有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

589 きずなちゃんからありがとう

2009-04-29 21:28:07 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 愛知県動物保護管理センター様から譲渡いただきました
 ラブリーきずなちゃんです。

587 愛知県動物保護管理センター様から「きずな」と「じゃむ」ちゃん来ました。

2009-04-29 20:50:57 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 お世話になっている愛知県動物保護管理センター様から、ラブリー「きずな(白と茶)」ちゃんと、ラブリー「じゃむ(白)」ちゃんを譲渡いただきました。写真は、センターからの車の中。ぐっすりのラブリーじゃむちゃんと、ちょっと疑わしい目のラブリーきずなちゃん。
 ちなみに、きずなちゃんは、KDDI様の命名。じゃむちゃんは、JAM甲信様のお名前をいただきました。ご支援者様のお名前を頂戴するのが、(福)日本聴導犬協会の候補犬たちです。

 愛知県のセンターなので、その「愛」から、どの子にも「ラブリー」がつきます。
 1頭目は長野県ハローアニマル様からの「ハロー(ハロー・アニマル様からの子はすべてハローがつきます)じん」君なので、本年度、3頭目の子です。目標は、10頭。(福)日本聴導犬協会付属 日本聴導犬・介助犬訓練士学院の学生さんも5名で5頭を育てるので、他のソーシャライザーさんにもお願いして、今年は10頭の候補犬を選ぶ予定です。5月はARKさんに行きます。
 
 この日は、NCA(名古屋 コミュニケーションアート専門学校)の学生さんたちと一緒に施設の視察もさせていただきました。私たちも初めての視察になりました。いつもは、譲渡いただく子犬としか会うことなく帰りますが、この日は、殺処分になる子や、飼い主さんを待ち続ける子など、悲しい犬たちに会うことになりました。NCAの学生さんたちにとって、とてもショッキングな場面もあるとは予想したのですが、犬たちからたくさんの恩恵をもらっている私たちは、その裏で、人間の身勝手で不幸な運命にある子たちのこともきちんち理解しなくてはならないと考えました。私の講義時間を、愛知県動物保護管理センター様への視察として同行していただきました。殺処分の工程も教えていただき、機械も拝見させていただきました。
 
 センターの職員のみなさまの心の痛さを感じるとともに、どの犬へも、みなさんが愛情深く向き合っていらっしゃることが、心に刻まれました。

 幸せにも、保護された子たちの中には、センターのチェックを受けた上で、訪問犬や再度、里親に行く子もいます。その気質チェックの方法も教えていただきました。
勉強になりました。(福)日本聴導犬協会が聴導犬や介助犬を育てられるのも、保護センターのみなさまからのご協力があってこそです。本当にありがとうございます。
 

586 高遠の桜 2

2009-04-16 14:53:41 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 なぜか、私だけ映っているのですが、背景にある高遠の桜が、美しい。

 そういえば、高遠は全国的に有名な桜の名所。こんなに身近にいけるのは、幸せかも。道中でも、川沿いの桜がきれいでした。今回は、スタッフと学院生、ご案内のK様と、10名(犬は、ロッキー、くろ、しろ、むつ、つき、さちゃん、だい君、あきちゃん・8頭)でしたが、来年は、ソーシャライザーさんたちの1泊お泊りパピークラスとして、30名+協会犬(20頭くらい)の団体で行きたいです。みなさまのご迷惑にならないように、訓練をしっかりとしてからですが。

585  母校 エジンバラ大学からの通信 と宮田の春

2009-04-16 14:23:17 | とっても私的
  写真は、協会犬たちの目が光って妖怪のようですが、高遠の花見に(福)日本聴導犬協会付属 日本聴導犬・介助犬訓練士学院の学院生と行ってまいりました。
 
 母校(修士を取らせていただきました)が英国のエジンバラ大学大学院の社会科学でした。社会学部に属しています。学んだことが、今は、とても役立っているように感じます。
 社会学では、人間の行動や問題、環境問題まで幅広く学びますが、ユニークだったのが、修士論文の教授だったジョンの「Body(死体)」についてでした。よく、内容は覚えていないのですが、ユニークだったことだけが印象に残っています。
 半年に一度、エジンバラ大学から卒業生向けに大学の通信が送られてきます。
 もう、15年以上前のになるのに、通信を見るたびに、エジンバラの春の風を思い出します。
 
