MT MANIAX

苦難の時にこそ、われわれは隣人に対して寛大であらねばならない。そうしていれば世界はわれわれにとって寛大なものになるはず。

大晦日

2006年12月31日 | 日記
 今日は2006年の大晦日です。車で実家へ帰省しました。3~4時間の長距離運転となります。楽しみの一つは、車内で大音量で音楽を聴けることです。今回はブルーハーツ特集ということで、ブルーハーツとハイロウズのベスト、そしてクロマニヨンズの1stアルバムを聴きました。『ラブレター』をあらためて聴きましたが、この曲、めちゃくちゃいいですねえ。無事、実家へ到着。
 夜はNHKの紅白を見るわけもなく、もちろん日テレのガキの使いの「絶対に笑ってはいけない警察署」を見ました。相変わらずこのシリーズはおもしろいです。今回は後半よりも前半の方がおもしろかったです。浜田のイスが低いところや、ニックネームを付けるところで、大笑いしてしまいました。大笑いしながら、いつの間にか年を越してしまいました。

2006年でおもしろかった映画

2006年12月31日 | 日記
 いよいよ2006年も終わりとなりました。今年、私は映画館で61本の作品を観ました(61本とは、ビデオやDVDなどは含めておらず、映画館で観た作品数です)。20代の頃から毎年50本は映画館で観るようにしていますので、割と平均的な本数でした。
 先ほど、61本の一覧リストを作成して、観た映画を思い出しておりました。今年は、ものすごく飛びぬけておもしろかった作品に出会うことはありませんでした。このような傾向は、年々強くなってきておりました。私の眼が肥えてきているのかもしれません。
 さて、2006年に映画館で観た作品のうち、私は最もおもしろかったものは『パッチギ!』でした。この作品は2005年公開の作品ですので、今回のランキングに加えるのはおかしいのかもしれませんが、「私が2006年に映画館で観た映画」ということですので、『パッチギ!』を1位にしました。笑いあり、涙あり、感動あり。素晴しい作品と出会うことができ本当に良かったです。なお、私のベスト5は、次の通りです。

 1位 パッチギ!
    完璧な映画だと思いました。映画館でボロボロと泣きました。

 2位 THE 有頂天ホテル
    とにかく元気になれる作品。年のはじめに観たいです。

 3位 ゆれる
    映画“通”好みな作品。この女性監督の今後の活躍に要注目。

 4位 嫌われ松子の一生
    抜群の映像センスと、音と踊りと笑いの世界でした。

 5位 ミュージック・クバーナ
    キューバ音楽の生演奏が聴きたくなりました。

2006年でおもしろかった本

2006年12月31日 | 日記
 今年は100冊の本を読書するという目標を立てておりました。20代の頃は読書50冊以上としていましたが、今年は2倍の本を目標としていました。そして、ちょうど100冊の本を読破できました。読むスピードの遅い私にとっては何とか頑張った数でしたが、苦行とは感じませんでした。読みたい本が次々を見つかり、読むスピードが追いつかない状態でした。もっと速く読めるようになりたいです。さて、その100冊の本の一覧リストを作り、独断と偏見でベスト5を選びました。あまり好きな分類方法ではないのですが、<ノンフィクション>と<フィクション>に分けてみました。

