海草少々、ヨーグルト。老犬にはプロポリスやロイヤルゼリーなど、協会なりには、相当配慮した健康管理をとっていたのに、代表犬タカに甲状腺がんが見つかりました。
 期待では18歳以上生きてもらいたい。
 介護もしたい。
 死ぬ前に「ありがとう。幸せだったよ」と言ってもらいたいなど、希望はいくつもあったのに、よりによって、甲状腺がんというめずらしいガンになるなって・・・。

 のどの下の腫れに気づいたのは、私で、呼吸が時折荒いのも相談していたのですが、脂肪腫が多かったせいで、気づかれなかったのかもしれません。食い気が人一倍のタカが食べなくなり、特に呼吸が苦しい状況に、取るものもとりあえず東京へ。
 ガンの宣告に、3日間泣きに泣き。痛くて、目が開けられませんでした。
 
 タカの入退院を3度くりかえし、12月19日から26日までで、3度東京往復をスタッフにしてもらいました。
 おかげさまで、現在は、小康状態です。呼吸も楽になりました。
 食欲もあります。

 初めは、「ガン」という名称に、心底、狼狽してしまい、通常の冷静な判断を失いまいた。タカは、聞き分けのよい子でいつも留守番が多く、不憫な思いをさせてきただけに、早くに気づかなかったことが申し訳なくて。申し訳なくて。泣きました。どれほど、私がタカに頼ってきたか、改めて気づきました。
  これからどのくらい、一緒にいられるかわかりませんが、タカとの時間を大事に。大事にしていきたいと思っています。
 こうやって、治療に専念できるのも、ご支援者のみなさまからのお力添えの賜物です。ありがとうございます。