 (福)日本聴導犬協会付属 日本聴導犬・介助犬訓練士学院 の学院生にとっても、宮田の風が、一生の良い思い出になるように、スタッフもできるだけのカリキュラムを組みたいと願っております。写真は、夕方、人が少ないときに、ボランティアのKさんのご案内で、隠れ道を通って、行きましたよ。犬連れなので、訓練もかねているので、桜(ちなみに こひがん桜)だけを堪能することはできなかったのですが、でも、すてきな高遠でした。桜アイス&ソフトクリームがおいしかったです。

584 第14回 Pro-Dog Schoolとは・・学院生 Mさんのレポートより

2009-04-16 14:21:44 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 写真は、Pro-Dog Schoolを開催する「ふるさとの丘」(駒ヶ根市)からの眺望。場所は、中央アルプスと対峙しています。4月とはいえ、雪をかぶった駒ケ岳が美しいです。

 毎年恒例で行われている愛犬家の方たちのためのしつけセミナー
「第14回 Pro-Dog School」も3回目を迎えました。今年は、21組の方が参加。リピーターの方が多いのも、うれしい限りです。

 有馬もと副学院長と、インストラクターの方たちによる愛犬家のみなさまへの指導方法がユニークでした。インストラクターさんたちも、Pro-Dog  Schoolの卒業生さんたちです。今、10名ちかい方が、お手伝いをしてくださっています。うれしいですね。では、Pro-Dog Schoolについて。ちなみに、中級は5月17日から始まります。

Pro-Dog 内容

1. 呼び戻し・・3回離します。呼び戻すたびに、首輪を持って、ご褒美。すぐに遊んでおいでといって、放し、また呼び戻して、3回目に戻ってきたときに、ご褒美を上げてからリードをつけます。

2. S字歩行・・白っぽい犬と黒っぽい犬を分ける。S字歩行。自分の犬は座らせる、ステイさせておく。犬もなじみのある色(母犬や兄弟犬)を好む傾向があります。なので、親しみのない色の子に馴れさせるように、色分けします。良かったら、ご褒美をあげる。

3. 座れ 伏せ 待て 伏せしたワンちゃんの周りを3回まわり、最後にまたいで終わり。このときは、ノーリードでも、ほとんどの子が大丈夫。

●アドバイス)お座り・伏せできない子 お尻のほうにまわられるのがイヤだったりするので、おしりを撫でながら、撫でているんだよ~というのを知らせながらやる。Good!

●アドバイス)伏せのできない子:飼い主さんが地面に足を伸ばしてすわる。ひざ部分を少し立て、トンネルを作り、ご褒美で誘導して、トンネル部分に入ったら、ひざを少し下にしながら、ワンちゃんが伏せのポーズになったら、「伏せ」といいながらご褒美をあげます。よく褒める。Good!!!

●アドバイス)命令を嫌がる子には、ご褒美のグレードを変える。伏せしたら、Down Down Downと教える。

●アドバイス)吠え続ける2頭のワンちゃん
 有馬副学長が、ハンドラーさんを代えてしまいました。そしたら、静かになりました。~ハンドラーを変えることで、犬本来の性格を引き出す。~
  リードはへその緒と同じ。リードを持っている方の強さを借りて、気が強くなる子もいます。それが、飼い主さんでなくなると、もともとの気質が出ます。この2頭のワンちゃんは本来は、気の小さなこわがりさん。
 飼い主さんに、そのことを知っていただき、これまでの甘やかしていた態度を変えてもらうために、ワンちゃんを変えました。
 
●フリーラン・・リードを放して遊ばせる
   Step1 大きいワンちゃんを放して、3回 呼ぶ戻し。
   その間、小さいワンちゃんはネットの外で、歩行。飼い主は手を振って歩く。
   *注:フリーで遊ばせる間、飼い主さんは自分のワンちゃんが嫌がるようなら
      守ってあげてください。
   *注:呼んでも来ないワンちゃんには、飼い主以外の方がちょっと脅かして、
      驚いたときに「●●ちゃん」っと、飼い主が呼ぶと、戻る確立が高くな
      ります。