<ノンフィクション>

 1位 人間は脳で食べている
    おいしさとは何ぞやと考えているときに、大きなヒントをもらいました。

 2位 知に働けば蔵が建つ
    非常に楽しい一冊でした。この題名が読者をバカにしている(笑)。

 3位 ウェブ進化論
    ネット関係書籍として、2006年に欠かすことのできない一冊でした。

 4位 若者殺しの時代
    30代の人間がどのような時代を生きてきたのか。おもしろく読めます。

 5位 板尾日記
    日記だから、タレント本もノンフィクションでしょ。言葉のセンスが秀悦。


<フィクション>

 1位 終末のフール
    世界の終末に訪れた静かで優しい瞬間。すばらしい短編集でした。

 2位 アンクレット・タワー
    ラストを読んだときに「幸せって、そうだよなあ」と感じました。

 3位 図書館戦争
    正義について書かれたライトノベル風味小説。続編『図書館内乱』も良。

 4位 デッドエンドの思い出
    文庫化されたおかげで出会った一冊。切なくて哀しいが、希望がある。

 5位 神狩り
    30年前の小説ですが全く古びてません。「神を狩る」という発想がすごい。

年賀状作り

2006年12月30日 | 日記
 2006年も残り2日。明日31日からは帰省する予定です。今年の最後の仕事は年賀状作りです。今日まで何も作業を進めていませんでした。しかし、年賀状のデザインはだいたい頭でイメージしていたので、すぐに作業に取り掛かれました。
 ネットで素材を検索し、15分ほどで理想的な画像を見つけました。そして画像をワードファイルに配置し、文書などを入力。フォントはネットで拾ったOSAKAなどを使用しました。年賀状のフォントには、MS明朝やMSゴシックは避けたいところです。だいたいのレイアウトを終えた時点で普通紙にプリンターで印刷し、最終的な確認を行ないました。完成したものを年賀葉書インクジェットプリンター用に印刷しました。印刷中、年賀葉書が3枚足りないことに気が付きました。あわてて近所のコンビニへ行き、買い足しました。コンビニがあって助かりました。
 宛名はいつも手書きです。パソコンで印刷してもいいのですが、面倒くさいので手書きにしています。毎年、宛名を書いていて感じることは、どんどんと自分が書く縦書きの文字が汚くなっていくことです。パソコンでの文書作成が当たり前となり、さらに日常生活では縦書きの文字を書く機会は皆無です。手が、縦書きを忘れていっているのだと思います。これは本当に良くないことです。何とかしなければ。
 深夜に完成した年賀状をポストに投函。何とか年内に郵便局員さんが回収してくれるはずです。もっと早く取り掛かればよかったのに、と毎年思います。

ウェブ人間論

2006年12月30日 | 
梅田望夫、平野啓一郎、新潮社(新潮新書)、東京、2006

 2006年に最も刺激的であった本は、ちくま新書の「ウェブ進化論」でした。今、そしてこれから起こるであろう、ネットを取り巻く環境の変化について、情熱的かつ冷静的に書かれた書籍でありました。その筆者の梅田望夫と、作家の平野啓一郎による対談本が、この『ウェブ人間論』です。『ウェブ進化論』がテクノロジー寄りの内容であったのに対し、『ウェブ人間論』はネットによって人間関係や人間自身がどのように変化しているのか、そして今後どのように変化していくのかが書かれていました。
 おもしろい点は、対談者である梅田氏と平野氏のネットに対するスタンスに違いがあることです。両者はパソコンアレルギーでもなく、アナログ人間でもありません。スタンスの違いとは、梅田氏はネットの住人(インターネットのユーザー)を性善説的にとらえており、平野氏は性悪説的にとらえていることです(対談本であるため、わざとデフォルメしている可能性はあります)。梅田氏はネット、ビジネス、テクノロジーの変化を前向きに考え、梅田氏自身がその変化を楽しんでいるように感じられました。しかし、平野氏は一歩引いた視点でネットが引き起こす変化を危惧しているように感じられました。
 この本に限らず、ネットの功罪に関する本、雑誌記事、新聞記事、ネット記事は、それこそ無数に存在します。匿名性、人間関係、ネットショッピング、P2P、著作権などなど、語られているテーマは多くあります。新しい人間関係の発生、現実世界の人間関係の崩壊、クリエイティブな新人類の発生、匿名性や仮想世界から発生する人格の破壊、出会い系文化などなど、様々です。
 近年に広まった新しいプロダクト(製品やサービス)で、功罪について語られるものはネットと携帯電話をよく目にします。一昔前でしたらテレビゲームが功罪について語られていました。しかし一方では、デジカメ、液晶テレビ、デジタルテレビ放送、ホームシアターなどが、その功罪について語られることは極めて稀です。
 功罪について語られるものと、語られないものの違いは、人の生活様式与える可能性の大きさの違いであると思います。この違いを敏感に感じ取った人、もしくは本能的に察知した人が、功罪について語り出すのであると思います。この10年間に、ネットや携帯電話は日本人の生活様式に対して大きな影響を及ぼしました。しかし、デジカメや液晶テレビは、ネットや携帯電話ほど大きな影響を及ぼしていないように思えます。ネットは、この10年間に生活様式に影響を及ぼしましたが、今後10年間にさらに大きな影響を及ぼす可能性を秘めています。これからも功罪について語られていくと思います。
 少し話しが脱線しました。ネットによって、どのような変化がこの10年間に起こったのか。そして、今後10年間にどのような変化が起こるのか。興味深く読むことが出来ました。新書の対談本ですので、ささっと読むことができます。正月休みのお供にどうでしょうか。

