日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 23:44:33 | 東北
帰宅しましたorz
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 21:00:42 | 東北
九時を回ったところでお待ちかねの晩酌の時間がやってきました。発車から時間をおいたのは、先ほどの「田沢食堂」から間を置いて腹ごなししたのが一つです。もう一つの理由は流れる車窓を眺めつつ呑んだ方が当然ながら楽しいからで、そうすると口開けは必然的に盛岡を出てからということになります。前回は仙台の手前から始めて大宮の手前まで、一時間半ほどのゆったりした晩酌でした。「あけぼの」のことはしばし忘れて大名旅行を満喫します。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 20:49:50 | 東北
「スーパーこまち」を併結して盛岡を発車。かつての長距離列車の機関車交換にも似たこの小休止がよいと以前申しましたが、ただ切り離して発車するときよりも、停止位置で何度か止まって連結するときの方が俄然高揚感はあります。しかしそんなとき、「あけぼの」の長岡での機関車交換を思い浮かべてしまう自分がいます。あきらめの悪い人間です(苦笑)
過ぎたことはともかくとして、3月のダイヤ改正から最終の「はやて」に取って代わった「はやぶさ」が只者ではありません。新青森から東京までのダイヤを「はやて」の頃と比べると、3分遅く出て4分早く着くだけ、つまり7分しか違わないというのに、盛岡を出るときの加速感が明らかに違いました。最高時速320kmの車窓はどのように映るのでしょうか。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 19:35:40 | 東北
最終の新幹線で帰路につきます。今回は昨年末に続きグランクラスを奢りました。もちろん、いつでもこんな贅沢ができるわけではありません。昨年の秋から続く旅の暮らしの集大成というべき今回の長旅で、一区切りついた機会に奮発しようと思い立った次第です。不必要なほど豪勢なシートに腰掛け、折り詰めを肴に東北の地酒をあおれば、最後を飾るにはふさわしいというものでしょう。そんな大名旅行も、寝台列車で帰るという旅情の前には少々かすんでしまうのが残念ではありますが、今更比較しても仕方のないことです。年に一度あるかどうかの機会を楽しみたいと思います。

★新青森1936/はやぶさ20(3020B)/2304東京
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 18:49:01 | 東北
只今浪岡で運転停車し「あけぼの」と交換。ここで私は重大な失敗を犯していることに気付きました。そうです、この列車で帰ればよかったということですorz
津軽から列車で帰るというと、自分の中では「三連休パス」の三日目に最終の新幹線で帰るという経路が完全に定着していて、今の今まであけぼのの「あ」の字も浮かびませんでした。しかし、今回は当日中に帰る必要などなく、明日の朝に着いても全く問題なかったのですから、ここはどう考えても「あけぼの」に乗るべき状況でした。弘前で天候が噛み合わなかったのは全くもって運の良し悪しなのに対して、こちらは完全に自分自身の失策です。新幹線などいつでも乗れるというのに、寝台列車で帰るというまたとない機会を逃してしまったのは、痛恨の極みとしかいいようがありません。
今後あるかどうかは未知数ながら、もし津軽から一時帰京をするような機会があったとすれば、今度こそ「あけぼの」に乗ります。その頃まで列車が残っていればの話ですが…
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 18:32:30 | 東北
発車10分前という絶妙な頃合いで弘前駅に到着。マイカーから列車に乗り換え一時帰京の途につきます。ここまでの移動距離は約1340kmで、弘前に着いてからの三日間は、いずれも一日わずか20kmという少ない移動距離でした。
花見に明け暮れた日々が、明日から平凡な日常に戻るといわれても、いまだ実感は湧かないというのが本音です。しかし、暖かくなると見込んで上着は車内に置いてきました。東京駅で列車を降りれば、都会の空気の暖かさで我に返るのかもしれません。

行きがけの車窓から眺めた仙台平野と違い、津軽平野の田圃に水はありません。会津でも田植えをするのは連休明けだといいますから当然でしょう。四日後に引き返すとき、車窓に広がる水田に季節の移り変わりを実感することになりそうです。
車窓の左後方には見送るかのように岩木山が佇み、山の裾野は見事な茜色に染まっています。この時間まで滞在できれば、禅林広場であの岩木山が見られたかと思うと惜しまれます。夜桜の消灯と同時に止んだ昨夜の雨といい、掌を返したように明日から晴れる天気予報といい、津軽の天気はあと少し早ければ、遅ければの繰り返しでしたorz

