MT MANIAX

苦難の時にこそ、われわれは隣人に対して寛大であらねばならない。そうしていれば世界はわれわれにとって寛大なものになるはず。

続弾!問題な日本語-何が気になる?どうして気になる?

2006年01月08日 | 
北原保雄編著、大修館書店、東京、2005

 2004年に刊行され、いまだに人気を保っている『問題な日本語-どこがおかしい?何がおかしい?』の続編です。大修館書店の『明鏡国語辞典』の、販売促進用の書籍の位置づけに近いため、800円(税抜き価格)という安価で、今回の続編も提供されています。辞書のような使い方をする本としてではなく、あくまで日本語に関する読み物として、この本を読むと楽しめると思います。
 内容は読み物として充分面白く、退屈しません。「最近の日本語の乱れ方について、ひとこと言いたい」「若者言葉が気になる」と日々、考えている方には、本当にオススメします。
 この本の面白いところは、「ありえない」「微妙」「故障中」等々、様々な言葉にについて、
(1) 従来の文法・用法との照合
(2) 新しい日本語の変化として認められるか否か
という手順をとりながら、極めて理論的に解説されているところです。誤りは誤りとはっきり指摘しながらも、「日本語は変化するもの」というスタンスが貫かれている点が、非常に優れた視点であると思います。だから面白いです。
 「会議が煮詰まる」「コーヒーの味にこだわる」については、今まで違和感を感じたことがありませんでしたので、私にとっては新たな発見でした。
 この続編が売れて、『明鏡国語辞典』も、もっともっと売れて欲しいと思います。

「白菜と豚肉の炒り煮」「豚ネギ鍋」を作ったが

2006年01月08日 | 日記
 昼と夜に自炊しました。
 昼は、雑誌『ESSE』2005年12月号(扶桑社)を参考にして「白菜と鶏肉の炒り煮」という料理を作りました。聞きなれない料理名ですが、フライパンで軽く焼いた鶏と白菜を、醤油、砂糖、みりん、醤油などで味付けして煮た料理です。白菜をクタクタに煮る料理が、私は結構好きなので、美味しく食べられました。『ESSE』のレシピ通りに作ると、私には油が若干、多いように感じました。また作ってみたいと思います。
 夜は、「豚ネギ鍋」という料理です。こちらも聞きなれない食べ物です。昔の雑誌記事のコピーの整理をしていると、『dancyu』2005年2月号(プレジデント社)のコピーが出てきました。記事の中に、豚、ネギだけの具材で作った鍋料理を出しているお店が紹介されていました。この記事はレシピではないので具体的な材料などが分からないのですが、適当に作ってみることにしました。ネギの甘味と、豚肉の旨みが、この料理の長所のようなのですが、私が作った豚ネギ鍋は、あまり甘く感じませんでした。加熱時間が短かったのかもしれません。こちらも改良の余地ありです。また挑戦してみます。

<今日の一言>
かいりょう ―りやう【改良】
(名)スル
物事の悪いところを改めて、前よりよくすること。改善。
「品種を―する」「―型」「―種」
〔reform の訳語として明治期につくられた語〕
(三省堂「大辞林 第二版」)