今日から冬期休暇

2006年12月29日 | 日記
 今日から待ちに待った冬期休暇です。今年は31日から新年3日まで帰省する予定です。今日と明日は自宅でゆっくりと過ごすことにしました。
 といっても、今日は簡単にアパートの掃除をしたり、会社の同僚と飲みに行ったり、映画を見たりしてました。夜には『すべらない話』の特番を見ました(詳しくは別の記事で)。楽しく過ごせた休暇一日目でした。

すべらない話年末特番

2006年12月29日 | 日記
 楽しみにしていた『人志松本のすべらない話 年末拡大スペシャル』が放送されました。今回はいつもと違い、私が住んでいる愛媛県でもリアルタイムで放送されるとのことで、非常に楽しみにしていました。
 今回、すべらない話を披露したメンバーは、松本人志(ダウンタウン)、千原ジュニア(千原兄弟)、ほっしゃん。、宮川大輔、河本準一(次長課長)、ケンドーコバヤシ、関根勤、水道橋博士(浅草キッド)、小沢一敬(スピードワゴン)、田村裕(麒麟)でした。
 番組は爆笑の連続。どれもおもしろい話ばかりでした。個人的には、水道橋博士が登場したことが最大のポイントでした。しかし運悪くサイコロで名前が出ることが少なく、『すべらない話』という番組とガッツリ組み合った感じには足りなかったので残念でした。もう少し博士の話を聞きたかったです。残念。長島一茂の話はめちゃくちゃおもしろかったですが。
 今回、初めて導入された、サイコロに「★」マークは良いシステムであると思いました。発言者に偏りがあると、番組のメンバーだけではなく視聴者も気になるため、番組の中盤以降になると、すべらない話に100%集中できなくなるためです。「★」マークが出ると誰でも発言できるようになるため、ちょっと安心できます。
 一番おもしろかったのは、麒麟の田村の「味の向こう側」の話でした。リアリティ、滑稽さ、悲しさの三拍子が揃っており、爆笑できるにも関わらず味わい深い話となっていました。すべらんな~(爆笑)。
 嬉しかったことは、昨日、私のアパートで『すべらない話』DVD鑑賞会をした際に、初めてこの番組のことを知った人から、番組放送中に「見てるよ!」というメールが来たことです。この素晴しい芸術的番組を広められたので良かったです。ファンを増やしていきたいです。

エラゴン 遺志を継ぐ者 (ERAGON)

2006年12月29日 | 映画
監督:シュテフェン・ファンマイアー、出演:エド・スペリーアス、ジェレミー・アイアンズ、シエンナ・ギロリー、アメリカ、2006

 ファンタジー大作です。分かりやす~い話でした。ネットや雑誌などの記事で紹介文を読めると思いますが、本当にそのまんまの話です。突っ込み出すと切りがないので止めておきます。ドラゴンの顔が爬虫類のようではなく、哺乳類のように見えました。特に、卵からかえった直後のドラゴンは人間の顔に見えてしまい、笑ってしまいました。

大掃除+焼肉+DVD=充実

2006年12月28日 | 日記
 今日は私が勤めている会社の仕事収めでした。朝から大掃除を行ない、年越しの準備を行ないました。私は微生物検査室の掃除を担当しました。普段、なかなかできない箇所をきれいにすることは、精神的にいいことであると思います。微生物検査室は、クリーンな部屋でなければなりません。しかし、試薬やガラス器具を入れた棚の中や、スパーテルなどを入れた引き出しの中の整理整頓がおろそかであったり、不備がありました。今日の大掃除で、ばっちりキレイな状態で来年も微生物検査ができるようになりました。
 夜は会社の仲の良い同僚らと、同僚の誕生日回兼忘年会ということで焼肉を食べに行きました。焼肉は久しぶりです。私のアパートの近くにある美味い焼肉店で忘年会です。おそらく、今年最後の忘年会です(笑)。その店では、ちょっと値段が張るのですが、なかなか美味い肉を出してくれます。しかも、めちゃくちゃ脂っぽくありません。また、ユッケやレバ刺しなどの生肉も新鮮で、美味しく食べられます。久しぶりの焼肉で大満足でした。店を出たら、いつのまにか雪がチラチラと降っていました。私が住んでいる愛媛の今治では、おそらく初雪です。お天気の神様の憎い演出です(ちなみに、「肉」と「憎い」が、ニクで掛かっています・・・・・・。ツマラン)。
 焼肉のあとは私のアパートで二次会。コンビニで購入した酒や菓子を持ち込み、お馴染みDVD鑑賞会です。今回は、いつもの映画のDVDではなくお笑いのDVDを観ることにしました(私の独断)。『すべらない話』のDVDを観ることにしました。めちゃくちゃおもしろいにも関わらず、愛媛ではなかなか放送されないバラエティ番組のDVDです。おもしろいのですが、ややお笑いマニアックな雰囲気も漂う番組です。同僚らに受け入れられるか少し心配だったのですが、爆笑となり、受けが良かったです。明日の23時からの『すべらない話』の年末特番は愛媛でも放送されるので、同僚らに宣伝しておきました。愛媛の人たちに楽しい番組の存在を知ってもらって良かったです。すべらんなあ~(笑)。
 というわけで、なかなか充実した仕事収めの一日となりました。

