日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 21:58:50 | 甲信越
全行程終了です。最終の新幹線で帰路につきます。
今春のダイヤ改正における最大の朗報は、上越新幹線の東京行最終列車が、悪名高きMaxことE4系からE2系に変更されたことでした。今年に入って実に3回、このお粗末極まりない車両の利用を余儀なくされて、その都度辟易させられてきただけに、ようやく解放されるかと思うと実に清々しい気分です。今回は実質本位の普通車自由席としましたが、それでもMaxのグリーン車よりもはるかに快適なのですから、あちらがいかにひどい車両だったかと改めて思います。
再び変更される可能性がなきにしもあらずとはいえ、来年の改正まではE2系で帰京することができるわけです。北陸新幹線の開業を来年に控え、日本海縦貫線での汽車旅が今後も続くと予想される中、最大の難点である復路の移動が大幅に改善されたのはよいことでした。

★長岡2158/とき352(352C)/2340東京
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 19:54:02 | 北陸
北陸での全行程がこれにて終了。最終の新幹線に接続する「北越」で長岡に向かいます。
自身初となる富山での花見でしたが、語弊を承知でいうなら「地味」の一言に尽きます。たとえば五年前に訪ねた金沢では、兼六園と金沢城の絢爛豪華な桜はもちろんのこと、浅野川のほとりの桜並木も情緒的で、めくるめく光景の連続だったのを記憶しています。それが富山の場合、極論すれば川と運河に沿ってひたすら桜並木が続くに過ぎず、写真写りという点では今一つでした。しかし、金沢にすればよかった、あるいは高田にすればよかったなどと嘆いているわけではありません。
富山の桜を眺めて思い出すのが、三年前に訪ねた新潟の桜です。大型連休の一週前、土曜が悪天候で使い物にならず、日帰りにせざるを得ないという状況になったとき、日帰り圏内で開花していたのが新潟の中越下越だったという理由で訪ねたのでした。そのような事情があっただけに、新潟の桜に過剰な期待をしていたわけではなく、実際のところ、今後毎年行きたいと思えるほどの名所はありませんでした。しかし、県外から観光客が押し寄せるほどの名所ではないにしても、昼に訪ねた村松公園、夕方に訪ねた大河津分水、夜に訪ねた弥彦公園と、それぞれに唯一無二の個性があり、三年経った今でも一部始終をありありと思い出すほど、自身にとって印象深い旅になっています。
このように、一見すると地味な桜であっても、その土地ならではのよさがあるものです。富山の桜もまさにその一つでした。再訪の機会があるかどうかは微妙ながら、来てよかったということだけは明言しておきたいと思います。

★魚津1952/北越9(1059M)/2142長岡
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 18:26:54 | 居酒屋
魚津には教祖おすすめの居酒屋が二軒あると申しました。しかし、一口に教祖のおすすめといっても様々で、あらゆる著作で繰り返し取り上げられた、信者にとって聖地というべき店もあれば、古い著作にひっそりと登場する店もあります。魚津にある二軒はそれぞれ前者と後者に属しますが、今回訪ねるのは前者に属する「ねんじり亭」です。
以前会津若松の「籠太」と「麦とろ」を引き合いにして語った通り、私自身教祖が繰り返し激賞する店ほど優れているとは必ずしも思いません。天の邪鬼の性分からすれば、もう一軒の「炉辺かねや」を選ぶにも一向にやぶさかではなかったのです。それが今回無難な選択に至ったのは、魚津で呑むという今後巡ってくるかどうか分からない貴重な機会なら、より推されている方を選ぶという安全策に走ったのが一つです。しかし、本当の理由は違うところにありました。
実は、活動仲間の一人がこの店をあらん限りの言葉で酷評していたのです。たまたま当人との相性が合わなかったという事情はあり得るとしても、そこまで酷評するならよほどのことがあったのでしょう。教祖が激賞する有名店の中にも、それほどのものかと思う店が少数ながらあるのは事実で、現に札幌の「味百仙」では、当人と自身の評価がおおむね一致しました。そうなると、この「ねんじり亭」がどれほどひどい店なのかにむしろ興味が湧き、いわば怖いもの見たさで乗り込んだというのが真相です。その結果としては、たしかに教祖が繰り返し激賞するほどの店ではなかった、しかし当人がいうほどのひどい店でもなかったということになります。

