前回に引き続き:市ヶ谷の、某・坂道上にあります、道路沿いの細長い庭(ラインガーデン、とでも申しましょうか)の
手入れをしておりましたが、
今日、終わりました。
*
手入れの最中のこと。
他よりちょっと奥深めになっている、角のあたり、
キンモクセイの茂みの中に
ハトの巣が 見つかりました。
*
はっと見上げると、(←ダジャレのつもりじゃないですよ)
巣が。
巣の中には、
2羽の小鳩が。
息を潜めて、ただ じっとしていました。
ハトの心臓は 察するに、もう、
超警戒態勢、非常事態警報が真っ赤に鳴り響き、てんやわんやのバックバクだったことでしょう。
なんせ、すぐそこに得体の知れぬ「ケダモノ」が現れてしまったのですから。
「ポッポー」の「ポ」の音も 漏らしません。
*
”小鳩” と言っても、
もう、中くらいサイズ(=手のひらの大きめの人の手のひらと同じくらいのサイズ?)まで、育っていました。
巣に触れないように気をつけたけれど、
周りもひっくるめてずいぶん剪定をして 環境が変わってしまったので、
「もう親鳥は来ないだろうな。」
と、若ボスは言っていました。
カメラを向けると、
灰色の羽根を高々と揚げるのです。
「威嚇」というやつだな、と思いました。
(あんまり脅かしてはいけないと遠慮したので、下手に途切れた写真ですみません;)
威嚇。
本能的なリアクション。
でも、それだけでした。
彼らはその場から、びくとも逃げないのです。
きっと、
逃げるすべを まだ、知らないのです。
*
その日、
落とした枝葉を片付けつつ、ちらちら 気にしつつ居たのですが
2羽の小鳩は、
こちらを横目に(あるいはガン見で)警戒していながらも
ただひたすら、じっと、
そこに うずくまっていたのでした。
*
そして、今日。
巣を見たら、
そこに ハトは居ませんでした。
「まさか」
不安になって樹の根元を見たけど、
落ちた、というわけでも、なかった。
ここは秋田の山間ではないから、アオダイショウに食われちゃったということも、おそらくあるまい。
と、
少し離れて見ると
居ました。
すぐそばの木の間を 横に架け渡してある、竹の「物干し竿」(支柱の支持用・横つっかい棒、、とでも申すのでしょうか)
そこに、止まっていました。二羽とも。同じ方向を向いて。
外見は、ちょっと変わったように見えました。
いわゆる「ひな」の形を残し、妙にほの白く、毛羽立って、痩せた感じ、、
だったのが、
いわゆる「ハト」然としているように見えます。
上野の公園にいくらでも居そうなあの、灰色に群成すオトナの「ハト」の風体になっていました。
気のせいですかね。初めて全身を見たから、かも。
近づいても、そんなにてんてこまいにも なりません。
わずか数日の間に、オトナの階段登ってしまったのでしょうか。
それにしても
無事のようで、ひとまず ホッとしました。
少なくとも、ちょっとは飛べるのですね。
(容赦なく 近づいて撮る、の図)
*
親鳥が 仮に もうこの二羽を見放してしまったのだとしても
この分なら、生きて行けるでしょう。
*
さて
彼らは どこに 新しい巣を作ることになるのでしょう。
やっぱり、ハトのメッカ:上野公園かしらん。
*
手入れは、今日で完了。
私達も そっと 彼らに別れを告げました。
*
某ナントカの某ナントカばっかりじゃしょうがないのでタネ明かししますが、
市ヶ谷のソニービルの脇にある、小さな坂道上に、ここはあります。
「○○坂」と名前の付いているまっすぐな坂ではなく、ちょっと見るとすぐ行き止まりになってそうな、
でも登って行くと「ぐね~~」っと蛇行している、のぼり坂。
坂の地図と「定火消(じょうびけし)発祥のなんちゃら」みたいな小さな碑文棒が片隅に立ってたりするのが、目印。
その坂道の途上に、この「ラインガーデン」は、あります。
パッと見、なんてことない植栽の連続。気にならない人にはきっと、全く気にならないかも。
ですが、
色んな木があり、色んな草花があります。
(今は手入れしたばかりなので、ちょっと殺風景かもしれないけど)
坂道のちいさな森の背景には、青い空が広がります。
四季折々、色々な色や においが ちりばめられることでしょう。
春にはハナモモが、キレイだそうです。ハクモクレンも薫るでしょう。
夏にはアジサイ、ギボウシ、サルスベリ。
来年の秋にはもちろん、キンモクセイの香りが満ちあふれるはず!(前回参照)
今、紅葉が混じり始め。
サザンカがちらほら。
ちょっとかがむと、アップルミントが。甘くて涼しくて優しい香りが、素敵すぎます。
ああ困った、ほんとに色々あるな。紹介しきれませんな。
*
もしご興味を持って頂けましたら、ちょっと分かりにくいですが、足を運んでみてもいいかも。
散歩(あるいは歩行運動)がてら。
(急いでて、あんまり素敵な写真じゃないけど;)
道の片側は 静かなマンションや住宅が建ち並ぶ場所なので、
どうぞ慌てず騒がず、
ただ「歩きすぎる」それだけの、数分の、静かなひとときを、
静かに楽しんで頂けたら、是幸いです。
あとは
ご近所の「庭番」のみなさんが、きっともっと素敵に調えてくれると思います。
宜しくお願いします。
*
ハトは もうすぐ 巣立つでしょう。
* * * *
おしまい。
今日はとにもかくにも ハトをグレイテスト・フィーチャーして、お届けしました。
殆ど同じような写真ばっかりだけど、気にしない。
そんなこんなで
