日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

女子木幾

2016-04-22 22:47:45 | 旅日記
三日見ぬ間の桜かな、ましてや五日も経てばなおさらというところ、幸いにして桜前線は北東北で踏みとどまりました。明日から満を持して花見の旅を再開します。
咲いてから散るまで一週間の駆け足だった信州会津に対し、弘前では満開までが一週間という筋書き通りの経過をたどっています。今から出発すれば、満開から散り際の最盛期に重なるという理想的な展開です。結果論ではありますが、一旦切り上げ様子をうかがうことにしたのは正解だったようです。
特筆すべきは、滞在中も連日好天が予想されていることです。三年前には、最盛期を見計らって乗り込んだにもかかわらず、天候が全く噛み合わず、あえなく時間切れで一時撤退という結果に終わりました。しかも、こちらが帰った途端に晴れ、中三日で復帰するとまたも雨という、こちらをあざ笑うかのような展開が続きました。最後の最後でようやく晴れ、華麗な花吹雪で有終の美を飾ったわけなのですが、満開かつ好天という状況は結局一度も出現しなかったわけです。再び巡ってきた好機を目前にして否応なしに高揚する一方、またも空振りするかという一抹の不安も拭い去れず、ともかく早く乗り込みたいというのが本音ではあります。
それでは弘前へ急行するかというとさにあらず。初日はあえて盛岡止まりとします。主題である花見もさることながら、桜前線を追って北上する過程も楽しみのうちだと常々申してきました。それだけに、高速道でひたすら先を急ぐより、去年ほぼ素通りで終わってしまった宮城と岩手にも寄っておきたいという考えがあります。まずは仙台まで直行し、半日滞在してから盛岡に移動して泊まり、翌日一日かけて弘前に移動し、夜桜見物から始めるというのが現時点の構想です。ただし、週明けの天候次第では、盛岡から弘前まで高速道を一気に飛ばし、日曜のうちに一周しておくことも検討します。
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