魚津駅のロータリーからでも視界に入るという立地は、一杯引っかけてから列車に乗るには好都合。事前の情報通り、店構えは正統派の居酒屋というよりモダンな板前割烹の趣です。引き戸をくぐると、分厚い一枚板のカウンターを中心にした店内が広がり、そのカウンターには短髪細身で作務衣姿の店主と学生風の娘さんが立ち、奥の厨房でもう少し年長の娘さんが仕事をこなしています。正面には扉付きの食器棚が設えられ、店内はダウンライトで控えめに照らされ、ピアノとアコーディオンの調べがさりげない音量で流れるなど、カウンターの眺めと居心地は悪くありません。
三つ折りになった短冊形の品書きは、表紙と裏表紙を除くと都合四面。そのうち酒と魚に一面ずつが割り当てられ、残る二面が一品料理という構成です。八席ばかりのカウンターに板の間の小上がりが二卓という小さな店だけに、品数には限りがあるものの、一人酒には必要にして十分です。まず酒を選んで、品書きを眺めつつ組み立てを考えていると、しばらくして十ほどの小皿を並べたお盆が運ばれてきました。これらの中から突き出しとして二つ選ぶようにとのことです。塩辛、筋子、蕗味噌にホタルイカなど、酒の肴としては好適なものばかりで、このあたりはさすがと感心させられます。
活動仲間がとりわけ酷評していた刺身は、当人がいう通りたしかに筋張っていて、思わず首を傾げたくなる部分はあります。しかし、二つ選んだ突き出しも、その後に注文したすり身揚げも上々だったことからすると、刺身も満足に切れないような腕とは思えません。あえてこの食感を出しているのだろうと善意に解釈しました。

愛想のあの字もない接客と仲間に聞いて身構えていたところが、玄関をくぐるや否や、若い方の娘さんは笑顔で迎えてくれました。本来当然のことではありますが、店主も他の二人も、あからさまに仏頂面をしたり、客に対して失礼な振る舞いをするようなことはありません。三杯目を頼んだところでさりげなくお冷やのグラスが供されたり、かわはぎの肝の煮付けが小皿で差し出されたりといった気配りもよくできており、むしろ付かず離れずの接客と形容した方がよさそうな気がします。
唯一難点を挙げるとすれば、常連客と一見客とで接客に温度差があるということでしょうか。もちろん上記の通り、付かず離れず適度な接客自体は何の不満もありません。しかし、常連客とは親しげに歓談する一方で、一見客に対しては素っ気がないのです。隣が賑やかになればなるほど、ただ一人のよそ者である自分が浮いてくるような気がして、居心地の点では画竜点睛を欠きます。たとえば「酒場放浪記」のように、行きずりの酒場で隣り合わせた常連客とも仲良くなれる資質が自分にあれば、この店の居心地は大分変わっていたのかもしれません。
この雰囲気で思い出すのが、教祖が西日本一と絶賛する福岡の「さきと」です。十人少々入れば満席の小さな店内もさることながら、常連客には親しげで、一見客には素っ気ないところがよく似ているのです。「さきと」の場合、肴や器がそれを補って余りある充実ぶりで、特段物足りなさを感じないのに対し、この店の品書きは昨日訪ねた「親爺」「あら川」に一歩譲ります。魚津という小さな町にあって、ここが出色の名店なのは事実だとしても、この店で呑むために旅をする価値があるかといえば、そこまでではなかろうというのが自身の印象です。今日のような特殊事情がなければ、富山を差し置いて魚津で呑むという状況が今後めぐってくるとも思えず、今回が唯一の機会となるのかもしれません。

もっとも、心底感動するまでには至らなかったものの、呑み屋の選択肢が限られる日曜に、この店が助け船となってくれたのは事実です。思いがけずめぐってきた一期一会に感謝したいと思います。