送別会 兼 忘年会

2006年12月27日 | 日記
 会社の後輩社員の異動にともない、部の送別会兼忘年会が行なわれました。はちゃめちゃやったなあ。帰宅しましたが眠たいので、今日は短めで! Iさん、がんばれ!!

分母を教えてよ

2006年12月26日 | 日記
 時事通信社の記事で「不適切な経理処理、1000件以上=職員183人を処分-NHK・過去7年分調査」というものを読みました。出張経費、日当、タクシー費用など、全部で1063件の不適切処理があったそうです。
 このようなニュースや新聞記事などに対して、いつも感じることがあります。それは「分母を教えろよ」ということです。NHKで7年間にいくつの経理処理があり、そのうち1063件で不適切処理がみつかったのか。これが分からなければ、「1063件」が多いのか少ないのか、人為的なレベルなのか、ミスの範囲なのか、読み手が判断することができません。
 このような報道の場合は、分母が必要であると思います。不適切処理発生率を他のテレビ局と比較ができれば、記事の価値がさらに上がると思います。

来月が愛媛県知事選

2006年12月25日 | 日記
 近所の道路に、愛媛県知事選挙ポスター用の掲示板が立っていました。来月に選挙が行なわれるようです。どんな候補が出馬するのでしょうか。現職は再出馬するそうです。情報収集して、選挙当日に臨みたいと思います。愛媛県は自民党が強いので、いつものように面白い選挙にならないかもしれないけど。

M-1、チュートリアル面白かった

2006年12月24日 | 日記
 M-1グランプリ2006をみました。今回、優勝したチュートリアルが、最高に面白かったです。冷蔵庫のネタが最高でした。ネタがバカバカしくて、テンポも良かったです。実は今回、はじめてM-1を見たのですが、見てよかったです。番組のあと、YouTubeで「チュートリアル」「冷蔵庫」というキーワードで検索すると、冷蔵庫のネタを再見しました。すごいネタやなあ。

審判の日

2006年12月24日 | 
山本弘、角川書店、東京、2004

 『神は沈黙せず』の山本弘の短編集です。これらの短編をジャンル分けするのが難しいのですが、あえて言うと「SFホラー」であると思います。面白かったです。一気に読んでしまいました。『神は沈黙せず』の重厚さはなかったのですが、楽しめました。山本弘の世界観は独特であると思います。個人的には、「夜の顔」という話が一番良かったです(つまり、一番薄気味悪かったです)。以下は、角川書店のホームページ掲載の紹介文です。

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人類の99%、そしてあらゆる動植物が突じょ周囲から消滅した。高校生の亜矢子は少年・悟と共に変貌したこの世界で生き抜こうとするが・・・・・・。表題作をはじめとする書き下ろし4編に、単行本初収録作を加えた計5編。
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神狩り2 リッパー

2006年12月24日 | 
山田正紀、徳間書店、東京、2005

 先日読んだ『神狩り』が面白かったので、続編であるこの本を読んでみました。面白かったのですが、『神狩り』のときに感じたドキドキ感が弱かったです。冒頭で“巨大な天使”が出てくるシーンで、ちょっと「あれっ?」と思いました。超常的な存在が登場しない(目に見えない)世界観を、私はこの小説に期待していたのであると思いました。