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別に 危ないことも 哀しくなることも無いから、どうぞおひとつ、お気軽に、クリックしてみて下さいな。
手入れをしておりましたが、
今日、終わりました。
*
手入れの最中のこと。
他よりちょっと奥深めになっている、角のあたり、
キンモクセイの茂みの中に
ハトの巣が 見つかりました。
*
はっと見上げると、(←ダジャレのつもりじゃないですよ)
巣が。
巣の中には、
2羽の小鳩が。
息を潜めて、ただ じっとしていました。
ハトの心臓は 察するに、もう、
超警戒態勢、非常事態警報が真っ赤に鳴り響き、てんやわんやのバックバクだったことでしょう。
なんせ、すぐそこに得体の知れぬ「ケダモノ」が現れてしまったのですから。
「ポッポー」の「ポ」の音も 漏らしません。
*
”小鳩” と言っても、
もう、中くらいサイズ(=手のひらの大きめの人の手のひらと同じくらいのサイズ?)まで、育っていました。
巣に触れないように気をつけたけれど、
周りもひっくるめてずいぶん剪定をして 環境が変わってしまったので、
「もう親鳥は来ないだろうな。」
と、若ボスは言っていました。
カメラを向けると、
灰色の羽根を高々と揚げるのです。
「威嚇」というやつだな、と思いました。
(あんまり脅かしてはいけないと遠慮したので、下手に途切れた写真ですみません;)
威嚇。
本能的なリアクション。
でも、それだけでした。
彼らはその場から、びくとも逃げないのです。
きっと、
逃げるすべを まだ、知らないのです。
*
その日、
落とした枝葉を片付けつつ、ちらちら 気にしつつ居たのですが
2羽の小鳩は、
こちらを横目に(あるいはガン見で)警戒していながらも
ただひたすら、じっと、
そこに うずくまっていたのでした。
*
そして、今日。
巣を見たら、
そこに ハトは居ませんでした。
「まさか」
不安になって樹の根元を見たけど、
落ちた、というわけでも、なかった。
ここは秋田の山間ではないから、アオダイショウに食われちゃったということも、おそらくあるまい。
と、
少し離れて見ると
居ました。
すぐそばの木の間を 横に架け渡してある、竹の「物干し竿」(支柱の支持用・横つっかい棒、、とでも申すのでしょうか)
そこに、止まっていました。二羽とも。同じ方向を向いて。
外見は、ちょっと変わったように見えました。
いわゆる「ひな」の形を残し、妙にほの白く、毛羽立って、痩せた感じ、、
だったのが、
いわゆる「ハト」然としているように見えます。
上野の公園にいくらでも居そうなあの、灰色に群成すオトナの「ハト」の風体になっていました。
気のせいですかね。初めて全身を見たから、かも。
近づいても、そんなにてんてこまいにも なりません。
わずか数日の間に、オトナの階段登ってしまったのでしょうか。
それにしても
無事のようで、ひとまず ホッとしました。
少なくとも、ちょっとは飛べるのですね。
(容赦なく 近づいて撮る、の図)
*
親鳥が 仮に もうこの二羽を見放してしまったのだとしても
この分なら、生きて行けるでしょう。
*
さて
彼らは どこに 新しい巣を作ることになるのでしょう。
やっぱり、ハトのメッカ:上野公園かしらん。
*
手入れは、今日で完了。
私達も そっと 彼らに別れを告げました。
*
某ナントカの某ナントカばっかりじゃしょうがないのでタネ明かししますが、
市ヶ谷のソニービルの脇にある、小さな坂道上に、ここはあります。
「○○坂」と名前の付いているまっすぐな坂ではなく、ちょっと見るとすぐ行き止まりになってそうな、
でも登って行くと「ぐね~~」っと蛇行している、のぼり坂。
坂の地図と「定火消(じょうびけし)発祥のなんちゃら」みたいな小さな碑文棒が片隅に立ってたりするのが、目印。
その坂道の途上に、この「ラインガーデン」は、あります。
パッと見、なんてことない植栽の連続。気にならない人にはきっと、全く気にならないかも。
ですが、
色んな木があり、色んな草花があります。
(今は手入れしたばかりなので、ちょっと殺風景かもしれないけど)
坂道のちいさな森の背景には、青い空が広がります。
四季折々、色々な色や においが ちりばめられることでしょう。
春にはハナモモが、キレイだそうです。ハクモクレンも薫るでしょう。
夏にはアジサイ、ギボウシ、サルスベリ。
来年の秋にはもちろん、キンモクセイの香りが満ちあふれるはず!(前回参照)
今、紅葉が混じり始め。
サザンカがちらほら。
ちょっとかがむと、アップルミントが。甘くて涼しくて優しい香りが、素敵すぎます。
ああ困った、ほんとに色々あるな。紹介しきれませんな。
*
もしご興味を持って頂けましたら、ちょっと分かりにくいですが、足を運んでみてもいいかも。
散歩(あるいは歩行運動)がてら。
(急いでて、あんまり素敵な写真じゃないけど;)
道の片側は 静かなマンションや住宅が建ち並ぶ場所なので、
どうぞ慌てず騒がず、
ただ「歩きすぎる」それだけの、数分の、静かなひとときを、
静かに楽しんで頂けたら、是幸いです。
あとは
ご近所の「庭番」のみなさんが、きっともっと素敵に調えてくれると思います。
宜しくお願いします。
*
ハトは もうすぐ 巣立つでしょう。
* * * *
おしまい。
今日はとにもかくにも ハトをグレイテスト・フィーチャーして、お届けしました。
殆ど同じような写真ばっかりだけど、気にしない。
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