
No,53
運慶?、「矜羯羅童子像」、12世紀日本、鎌倉美術。
今回は仏教美術から採用した。これはおそらく運慶作の逸品である。
愛らしい鼻、小さな瞳、ふくよかな丸い顔。少年の顔だが、まなざしは強く澄んで激しく光っている。美しい。
人類の進化度は今、15歳程度の少年期だが、魂の世界の真実から見ると、解脱を済ませた人類は、ちょうどこのような感じになるやつが多い。
どうだ。小さいが、かなり痛い、いいやつだろう。こいつは何でもやるのだ。まだまだ未完成のひよっこだが、さまざまに面白いことをやっている。見事に、きついことをやっている。若いながらも、強い秩序感覚でおのれを律している。
人間はこの像に、嘘の皮を脱いだ人間本来の姿を見ることができる。人間の本当の美とは、こういうものなのだ。
運慶?、「矜羯羅童子像」、12世紀日本、鎌倉美術。
今回は仏教美術から採用した。これはおそらく運慶作の逸品である。
愛らしい鼻、小さな瞳、ふくよかな丸い顔。少年の顔だが、まなざしは強く澄んで激しく光っている。美しい。
人類の進化度は今、15歳程度の少年期だが、魂の世界の真実から見ると、解脱を済ませた人類は、ちょうどこのような感じになるやつが多い。
どうだ。小さいが、かなり痛い、いいやつだろう。こいつは何でもやるのだ。まだまだ未完成のひよっこだが、さまざまに面白いことをやっている。見事に、きついことをやっている。若いながらも、強い秩序感覚でおのれを律している。
人間はこの像に、嘘の皮を脱いだ人間本来の姿を見ることができる。人間の本当の美とは、こういうものなのだ。