ねんじり亭
魚津市釈迦堂1-16-1
0765-24-6651
1700PM-2130PM(LO)月曜定休

勝駒×3・幻の瀧
突き出し二品(筋子・蕗味噌)
黒そい造り
大判あげ
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 18:14:34 | 北陸
この展開を予想できた方はいらっしゃるでしょうか。結局花見を切り上げ魚津に移動してきました。
日没まで粘る意思はもちろんあったのです。しかし、今日は晴れといっても薄雲が出ており、時間が経つほどその傾向が顕著になって、この状況下で日没まで粘っても、昨日を超える成果が期待しにくくなってきました。そこでにわかに浮上してきたのが、魚津で呑むという選択肢だったわけです。
人口四万人の片田舎に教祖おすすめの居酒屋が二軒あり、それが揃いも揃って駅に近く、なおかつ日曜営業という状況は、「真酒亭」を当てにできない今回、地獄に仏というべきものです。しかも、来年北陸新幹線が開業すれば、魚津は新幹線の停まらないローカル駅となり、駅前で一杯やってから最終列車に飛び乗るという芸当はできなくなります。そう考えると、魚津で呑むのはこれがまたとない機会であり、花見を早めに切り上げてでも決行する価値はあると判断した次第です。
飲み食いよりも花見を主題にした今回の旅で、富山に大部分の時間を注ぎ込んでおきながら、最後が魚津というのはとってつけたような感があり、富山で完結させるかどうかで最後まで葛藤しました。そんな迷いを吹き飛ばしてくれるような名店に出会えれば、有終の美を飾ることができるでしょう。

★富山1753/はくたか23(1023M)/1808魚津
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 16:00:26 | 北陸
中島閘門に着きました。広い運河がここで一旦せき止められ、閘門を境に水位が大きく変わっているのが一目瞭然です。漆喰壁と下見張を使った瓦屋根の操作室も、その脇に立つ一本桜もよい味を出しています。撮影には向かない単調な運河でしたが、絵になる光景を一つでも眺めることができたのは幸いでした。
遊歩道はここが終点です。地図上で確認すると、岩瀬までの距離のほぼ半分を歩いたようで、少し先では8号線が運河をまたいでいます。市街から8号線に出るといえば、車で走っても結構な距離です。それを延々歩いてきたとは我ながら驚きます。
ここで切り上げれば、最後に一杯引っかけて帰るにはちょうどよい頃合いです。しかし、今回の主役はあくまで桜です。幸か不幸か「真酒亭」が休みで、信頼できる店で呑むには魚津まで移動しなければならないという事情もあり、今日はこのまま日中いっぱい花見に注ぎ込みます。
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 15:13:26 | 北陸
そろそろ時間が気になり出す頃合いですが、富岩運河に沿って歩きます。
幅が広くてどこまでも一直線なところはいかにも運河です。その水面とほぼ同じ高さに、やはり幅の広い石畳の遊歩道が造られ、少し高いところに桜並木が続くというのがここの眺めで、桜以外の木も多いところが先ほどまでとは違います。どこまでも一直線で平坦な運河だけに、撮影よりは散策に向くのが実態ながら、静かな雰囲気を楽しむのが富山の桜なのですから、郷に入りては郷に従うことにしましょう。
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 14:15:04 | B級グルメ
運河を北上する前にお昼をとります。昨日は最近の趣向に従い老舗のラーメン屋を選んだわけなのですが、本日も期せずして同様の店が経路上に頃よく現れたため、こちらを選択します。訪ねるのは「まるたかや」です。
実は、一時過ぎに通りがかかったとき、かなりの数の待ち客が出ているのを見て、これはもう行くしかないだろうと注目していたのです。二時を過ぎてさすがに待ち客こそなくなったものの、店内はいまだ満席に近く、先客の片付けが済むのを待ってからの着席となりました。
ラーメンは醤油一本、あとはチャーシューメンとシナチクメンとそれぞれの大盛特盛のみというところに、昨日の「三吉屋」と同様専門店としての矜恃が感じられる一方、餃子とおでんと唐揚げがラーメンともども看板となっており、それぞれセットメニューと単品が用意されています。ラーメンだけいただいてもよし、セットメニューでたらふく食ってもよし、おでんや唐揚げを肴に生ビールを飲んでもよしという業態なのでしょう。
主役のラーメンは、中太の縮れ麺にバラチャーシュー、メンマとネギを組み合わせた正統派で、「三吉屋」ほどの感動こそないものの、現代流にいうなら「普通にうまい」ラーメンです。物足りなく感じる向きには、卓上にある揚げたラードを散らせばよいということでしょう。しかし、そのままでも汁一滴残さずいただける安定したおいしさではあります。調子に乗って唐揚げも注文したためすっかり満腹です。ごちそうさまでした。

