現在 番人長は、東京に出向しています。
ということで、
秋田のレポートは ひとまずお休み。
楽しみに見て下さった方、すみません。
秋田森テラは番人A氏が守っているので、よかったら遊びに行ってみて下さい。
ただし、もう、とっても寒いですよ。
けれど、紅葉は、盛りも半ば過ぎ。
「ぞうき林のさんぽみち」あたりは、
赤、黄、橙。キレイです。
(山頂~「ナラのひろば」あたりは、まさに見頃。)
*
さて
これからしばらくは 所を東京に変えまして、
本業:「造園」の現場レポートを綴って参ります。
その気になったら、秋田で溜め込んで来たネタをポロポロッと織り交ぜつつ、
出来たらなーと思います。
* * * * *
現在、市ヶ谷の某所にて 手入れをしています。
3、4年に作った庭だそうです。
いわゆる「庭」と言われて連想するような、
”囲まれた空間”
というより、
道沿いに細長~~く延びた、街路樹植栽的な、「庭」です。
細長いと言っても、3~5m近い様々な樹がずらずら~っと立ち並ぶ、こんもり豊かな庭です。
大きな幹線道路から脇に入った、裏道っぽい 広くない坂道なので、
静かです。
腰をかけて のんびり過ごす
という設定で作られては居ないけれど、
この長~い坂道を延々歩いている間に、意識して見たりせずとも、
色んな緑は ちらちら 視界に入り
歩いてる道はアスファルトだけど
なんだか
ちょっとした公園の小径を散歩しているような、、そんな気分にも、なったり、します。
*
ふだんは、
ご近所の方がみんなで「当番」を割り振って、お手入れをして下さっているそうです。
「庭番」ですね。うちの「森番」みたいなものですね。
だから、時折
「ありがとうね」と、声をかけられます。当番を受け持っている方々です。
通りがけに、嬉しそうに 眺めて、行かれます。
「気持ち良くなるねえ」
「木も、散髪すると、気持ち良いよねえ」
そうですねえ。
*
「すみませんねえ」と仰ることもあります。
”私達”の庭を手入れしてくれて、ありがとう、代わりにやって頂いて、すみません、
ということなのですね。
ここは、ふつうに見れば「公共スペース」のような空間。なので、
ふつうなら、“自分とは何にも関係ない”道行く人は、気にも留めず、素通りするところでしょう。
地域の人たちが、自分たちの「庭」という意識をもって
大切に管理してくれる。
そうすると、そんじょそこらの道すがらの「植栽」も、
立派な「庭」になり、
人にとっても、緑にとっても 心地好い空気が、育まれる。
ここに居ると、そんな気がします。
*
夏の間に すっかりこんもり茂って鬱蒼となっていたので、
けっこう透(す)いています。そうしないと、
蔭に負けてダメになってしまうものが出たりしてしまうそうです。
樹を透けば、
光が透けます。
光が、木の葉のすきまに透けて、じんわり、満たされます。
時に、ここのところは 20℃近い、暖かい晴れ続き。
(紅葉は まだあまり見られません。)
あたたかい光が 樹冠に溜まって、白く包んでいるようで
「これならきっと、さらに元気に育つんだろうなあ」
子どもを見る親のような
そんな気持ちが湧いたり、します。
*
色んな木があります。
ちょっと珍しいなと思ったのは、ブラシノキ。
種と云うか花の痕みたいなのが、変な形してるのです。
あと、
ハナカイドウ、サルスベリ、とか。モミジもあるし、ハナミズキも。
そして、
金木犀(きんもくせい)が、いっぱいあります。
あの
素晴らしい蜜色の芳香でもって 秋の訪れを告げる花は、
もう、とっくに終わっていました。
秋田では(育つはずなんですが)滅多に見なかったので、
金木犀ファンとしてはちょっぴり「哀しみの秋」、だったのですが、
東京に戻れたけど、もう金木犀も終わってる。終わって散ってくすんだチリのかけらになった”元”花なら、たくさん積もっていました。残念。今年も、かぐわい損ねた。
、と、
そんな、ちょびっとしんみり気分でガサガサ、切った枝葉をかき集めて居たところ:
出逢ってしまえたのです。
奥の方に、ちょびっとだけ残っていた、
オレンジ色の、小さな花。
懐かしい、あの香りがしました。
もしかしたら、町中のどこか、あちこちに、
まだ残り香を見つけられるかもしれません。
だって、
紅葉もまだ、あんまり始まってないみたいだもの。
*
東京の秋は、まだこれから。
秋田の秋は、終盤にさしかかっています。
* * * * *
ありがとうございます。今回もついつい長いね。すみませんね。
所変われば、そういう説明も要るのですもの。
良かったら「人気ブログランキング」のクリック、
宜敷くお願いします。ご遠慮なく!
