藤原正彦、新潮社(新潮新書)、東京、2005
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すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論!
日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的提言。
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上記は、本書の表紙と帯に書かれた紹介文です。
1月1日付けの朝日新聞の2面に、この本に関する大きな広告が掲載されていました。「新書なのに、もの凄い(大層な)タイトルの本やなあ」「そんなに話題なのか」と思いまして、すぐに本屋へ行き、買ってきて、すぐに読みました。広告に書かれたとおり、2時間で読み終わりました。
まあまあ、いいことが書かれた本でした。ただし、文章内の論理の飛躍がいくつか目に付きました。おしい。「論理を徹底しても人間社会の問題を解決できない」ということが筆者のスタンスです。一面をとらえれば、この意見には賛成できますが、もう少し文章内の説明を濃くして欲しかったです。筆者と私の価値観は、近いものであると感じましたので、残念です。
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すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論!
日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的提言。
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上記は、本書の表紙と帯に書かれた紹介文です。
1月1日付けの朝日新聞の2面に、この本に関する大きな広告が掲載されていました。「新書なのに、もの凄い(大層な)タイトルの本やなあ」「そんなに話題なのか」と思いまして、すぐに本屋へ行き、買ってきて、すぐに読みました。広告に書かれたとおり、2時間で読み終わりました。
まあまあ、いいことが書かれた本でした。ただし、文章内の論理の飛躍がいくつか目に付きました。おしい。「論理を徹底しても人間社会の問題を解決できない」ということが筆者のスタンスです。一面をとらえれば、この意見には賛成できますが、もう少し文章内の説明を濃くして欲しかったです。筆者と私の価値観は、近いものであると感じましたので、残念です。