8. 呼び戻し・・鉄則。最後の1回! では、来たら、いっぱい褒める♪そして、いいご褒美♪


♪最後に・・・
 リードをもっている人の気持ちが伝わる。緊張も伝わる。
 作業を一緒にするのが、犬のいい訓練。カフェにも入れるようになる。

★ポイント★
☆ 犬自体も望んでいることがある。<犬の願望>
 たとえば、グレイハウンドやサルーキは50キロのスピードで走りたい!
 でも、人間は時速2キロくらい
☆ 良い犬のマナーを見せることが補助犬のアピールにつながる。
☆ 飼い主 ハンドラーを代えることで、犬本来の性格 が出ました!
*方法:
ハンドラーに戻した ⇒ 今度は、吠えワンちゃんのリードも放しました 
                   ↑
ハンドラーとリードでつながっている場合は、飼い主の力がワンちゃんに入る。そのため、ノーリードにすると、やはり、本当の性格が出る。

馴化・・ヒトがはじめて飼ったのがオオカミと言われる。ローレンツ。
狼の「馴化」→ ヒトが牛を飼い、羊を飼い、馬を飼うようになった。牧畜=定住の始まり⇒ 人間の文明をつくるほどの成果であった。
☆ 人 犬 両方の世界でマナーが良くなること。

☆ 本能的な満足を得たい。エネルギーレベルの高い順に離す。エネルギーレベルの高い子が、発散した段階で、徐徐に放す。たとえば、10の子の中に4の子。エネルギーレベルが違いすぎてケガをしてしまう。ワンちゃんの大きさも大小のエリア分けることにより、エネルギーが同じくらいなので、ケガをしないだろうということでやっている。最終的には、同じエリアに大小を入れていきたい。

☆ 黒くない子。見慣れているというのがあるので、黒同士は仲良くなる。

☆ ただ、楽しみを知ってしまうと今まで知らないでハッピーだった子が、それ(犬同士の遊びとか)がないことに不満を持つようになる子もいる。一人っ子でいることがHAPPYな子もいる!?

☆ 飼い主と犬との力関係。犬が悪いのではなく、飼い主がどれだけ悪いか自覚してもらう。Pro-Dogの訓練により、良くなっている。

★ 父の手を舐める。父は帰宅すると、抱っこをして頬ずりをする。ダックスちゃんは家長身分。ご夫婦に命令を聞かせている。
*対策:
 父はダックスちゃんがかわいいとのことなので、抱っこをせがむと、抱っこして頬ずりしてきたのを、逆に、おおいかぶさって頬ずりをする。マウントと同じ。
 他の犬に吠えるときも、吠えたらスーッと離れる。吠えたらスーッと離れる、を繰り返す。⇒ ハンドラーによって、本来の性格は弱いのに、ハンドラーがいると強気である。それと切り離したい。たとえば、つきちゃん。今、悪い面が出ている。本来の性格が現れる。

☆人間も捕食動物・・食べ物が出ると我を忘れるしワンちゃんのことも忘れる。人間でもある。食べ物が来ると、興奮する。

☆人間は、飼い主が失敗をしないと覚えないので、はじめに言わない。

私たち学生の仕事・・・絶対事故を起こさないこと。インストラクターの方への慰労。有馬副学長のそばで何をしているのかを見る。


日本聴導犬・介助犬訓練士学院 一期生 meg

583 准訓練士資格をめざして 日本聴導犬・介助犬訓練士学院

2009-04-10 23:53:38 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 ※写真は、お昼のビュッフェ。スタッフと学院生のお持ちよりです。

 (福)日本聴導犬協会付属 日本聴導犬・介助犬訓練士学院を開校して2ヶ月が過ぎました。学院生のみなさま、睡眠時間をおしんでのレポート提出、とても大変そうです。
 ご高名な講師陣による、充実したカリキュラムですが、初めての内容ばかりで、同席するスタッフも「高度な内容ですね・・・」と。
 その旨、学院生ブログもありますので、ぜひ、ご訪問ください。
http://blog.goo.ne.jp/kunrensi-gakusei/
 4月発送の(福)日本聴導犬協会新聞の号外にも学院生ニュースが載ります。

