日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

糸吉言侖

2014-04-18 21:25:05 | 旅日記
朝晩に冷たい小雨が降り、日中には今にも降り出しそうな空が続いて、否応なく憂鬱になる一日でした。今日ばかりはどうあがいても花見は成り立たなかったでしょう。一昨日活動を強行したのは結果として正解だったということになります。

さて、二日間思案に思案を重ねた結果、今週末は信州を再訪することにしました。信州と東北の天候がほぼ互角になったというのが決め手です。情報源により多少の差はあるものの、最新の予報によると信州では土曜が晴れで日曜が曇、東北では土曜が曇で日曜に晴れるというのが平均的なところです。その結果、来週末にも機会がある東北より、今しか行けない信州を選ぶということで結論が出ました。
もっとも、信州でどう動くかについては、二者択一の状況で逡巡しています。最も順当なのは、土曜の朝に高遠へ乗り込み、一昨日の積み残しを一挙に取り返すというものです。この場合、高遠、伊那と渡り歩いてから松本の夜桜を眺め、翌日は松本と安曇野を回り、最後はもう一度高遠に戻って夜桜で締めくくるといった流れになります。要は高遠が主役、その他は脇役といういつも通りの位置づけです。
一方、もう一つの案では、意表を突いて小諸の懐古園を振り出しにします。その後松本と安曇野を回り、夜は松本で一泊。翌日は伊那路か木曽路を下り、高遠の夜桜で締めくくります。つまり、高遠は夜桜見物で最後に寄るだけとなります。一昨日の花見で八割方は満足できた以上、二度目はおまけと割り切り、その代わりに趣向を変えてみようというわけです。今季しかできない選択という点では、こちらに軍配が上がるところではあります。
とはいえ、まさに満開だった一昨日に対し、今度は花吹雪が見られるかと思うと、明日もう一度高遠に乗り込むという選択も捨てがたく、どちらをとるかは全くの五分五分です。今はいくら考えても結論が出ないため、まずは明日に備えて束の間の休養をとります。目覚めた時点で天気予報をもう一度確認し、それでも決心できなければ、サイコロでも転がして決めるしかなさそうです。
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