まるたかや 牛島本店
富山市牛島本町1-1
076-432-6127
1100AM-2200PM(月曜定休)
ラーメン+唐揚げセット965円
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 13:55:12 | 北陸
運河の起点、富岩運河環水公園を訪ねます。調整池のような広い池を囲む形で公園が開かれ、水門を模した二対の塔が中心に置かれて、そこに登れば桜の向こうに立山が連なるという演出が秀逸です。
地元の人々が花見に興じているのは松川公園と同じながら、開放感と見晴らしにかけてはこちらの方が断然上です。観光客はまず立ち寄らない、しかし地元では誰もが知る、市街を少し外れた眺めのよい公園という点では、松本のアルプス公園を彷彿させます。
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 12:51:34 | 北陸
反時計回りに12時の位置まで進み、富山駅の北に到達したところでついに桜並木が途切れました。高田と掛け持ちするならここが潮時というところですが、結論としてはこのまま富山に滞在します。好天に恵まれ、桜も十分見頃という状況で、高田への移動に二時間近く注ぎ込むのが現実的ではなくなってきたからです。結果としては、気まぐれを起こして「くびき野」などに乗り込み、初日の少なからぬ時間を費やしたのが致命的だったということになります。もっとも、花見としてはともかく、汽車旅として考えた場合には、あの選択は決して誤ってはいなかったのです。死んだ子の年を数えるのはやめにして、残り時間は富山での花見に注力します。
いたち川の桜並木は終わったものの、ここから少し歩けば運河に沿って延々2km近くも桜並木が続いているとのことなので、とりあえずそちらへ向かいます。神通川の桜並木を含めれば、なんだかんだで日中いっぱい消費する可能性は高そうです。
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 11:47:13 | 北陸
桜もさることながら、今回歩いて気付いたのは、市街のところどころで見え隠れする立山連峰です。何を今更といった話ではありますが、北陸を旅するというと、近年は車一辺倒という状況が続いていただけに、街を歩く中で何気ない光景に気付くという場面が少なかったのです。
その立山連峰は、松本市街で眺める北アルプス以上の存在感を放っています。雪の多さもさることながら高さが全く違い、巨大な壁が立ちはだかっているかのようです。標高にほとんど差がないにもかかわらず、なぜこれほど違って見えるのかと考えて気付いたのは、平地の高さが全く違うということです。600m近い標高がある松本市街と、日本海に面した富山市街との標高差がそのまま山体に反映される結果、これほど高く見えるということなのでしょう。よくよく考えれば当たり前の話とはいえ、自分の足で歩かなければ気付かないことは多いものです。
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 11:40:25 | 北陸
腹ごしらえを済ませたところで花見を再開します。線路を越えてしばらく歩いても、桜並木が途切れそうな気配はありません。これはとことん歩くしかなさそうです。
ここまで来ると見物客はさすがに見物客は皆無で、行き交う人も車もほとんどないない住宅地の生活道路に沿って、小鳥のさえずりとともに瀬音が聞こえてくるといった雰囲気になります。何の変哲もない市街地だけに、撮影対象としては依然として今一つではありますが、むしろこの雰囲気を楽しむのが富山の花見と徐々に気付いてきました。
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 10:43:47 | B級グルメ
北方向の桜並木が、線路を越えても続いているのを確認したところで、一旦切り上げ朝食をとります。富山での朝食といえば、毎度おなじみ「小馬」のオムライスです。
昨夜の宿ほどではないにしても、この店との付き合いも長くなってきました。ただし、オムライス自体が感動するほどの美味かというと、必ずしもそうではありません。なまじ愛着が湧いたことにより、半ば惰性で通っているのは事実で、その点では昨夜の宿に似ている部分はあります。
もっとも、味云々はさておき、昔懐かしい店内の居心地は上々です。この店内で静かな音楽を聴きつつ、悠然と朝食をいただくのが何よりよいのです。朝は8時から、夜もかなり遅くまで開いているため、呑んだ後の〆という使い道もないわけではないものの、この店に来るならやはり午前を選びたいものだと思います。

