MT MANIAX

苦難の時にこそ、われわれは隣人に対して寛大であらねばならない。そうしていれば世界はわれわれにとって寛大なものになるはず。

レジェンド・オブ・ゾロ (THE LEGEND OF ZORRO)

2006年01月25日 | 映画
監督:マーティン・キャンベル、出演:アントニオ・バンデラス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アメリカ、2005

 面白かったです。時代劇のような趣と、痛快アクションの要素が合わさったような映画でした。ご都合主義のストーリーや展開が多々ありますが、何も考えずに観るには、ちょうどいいと思います。
 前作『マスク・オブ・ゾロ』は7年前になるんですねえ。時の流れは早いです。前作がかなり好きでしたので、今回の『レジェンド~』は非常に楽しみにしていました。
 前作よりも、もっともっと痛快な映画になっていたと思います。一番驚いたのは、主役のゾロ(アントニオ・バンデラス)と、その妻のエレナ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)だけではなく、ゾロとエレナの息子のホアキン(アドリアン・アロンソ)も大活躍することです。
 子供を実写映画で活躍させるなんて、いまどきの映画では非常に考えにくいことであると思います。昔の怪獣映画では、普通の子供が怪獣掃討作戦の司令室にいることがあります。「人類の命運を分ける大事な作戦司令室の中に、何でわけの分からない子供がいるねん」と、心の中で突っ込みを入れたことがあります。実写映画の中で子供を活躍させるのは、作品の中のリアリティを著しく失わせることになるため、リスクが高い方法であると思います。
 今回の『レジェンド~』では、まったく逆の発想で、ゾロ、妻、息子の3人が大活躍します。詳しくは分からないのですが、ディズニーとピクサーのCGアニメ『Mr.インクレディブル』と同じ発想であると思います。『Mr.インクレディブル』をぱくっているという指摘ではありません。実写映画にも関わらず、子供が活躍しても違和感のないくらい、作品が痛快に仕上がっていることに驚いているのであります。
 子供が登場することによって、前作『マスク・オブ~』での良い点が、見事に引き継がれています。『マスク・オブ~』の物語の前半では、もうすぐ現役を引退する年老いたゾロが、弟子(アントニオ・バンデラス)をとり修行させます。そして、物語の後半では、ゾロから技と正義の心を教わったアントニオ・バンデラスが大活躍し、見事に「ゾロ」が受け継がれます。
 「ゾロ」という正義の象徴が代々受け継がれるという点がとても好きです。今回の『レジェンド~』では、ゾロの息子が登場することにより、その要素が生かされていると思います。面白かった~。

ヘレンって・・・

2006年01月25日 | 日記
 夜、映画館へレイトショーを観に行きました。お目当ては『レジェンド・オブ・ゾロ』です。私の家から映画館まで、急ぎ足で歩いて20分ぐらいかかります。夜中で、気温が若干暖かめでしたので、星空の下をテクテクと歩くことにしました。
 映画館に着き、予告編を観ていると、ある作品が目に留まりました。それは、『子ぎつねヘレン』という映画です。北海道を舞台に、目と耳が不自由なキタキツネを育てる少年と家族の絆を描く感動の物語です。

 ヘレン

 私のような関西人にとって、ヘレンといえば、真っ先に頭に浮かぶのは西川ヘレンです。大げさではなく、本当です。よって、ヘレンという名前は、子ぎつねの呼び名としては違和感を感じます(笑)。

<今日の一言>
きずな きづな【▼絆/▼紲】
(1) 家族・友人などの結びつきを、離れがたくつなぎとめているもの。ほだし。
  「―を断ち切る」
(2) 動物などをつなぎとめておく綱。[和名抄]
(三省堂「大辞林 第二版」)