監督:ゴア・ヴァービンスキー、出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、アメリカ、2006
大人気海賊映画の第2弾です。映画の冒頭で、いきなり第3弾が来年公開されることが明らかにされます。ということは、主人公3人は、今回は死なないことが容易に推察されます。いくら手に汗握る戦闘シーンが映画の中で続いても、主人公たちが死なないことが分かっているため、ハラハラドキドキ感が半減しました。
この作品をこれから観る方は、ぜひ念頭に置いておいて欲しいことがあります。映画の話の作り方です。私は映画を観ている最中に気が付きました。娯楽映画の物語の基本は「緊張」と「緩和」です。この『~デッドマンズ・チェスト』は、「緊張」の時間が多い映画です。それは、「1対1」と「三すくみ」のシーンが、連続して押し寄せてくるためです。
「1対1」のシーンは、ここ一番の盛り上がるシーンで使われます。例えば、主人公 VS 悪の親玉。
「三すくみ」は、「1対1」のシーンを盛り上げるための前フリで、物語全体の面白さをスパイスする役割があります。例えば、主人公A VS 主人公B VS 前作の悪人 が、宝箱のカギを奪いあうシーン。
このような「1対1」と「三すくみ」がめまぐるしく展開するため、『トムとジェリー』を少し複雑にしたようなドタバタ劇が繰り出され、映画の観客を飽きさせない娯楽大作になっているのだと思います。
「1対1」と「三すくみ」のことを念頭においていると、驚くほど冷静に、『~デッドマンズ・チェスト』を観ることができます。冷静に観ることが、良いのか悪いのかは、はっきりといえませんが。
大人気海賊映画の第2弾です。映画の冒頭で、いきなり第3弾が来年公開されることが明らかにされます。ということは、主人公3人は、今回は死なないことが容易に推察されます。いくら手に汗握る戦闘シーンが映画の中で続いても、主人公たちが死なないことが分かっているため、ハラハラドキドキ感が半減しました。
この作品をこれから観る方は、ぜひ念頭に置いておいて欲しいことがあります。映画の話の作り方です。私は映画を観ている最中に気が付きました。娯楽映画の物語の基本は「緊張」と「緩和」です。この『~デッドマンズ・チェスト』は、「緊張」の時間が多い映画です。それは、「1対1」と「三すくみ」のシーンが、連続して押し寄せてくるためです。
「1対1」のシーンは、ここ一番の盛り上がるシーンで使われます。例えば、主人公 VS 悪の親玉。
「三すくみ」は、「1対1」のシーンを盛り上げるための前フリで、物語全体の面白さをスパイスする役割があります。例えば、主人公A VS 主人公B VS 前作の悪人 が、宝箱のカギを奪いあうシーン。
このような「1対1」と「三すくみ」がめまぐるしく展開するため、『トムとジェリー』を少し複雑にしたようなドタバタ劇が繰り出され、映画の観客を飽きさせない娯楽大作になっているのだと思います。
「1対1」と「三すくみ」のことを念頭においていると、驚くほど冷静に、『~デッドマンズ・チェスト』を観ることができます。冷静に観ることが、良いのか悪いのかは、はっきりといえませんが。