ちなみに、この店のオムライスは二つに大別されます。一つは薄焼きの玉子で包んだ昔ながらのオムライスであり、もう一つは「ふんわりオムライス」と名付けられた、半熟の玉子で覆う今時のオムライスです。万人受けしそうなのは後者であり、実際のところ他のお客が注文しているのも例外なく「ふんわりオムライス」の方です。しかし、メニューで「小馬自慢のオムライス」と一推しされているのは、てらいのない昔ながらのオムライスの方で、「ふんわり」はあたかも「つゆだく」のごとき派生形の一つといった位置づけになっています。そんな一家言あるメニューもまたよいのです。

小馬
富山市桜町1-7 平岡ビル2F
076-432-1082
800AM-300AM(日祝日 -2400PM)
オムライスLサイズ880円
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 10:12:48 | 北陸
昨日は電車通りを起点にして松川を西へ進んだため、今日はそこから反対の方向へ向かいます。
反対といっても東へ向かうわけではありません。東西方向に流れていた松川が、ここを境にいたち川と名を変えて、北と南に分かれるからです。南へ進むといつも立ち寄る延命地蔵の霊水があることは分かっているため、まずは初見の北側へ向かうことにしました。地図の上ではその川が反時計回りに西へ向きを変えて、神通川につながっています。どこまで桜並木が続くかは不明ながら、ともかく行ける場所まで行ってみます。
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 09:52:37 | 北陸
出発します。昨晩世話になったのは定宿の「桜橋ビジネスホテル」でした。かれこれ二十年来世話になってきた、会津の「フジグランドホテル」と並ぶ定宿の最古参でもあります。
最初にお断りしておきますと、料金は市内最安値の部類に属する代わりに、設備についてはかなりの割り切りが必要です。建物自体が古い上に、元々が安普請なので、最新鋭のビジネスホテルに比べて見劣りするのは否めません。自身今回半年ぶりに泊まってみて、簡素な室内に隔世の感を覚えました。あと数百円から千円程度追加すれば、部屋も広くて設備も充実した宿が選べることを考えると、少なくとも他人様におすすめできるような宿ではありません。
それにもかかわらず今回またしても利用したのは、古くて安普請ながらも小ぎれいに手入れされたところが、自分にとって不思議と居心地よく感じられるからです。それに加えて、二十年来使ってきたことからくる愛着もあります。性能面で新車に到底かなわないと知りながらも、一昔前の車を後生大事に乗り続けている人間にとっては、一旦愛着が湧いたものを無下に捨て去るのは難しいのです。
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北陸信越花見の旅 2014二日目

2014-04-13 08:47:59 | 北陸
おはようございます。富山市街には青空が広がっており、期待通りの花見日和になりました。今日は青空の下で見事な花吹雪が見られるでしょう。
何度か訪ねて勝手の分かった場所と違い、富山の桜は今回が初めてだけに、どれだけ時間を消費するかは未知数ながら、まずは時間を気にせず動きます。その結果ある程度の時間が残れば高田に移動し、多少の時間が残れば富山の近辺で花見ができる場所を探し、全く残らなければそのまま列車に乗って帰ります。
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