日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅 今年の展望(4)

2014-04-22 22:40:15 | 旅日記
今週末から始まる東北一周の花見について、全体構想がまとまりつつあると申しました。今日はそのことについてお話しします。

かなり早い段階から想定していた通り、今季は二年ぶりに大型連休を前半と後半に分割します。前半は飛び石連休をつなげて四連休にする以外は、暦通りの日程です。中三日の平日は、旅先に車を置いて列車で一時帰京するという奇策をとります。
もちろん、去年のように連続した日程にできれば、それに越したことはないのです。しかし、もともと七日ある土日祝日に加えて、谷間の四日も全て休むという選択は非現実的です。桜前線が東北を北上する中、三日の空白ができてしまうのは非常に痛いのですが、こればかりは暦のめぐりだけに仕方がありません。今年も一時帰京を繰り返しつつ道東まで行くという拡大策を視野に入れているため、休みはそのときのためにとっておきます。

今季のもう一つの特徴として、東北地方の開花が去年よりも大分早いという点が挙げられます。今日の時点で桜前線は早くも盛岡・秋田を越えており、明日には弘前に到達する見込みです。そうすると、盛岡と秋田の見頃は長くとも四月いっぱい、弘前も連休後半までは持ちません。連休後半どころかその翌週まで花見ができた去年とは、大分勝手が違うのです。
このような日程と開花状況を踏まえ、今年は前半をやや急ぎ足にします。具体的には、中通りを振り出しにして会津、置賜、仙台の順で北上し、そこから東北道で距離を稼ぐという全体構成はそのままです。しかし、従来は前半戦を置賜で切り上げていたところ、今回は岩手県内まで駒を進めておきたいと考えています。そうすると、置賜から再開する場合に比べて日程が一日分前倒しになり、5月3日の夜か4日の朝には弘前に到達するという寸法です。
弘前へ行くことだけが目的なら、ひたすら先を急げば連休前半で到達することも可能ではあるのです。しかし、満開の一歩手前で切り上げて三日間の平日を悶々と過ごし、戻った頃には散っているという展開は切ないものがあります。弘前を一時帰京の起点にすると、往復する労力もそれだけ大きくなるため、去年と同様花吹雪が見られればよいと割り切ることにしました。
もちろん、昨年会津と米沢にそれぞれ三泊もしたという実績からすれば、岩手どころか仙台にすらたどり着かず、結局過去二回と同様置賜で前半終了となる可能性はあるでしょう。しかし、南東北の桜を満喫した結果そうなったのであれば、流れに従うのも悪くはありません。

以上の通り、現時点で決まっているのは、前半四日で中通り、会津、置賜と北上して行くことだけです。岩手まで北上できるか、置賜で終わるかにより後半戦の行動は大きく変わってくるため、まずは前半戦に注力します。
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