日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

紙一重

2016-04-01 22:37:19 | 旅日記
天候には多くを期待していなかったところが、目覚めたときには朝日が昇っていました。昼前には曇ったものの、事実上行きがけしか使えない平日ならばこれで十分でした。花見日和が実質昨日の一日限りで終わることも覚悟していただけに、それが二日になったのは非常に大きいものがあります。
そこまではよかったのですが、午後からは様相が一変しました。日が陰っただけでなく空気も入れ替わったか、日毎に上がってきた気温が下がりました。さらには夜半からと聞いた雨が早々と降り出しました。それも本降りの雨です。明日のことを考えると自転車と機材を置き去りにもできず、やむなく強行突破したとはいえ、重い機材をたすき掛けにして、その上から雨合羽を羽織っての帰り道はかなりの難儀でした。当然夜桜見物どころではなく、夜の部に関しては惨敗です。まあ、今朝に限らず予報よりも上振れする局面が続いてきた以上、全体を通じてみれば勝ちではあるのですが。
再び肌寒くなったとはいえ、ここまで来れば開花の勢いは止まりようがなく、遅咲きの木も五分、七分を過ぎて満開に至ろうとする情勢です。それとともに、早咲きの木では少しずつ花びらが散っていました。今夜の雨がさらに桜を散らすのでしょう。花盛りと散り際は紙一重と、改めて実感した一日です。
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