★弘前1831/リゾートしらかみ5(8635D)/1913新青森
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 18:00:34 | 東北
足かけ四日にわたる弘前滞在を一旦切り上げ駅へ向かいます。外濠沿いの道が渋滞していなければ、ここを通って名残を惜しむのがよさそうです。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 17:42:04 | B級グルメ
結局束の間の日差しはぬか喜びに終わり、ほどなくして一様な厚い雲が夕日と岩木山を遮って、すぐには晴れそうにもなくなってしまいました。ここが潮時と見て少し早めに切り上げ、復路の移動に備えて腹ごしらえを済ませます。馬鹿の一つ覚えながら、渡りに船の田沢食堂が近くにあるため、ここを弘前での滞在の中〆とします。
既にラーメン、チャーハン、カレーを試したため、今回は五目焼そばを注文。五目といっても中華料理とは別物で、ソース焼きそばに炒め野菜、キクラゲ、豚肉、輪切りのゆで玉子を具材として使ったものです。黒石の中太平打ち麺とは対照的な細い縮れ麺にはもちもちした食感があり、中華そばの麺とは違う焼そば専用かもしれません。そばつゆの風味が香る中華そば、まったりした舌触りのカレーライス、そしてもちもちした食感の焼そばと、どれをとっても個性があり、なおかつ安くておいしい品々は秀逸というほかなく、時間を問わずお客が引きも切らない理由が納得できる名店です。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 17:25:04 | 東北
禅林広場に着きました。期待通りに桜の木々が夕日を浴びています。昨日一昨日訪ねたときはまばらに思えた花も、日差しを浴びると俄然絵になります。雲の多さからして日が差すのは束の間だとしても、この雲の形が刻一刻と変わるのを眺めていれば、一瞬たりとも退屈することはないでしょう。ぎりぎりの時間まで粘りたいと思います。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 16:55:02 | 東北
ようやく動きが。岩木山の方角から次第に日が差してきました。中腹まで雲をかぶっているのは同じでも、どこまでも平板だった先ほどまでの雲と、陰影のある今の雲では大違いです。今から公園へ戻っても時間的には中途半端なので、後ろ髪を引かれつつも禅林広場へ直行し、ここで夕日を眺めることにします。六時前に出れば列車には間に合うため、実質小一時間の持ち時間はとれそうです。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 16:14:10 | 東北
昨日回りきれなかった場所を中心に二時間少々見物して、只今車内に戻りました。残念ながら三時頃から空がますます暗くなり、雨が降らないことを除けば一昨日とほぼ同じ条件になってしまったため、西濠周辺以外は撮影抜きで素通りしただけに終わりました。帰りの列車までには大分時間があるとはいえ、この空の下で花見をしても、もし晴れていればと意味のない仮想を繰り返すのが必至だったため、あえて早めに切り上げた次第です。
昼頃の陰影のある曇り空に対して、現在の空は一様にどんよりと曇っており、岩木山も中腹までこの雲に覆われて、頭上に大きな天井ができているかのように見えます。これでは当然ながら夕景も全く様にはなりません。このまま終われば、今日の収穫は禅林広場と西濠のみ、それも会心とまでは行かない程度のものにとどまりそうです。
唯一の好材料は、この天井が西の方で途切れ、彼方に青空が広がっていることです。あの空があと一時間内外でこちらへ移動してくれば、見事な夕景で最後を飾れるかもしれません。花見を切り上げた時点では、一風呂浴びて時間をつぶすつもりでいたはずが、時間が経つにつれて青空が迫ってくるような感触はあるため、一縷の望みをかけ車内でしばらく待機します。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 15:03:45 | 東北
西濠と蓮池を隔てる一段高い土手から桜のトンネルを見下ろします。土手沿いの桜はまだ開きかけで、蕾ばかりの枝も珍しくありません。それこそ無数にある園内のソメイヨシノの中でも、一番遅咲きなのはここでしょう。これなら週末に舞い戻った頃が花盛りではないでしょうか。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 14:11:32 | 東北
左岸を北から南へ歩いた後は、桜のトンネルを逆方向へ歩きます。木が低く、歩道の幅も狭く、片側が民家の軒先、片側が西濠になる左岸に対して、こちらでは木が立派で歩道も広く、片側は西濠、片側は土手になります。つまり、桜のトンネルの方が眺めはよいということです。当然ながらより賑わうのもこちらで、この現象は遠目に見て五分咲きという状況でも変わりませんでした。
しかし、自分が思うに、この場所の本当によいところは、歩道の両側から桜が覆い被さる光景でもなければ、木々の間に垣間見る西濠の眺めでもなく、東側の土手との間に流れる細い水路です。というのも、歩道をそのまま撮れば、ひっきりなしに行き交う見物客を撮るようなもので、西濠を撮ってもやはり無数に浮かぶ手漕ぎのボートを撮るようなものです。だからといって桜の木だけを撮ろうとすれば、どこの桜か分かりません。その点、脇を流れる細い水路に目を向ければ、片や桜のトンネルから枝が張り出し、その内側の一段高い土手からも桜がしなだれかかって、桜が互い違いに覆い被さるところを、細い水路がさらさら流れるという光景になります。これを桜のトンネル側から見上げても、内側の高い土手から見下ろしてもそれぞれ全く違った絵柄が楽しめるという仕掛けです。この場所で散り際に眺める花吹雪と花筏がまたよいのです。一時帰京を経て舞い戻ったときには、そんな眺めが広がっていることでしょう。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 13:29:06 | 東北
河原の駐車場を拠点にするとき、最初にたどり着くのが西濠左岸と呼ばれる公園の西の縁です。三日月形をした西濠の外周に歩道が続き、その両側に桜並木が続くという光景は、対岸にある通称「桜のトンネル」と同じながら、こちらは木が若くて早咲き、桜のトンネルは大木が多くて遅咲きという違いがあります。天気がよい日にここから垣間見る西濠と桜のトンネルは実に見事で、道端のところどころに置かれたベンチに腰掛け、時間が経つのも忘れてのんびりしてしまい、開始早々かなりの時間を消費するという「要注意ポイント」の一つがここです。今まさに満開の左岸に対して、対岸に見え隠れする桜のトンネルは遠目に見ても五分咲きといったところでしょうか。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 12:53:47 | 東北
昼過ぎにもなってようやく弘前公園に乗り込みます。気温は朝方からほとんど上がらず7.5度、今のところ雨は時折一粒二粒落ちる程度で、あとは曇り空が明るくなったり暗くなったりを繰り返し、薄日が差し込むことさえありません。帰りの列車の時刻を考えると、使えるのは実質四時間ほどになります。少しでも天候が回復してくれればよいのですが。
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