 今年の入学試験は、6月、10月、12月の3回行われる予定です。
 1年半、ユーザーのハッピーのお手伝いをめざして。
 アカデミカルな授業、実践的な訓練を学びます。海外研修もあります。写真は、NYでのルーさんの団体での海外研修(2007年)。くわしくは、http://www.hozyokengakuin.jp/へ。担当は、訓練主任の矢澤さんです。

582  訓練士の 高遠の夜桜見物はトレーニング

2009-04-10 23:32:37 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 (福)日本聴導犬協会付属 日本聴導犬・介助犬訓練士学院の学院生さんと夜桜&訓練に行ってまいりました。候補の犬たちも7頭も一緒です。もちろん、人&犬の訓練のためです。

 入場券や、やきそばひとつ買うにも、しっかりマナー良く。
 犬も、お花見の雰囲気で興奮気味になるので、結構大変。それも、絆のない人間がリードを持てば、なおさらです。

 通常の囲われた場所での訓練だけでなく、必要によってはパチンコ屋さんや居酒屋さんにも行きます。前にカラオケに行きましたが、同行した候補犬たちが、まったくの平常心なので、必要性がないとわかり、それからは利用していません。
 将来、ユーザーとなる方たちが行くであろう場所での社会化が必要なのですが、せっかく、7年ぶりくらいに行った、高遠の桜(全国の中でも桜の名所)も楽しむことなく、たこ焼きと、お好み焼き、焼き鳥をバクバクと食べて、かえってきました。

 ただ、協会犬たちは、結構、心地よい疲れのようです。よかった。よかった。

 

581 愛犬に、癌サーチ プチ訓練と糖尿病低血糖時のアラート犬の プチ訓練

2009-04-07 18:12:18 | 犬のしつけ&愛犬家
 5月連休 特別愛犬家向けセミナーに、光栄なことに、クレア・ゲストが来日講演をしてくれます。
 これは、(福)日本聴導犬協会が、毎年恒例で「愛犬連れでのゴールデウィーク愛犬家セミナー」を実施しておりますが、2009年度は、自分の愛犬に癌サーチや糖尿病の低血糖時を教える訓練方法など、短い時間でほんの数日ですが、実践的に指導してもらえます。

 癌サーチも、糖尿病の低血糖時の予測犬は、世界的にみても最先端のドッグトレーニングになります。

 クレアという、すばらしい科学者であり、訓練士からじかに学べるのは、めったにない、光栄で、誇らしいことでしょう。みなさま、どうぞ、ふるってご参加ください。
 ちなみに、伊那、宮田、駒ヶ根で愛犬連れで泊まれるところが少なく、何人かの方はテントを(福)日本聴導犬協会の敷地内にはられるそうです。バーベキューも5日にやるので、それも、ありでしょうか????  体は大丈夫??  なのかしら。 

580 第14回 愛犬家のための Pro-Dog Schoolがスタート

2009-04-06 21:55:36 | 犬のしつけ&愛犬家
 写真は、Pro-D0g Clubでのラフティングボート。3年前の写真です。

 地元への社会貢献として発足したPro-Dog Schoolが1997年にスタートしました。
 社会福祉事業を担っているジャパン聴導犬協会(現在の(福)日本聴導犬協会)の知識とサービスを、お世話になっている地元のみなさまへの恩返しとして始まりました。
 ところが、初めてみると、愛犬家のみなさまから教わることや、さまざまな犬種たちから学ぶことが多く、私たち訓練士にとっては、すばらしい勉強の場ともなりました。
 
 スタートから14回目。今回も、20組以上のご家族が参加されています。
 気質チェックをした上で、フリーにして遊ばせることで、犬の社会性と、さまざまな飼い主さんたちからご褒美やなぜてもらえることでの人への社会性も学ぶ場です。

 初回の最後には、駒ヶ根市のアーケードをドッグ・ウォークいたします。
 その後、すぐに中級も始まります。
 その中から、次のインストラクターとなる方がいらして、また次の参加者にご教授していただき、どんどん、愛犬家の輪が広がっていくことを目標にしております。
  すでに、実技がスタートしていますが、ご関心のある方は、(福)日本聴導犬協会へご連絡くださいね。