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というわけで
東京です。
都会の色です。
ということで、
秋田のレポートは ひとまずお休み。
楽しみに見て下さった方、すみません。
秋田森テラは番人A氏が守っているので、よかったら遊びに行ってみて下さい。
ただし、もう、とっても寒いですよ。
けれど、紅葉は、盛りも半ば過ぎ。
「ぞうき林のさんぽみち」あたりは、
赤、黄、橙。キレイです。
(山頂~「ナラのひろば」あたりは、まさに見頃。)
*
さて
これからしばらくは 所を東京に変えまして、
本業:「造園」の現場レポートを綴って参ります。
その気になったら、秋田で溜め込んで来たネタをポロポロッと織り交ぜつつ、
出来たらなーと思います。
* * * * *
現在、市ヶ谷の某所にて 手入れをしています。
3、4年に作った庭だそうです。
いわゆる「庭」と言われて連想するような、
”囲まれた空間”
というより、
道沿いに細長~~く延びた、街路樹植栽的な、「庭」です。
細長いと言っても、3~5m近い様々な樹がずらずら~っと立ち並ぶ、こんもり豊かな庭です。
大きな幹線道路から脇に入った、裏道っぽい 広くない坂道なので、
静かです。
腰をかけて のんびり過ごす
という設定で作られては居ないけれど、
この長~い坂道を延々歩いている間に、意識して見たりせずとも、
色んな緑は ちらちら 視界に入り
歩いてる道はアスファルトだけど
なんだか
ちょっとした公園の小径を散歩しているような、、そんな気分にも、なったり、します。
*
ふだんは、
ご近所の方がみんなで「当番」を割り振って、お手入れをして下さっているそうです。
「庭番」ですね。うちの「森番」みたいなものですね。
だから、時折
「ありがとうね」と、声をかけられます。当番を受け持っている方々です。
通りがけに、嬉しそうに 眺めて、行かれます。
「気持ち良くなるねえ」
「木も、散髪すると、気持ち良いよねえ」
そうですねえ。
*
「すみませんねえ」と仰ることもあります。
”私達”の庭を手入れしてくれて、ありがとう、代わりにやって頂いて、すみません、
ということなのですね。
ここは、ふつうに見れば「公共スペース」のような空間。なので、
ふつうなら、“自分とは何にも関係ない”道行く人は、気にも留めず、素通りするところでしょう。
地域の人たちが、自分たちの「庭」という意識をもって
大切に管理してくれる。
そうすると、そんじょそこらの道すがらの「植栽」も、
立派な「庭」になり、
人にとっても、緑にとっても 心地好い空気が、育まれる。
ここに居ると、そんな気がします。
*
夏の間に すっかりこんもり茂って鬱蒼となっていたので、
けっこう透(す)いています。そうしないと、
蔭に負けてダメになってしまうものが出たりしてしまうそうです。
樹を透けば、
光が透けます。
光が、木の葉のすきまに透けて、じんわり、満たされます。
時に、ここのところは 20℃近い、暖かい晴れ続き。
(紅葉は まだあまり見られません。)
あたたかい光が 樹冠に溜まって、白く包んでいるようで
「これならきっと、さらに元気に育つんだろうなあ」
子どもを見る親のような
そんな気持ちが湧いたり、します。
*
色んな木があります。
ちょっと珍しいなと思ったのは、ブラシノキ。
種と云うか花の痕みたいなのが、変な形してるのです。
あと、
ハナカイドウ、サルスベリ、とか。モミジもあるし、ハナミズキも。
そして、
金木犀(きんもくせい)が、いっぱいあります。
あの
素晴らしい蜜色の芳香でもって 秋の訪れを告げる花は、
もう、とっくに終わっていました。
秋田では(育つはずなんですが)滅多に見なかったので、
金木犀ファンとしてはちょっぴり「哀しみの秋」、だったのですが、
東京に戻れたけど、もう金木犀も終わってる。終わって散ってくすんだチリのかけらになった”元”花なら、たくさん積もっていました。残念。今年も、かぐわい損ねた。
、と、
そんな、ちょびっとしんみり気分でガサガサ、切った枝葉をかき集めて居たところ:
出逢ってしまえたのです。
奥の方に、ちょびっとだけ残っていた、
オレンジ色の、小さな花。
懐かしい、あの香りがしました。
もしかしたら、町中のどこか、あちこちに、
まだ残り香を見つけられるかもしれません。
だって、
紅葉もまだ、あんまり始まってないみたいだもの。
*
東京の秋は、まだこれから。
秋田の秋は、終盤にさしかかっています。
* * * * *
ありがとうございます。今回もついつい長いね。すみませんね。
所変われば、そういう説明も要るのですもの。
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というわけで
東京です。
都会の色です。
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