MT MANIAX

苦難の時にこそ、われわれは隣人に対して寛大であらねばならない。そうしていれば世界はわれわれにとって寛大なものになるはず。

国家の品格

2006年01月01日 | 
藤原正彦、新潮社(新潮新書)、東京、2005

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すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論! 

日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的提言。
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 上記は、本書の表紙と帯に書かれた紹介文です。
 1月1日付けの朝日新聞の2面に、この本に関する大きな広告が掲載されていました。「新書なのに、もの凄い(大層な)タイトルの本やなあ」「そんなに話題なのか」と思いまして、すぐに本屋へ行き、買ってきて、すぐに読みました。広告に書かれたとおり、2時間で読み終わりました。
 まあまあ、いいことが書かれた本でした。ただし、文章内の論理の飛躍がいくつか目に付きました。おしい。「論理を徹底しても人間社会の問題を解決できない」ということが筆者のスタンスです。一面をとらえれば、この意見には賛成できますが、もう少し文章内の説明を濃くして欲しかったです。筆者と私の価値観は、近いものであると感じましたので、残念です。

BRAIN VALLEY(上)(下)

2006年01月01日 | 
瀬名秀明、新潮社(新潮文庫)、東京、2005

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人類最後の秘境、脳とは何か。日本エンターテインメントの金字塔! 

人類最後の秘境=脳。その研究のために、各分野の気鋭の学者が巨大施設〈ブレインテック〉に集められた。脳科学者・孝岡護弘もその一人だ。だが彼は赴任早々より、奇怪な現象に次々遭遇する。白き光芒を放つ女、幽体離脱体験、そしてエイリアンによる誘拐(アブダクション)。孝岡の身に起きた出来事の意味は? そして、このプロジェクトの真の目的とは何なのか――。超弩級エンターテインメント!
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 上記の紹介文は、新潮文庫の表紙と帯に書かれた紹介文です。
 1997年に角川書店から単行本、そして2000年に角川文庫にて刊行された作品の新潮文庫版です。上下巻から成る、ボリュウム満点の長編小説でした。ジャンルとしては、SF小説だと思います。脳やコンピュータ、人工生命、UFOなどの話が好きな人は、楽しめると思います。私は面白いと思いました。
 正直なところ、上巻にある脳のメカニズムに関する文章は、読むのが大変なところでした。ただでさえ難しい脳の仕組みを絵や動画などを使わず、文章だけで説明するのは指南の技なんだと思いました。

あけましておめでとうございます

2006年01月01日 | 日記
 あけましておめでとうございます。2006年も、どうぞ宜しくお願いします。
 非常に天気の良い元日でした。日が差しており、暖かい一日となりました。近くの神社へ初詣しました。晴れていたため、例年以上に人が多くの参拝客が来ていました。
 初詣のあとは・・・昨年の年末辺りから実家の排水の調子が悪く、水の流れが悪いため、水周りを調査しました(正月なのに)。風呂の排水溝を掃除したり、庭のマンホールなどを開け、調査しました。その結果、マンホールの中のパイプに、大量の木の根が詰まっていることが分かりました。木の根を除去したとたん、排水の調子が正常化しました。年の初めから一仕事しました。
 画像は、私が作った今年の年賀状の画像。懐かしのヤッターワンですね。

 今年から始めてみます。いつまで続くことやら・・・。
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<今日の一言>
じんじゃ【神社】
産土神(うぶすながみ)、天神地祇(ちぎ)、皇室や氏族の祖神、国家に功労のあった者、偉人・義士などの霊を神として祀(まつ)った所。やしろ。おみや。じんしゃ。
(三省堂「大辞林 第二版」)