日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅in信州 2014番外編

2014-04-17 22:35:52 | 旅日記
その後ほぼ500kmを走破して二時台後半に帰宅、只今一日をやり過ごして帰宅したところです。
中央道といえば、交通量が少なく線形に適度な変化もあって、自身にとっては最も走りやすい路線の一つです。多少疲れた帰り道であっても、終始自分のペースで快走し、想定通りの時間に帰着するのが常です。ところが昨夜は難儀しました。深夜三時の出発に始まる強行軍で疲労も限界に達しており、高遠から諏訪までの一般道を息切れ状態で何とか走るも、中央道に乗ってからの巡航速度は明らかに落ちました。たまらず境川で一時間ほど仮眠をとり、それがそのまま帰着時刻に響くという結果でした。
これほど疲れたのも、偏に詰め込みすぎたという理由によります。伊那で花見をするには最低でも二日かかるということは、過去の経験上分かっていたため、今年も平日の休みを確保し、週末と合わせた三日の旅程を組んでいたわけなのですが、それが悪天候により水泡に帰し、一日に詰め込まざるを得なかったという経緯については既報の通りです。このような不可抗力に加え、気まぐれで諏訪に寄り道するという自身の不手際もあったとはいえ、仮にあのまま高遠へ直行していたとしても、高遠での持ち時間が増えるに過ぎず、日没前後の慌ただしさと最後の疲労感はそのままだったと思われます。あと一日時間があればと仮想したくなるのは人情です。
しかし、急遽休みをとれたこと自体が僥倖だったのであり、ましてやそれが今季最高の一日に重なったのですから、それ以上を望んでは罰が当たるというものでしょう。限られた時間の中、やれるだけのことをやり尽くしたという点では非常に満足しています。

ちなみに、去り際にも大いに葛藤した、今週末に再訪するかどうかという問題については、非常に悩ましい状況となってきました。というのも、今日になって天気予報が一変し、土曜が晴になったのです。日曜の雨は致し方ないものの、土曜に再び一日限りの勝負を挑めば、今回の積み残しを一掃できるかもしれません。
もっとも、上記の通り昨日の結果には満足しており、時間が経てば経つほどその考えが強くなってきました。加えて、進路を北へ向ければ、中通りと鶴ヶ城の桜が今週末に見頃を迎えます。しかもこちらは土曜が晴、日曜が曇で、天候に関しては信州よりも好条件です。去年は悪天候にたたられ中通りの古木めぐりに時間をかけられなかったため、今週末は絶好の機会となるでしょう。中通りと会津を先取りしておけば、大型連休の日程に余裕が生まれるため、桜前線が去年以上の早さで北上している現状からしても賢明な選択といえます。
このような事情からすると、今年も見事な花を見せてくれた信州の桜に感謝しつつ、進路を北へ向けるのが妥当な落としどころといえそうです。とはいえ、あと一日二日加わっても何らもてあまさないのが信州の桜であり、天候が互角以上ならば再訪の価値は十分にあります。明日の晩の天気予報が最終的な決め手になるでしょう。果たしてどちらに転ぶでしょうか(ニヤリ)
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