世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

疏食を飯らい、水を飲み

2007-05-29 10:03:17 | てんこの論語
子曰く、疏食を飯らい、水を飲み、肱を曲げてこれを枕とす。楽しみまたその中に在り。不義にして富みかつ貴きは、われにおいて浮雲のごとし。【論語・述而】

先生はおっしゃった、雑炊を食べ、水を飲み、肱を枕に眠る。こんなつましい暮らしの中にも、楽しいことはある。正しくないことをして、お金持ちになったり地位を得たりすることは、わたしにとって、はかない浮雲のようなものだ。

前のブログでもやっていた論語のシリーズ、こちらでも時々やっていきたいと思います。

貧乏なことでは、わたしも非常に自信があるほうです。子供四人もいれば、服を買うのも大変、一着400円だとか500円だとかのTシャツを、ワゴンセールであさってます。子供の服だけでも大変なので、自分の服買うとき、罪悪感感じちゃいますよ。靴はいつも1足千円のやつ。でも先日思い切って、2千円のを買いました。冒険したって感じました。なんてことだ。

貧乏自慢も苦しいので、ほんとはもうちょっとお金持ちにはなりたいと思ってます♪ 正直なとこはね。

でも孔先生の言うとおり、こんなびんぼ暮らしでも楽しいことはあるので。一個しかないデジカメくんを大事に、写真を撮るのも楽しいです。素人写真ですが、きれいに撮れるのでうれしい。

詩を書くのも絵を描くのもすきです。体調から今、絵は休止してますけど、詩はいくつでもできる。歌を詠む楽しみもある。みんなみんな楽しい。なんで楽しいかというと、これらのことはみんな、わたしがやっているから。ほんとうのわたしを、楽しんでいるから。自分にうそはついていないから。

自分にうそをついて、お金をもうけたり、派手なステータスを得ても、ぜんぜん楽しくない。刺激的な遊びや、高価な品物を手に入れたり、美しい異性と遊ぶことができたり、いろいろなことはできるんでしょうけど、そんなのみんな楽しくない。

だってうそは、はかないんだもの。何もないの。楽しいことなんて何もないのに、楽しいんだって無理やり思うために、あらゆる努力をしなくてはならないのです。

わたしは、わたしの、ほんとうに好きなことをやりたい。青空の下で、本当の幸福に、笑っていたい。
美しいんだ。何もかも。あふれるほどの幸福に満ちているんだ。ただわたしが、ここにいる。それだけで。

それが本当の世界。
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