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ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

ルビをふる…とよく聞きますが…

2011年02月23日 22時23分29秒 | ルビー

面白い事ですね。

ウィキペディアで「ルビを振る」と検索

すると、

(ウィキペディアより引用)
ルビ(英: ruby)とは文章内の任意の文字に
対しふりがな/説明/異なる読み方といった
役割の文字をより小さな文字で、通常縦書き
の際は文字の右側/横書きの際は文字の上側
に記されるものである。

明治時代からの日本の活版印刷用語であり、
「ルビ活字」を使用し振り仮名(日本語の場合)
やピン音(中国語の場合)などを表示したもの。
日本で通常使用された5号活字にルビを振る際7号
活字(5.25ポイント相当)を用いたが、一方、
イギリスから輸入された5.5ポイント活字の
呼び名が英: ruby(ルビー)であったことから、
この活字を「ルビ活字」とよび、それによって
つけられた(振られた)文字を「ルビ」とよぶ
ようになった。明治期つまり19世紀後半の
イギリスでは活字の大きさを宝石の名前を
つけてよんでいた
(引用ここまで)

私は赤い文字で書くから「ルビーを振る」と

思っていたのですが、たまたま5.5ポイントの

大きさの文字がルビーだったわけですね。

それにしても、文字のサイズを宝石の名前で

呼ぶとは、イギリスもオシャレですね。

写真は、ルビーの原石です。
ルビを並べているわけです。


バチカン サンピエトロ広場のモザイクのリングを見て

2011年02月23日 14時48分54秒 | 宝物

写真は、橋本コレクション「モザイクのリング」です。

実際に手につけて拝見すると、細かいモザイクが

まるで写真の様です。

サンピエトロ広場を参拝した人たちが、

旅の思い出に着けておきたかったのでしょう。

イギリスからバチカンまでの旅は、今でいうと

世界一周ぐらいの距離感があったのでは

ないでしょうか?

そういう昔の人の想いを感じました。


世代をこえて受け継がれるお宝

2011年02月23日 06時52分21秒 | 宝物

昨日は、親しくして頂いている方から

お声掛けいただき、ホテルオークラで

今週末まで開催されている

2010年チャリティーイベント
第二回 名家の逸品
    母から娘へ

に出かけました。

嵯峨家、徳川宗家、尾張徳川家、

鍋島家、前田家、松平家、三井家、

表千家、裏千家、武者小路千家、

の着物、帯から小物、漆器、ジュエリー

などの逸品が展示されていました。

どれも説明をお聞きすると、その当時に

それらの品々を愛用した人々、そしてまた

それをつくった「職人さん」を感じました。

「母から娘へ」というコンセプトでまとめ

られた逸品…

私たちモリスも、この様に受け継がれていく

宝石ジュエリーでありたい、と握る手に

力が入りました。
(恐らく逸品をみて力んでいる拝観者は
 私ぐらいだったので、怪しかったかも…)

そして、

「これぞ、名家の逸品だぞ!」とギラギラ

せずに、それでいて格調高い感じがします。

なんとなく、あたたかく、やさしい雰囲気を

感じたのですが、それは、展示された品々

を引き立てる和紙を通した間接照明にあった

のかも知れません。

会場構成を担当された、京都嵐山の

堀木エリ子先生の和紙のオブジェを通った

「光」も見どころです。

今週末まで、東京のホテルオークラで開催

されています。

見にいらしては如何でしょうか?

 


莫妄想 にはルビー

2011年02月22日 23時07分37秒 | 宝物

モリスブライダルの特約店さんは、全国で

二十数店舗。

現場でお話をお伺いして実感するのは、

先行き不透明ないま、大切なのは「家庭円満」

です。

せっかく結婚したのに分かれてしまうカップル

が激増しているそうです。

アメリカなどでは半分のカップルは離婚する

そうです。

結婚式を控えている女性が。。

「この人で良いのかな?」と思い悩むことを

「マレッジブルー」といいますが、

それは、まだ起こっていないことを心配して

いるのです。

禅の言葉で「莫妄想」(まくもうそう)とは

「未来や過去に思い悩まず、
         いまを鮮やかに生きる」

ということ。

これは、家庭円満の秘訣だと思います。

「いま」には、損や得という理屈は

存在しませんから。。。

好きだった人が、そうでない人に変わっていく

としたら、それは、過去や未来があることで、

「損得勘定」が生まれ、それに縛られるから

です。

この人といると。。。将来損するかも知れない。。

この人が私にした事は許せない。。とか。。

いま目の前にいるパートナーと自分のいま、だけを

大切にすれば、離婚なんかなくなると思います。

この「いま、只今」のあっけらかんとした感覚を

色で表すと「赤」ルビー色だと思います。

マレッジブルーの時にもルビーが良いですよ。

 


宝石ではなくなった人工合成ルビー

2011年02月22日 13時03分26秒 | 宝物

写真は、人工合成ルビーです。

化学組成が天然ルビーと同じですので、

ルビーといえばルビーです。

100年前には、天然のルビーよりも高額で

取引されたこともありました。

今では、宝石として取り扱われる

事は殆どありませんが、古いリングの枠に

ついていました。

時代と共に価値が変わってしまった典型的

な例です。

宝石とは、美しく、希少で、経年変化の無い

モノと考えれば、この人工合成ルビーが

宝石として扱われなくなったのは当然かも

知れません。

技術が発達して数が増えたことと、資産性も

含めた価値が経年変化したことから自然な

事です。

これに、思い出を詰め込んで大切に次の世代に

受け継がれていたとします。

ある日、これが人工合成ルビーだと分かった

としたら、価値が変わった理由よりも

「偽物だった」とがっかりする方が先だと

思います。

そう思うと、思い出が詰まっていても大切に

受け継いでもらえるのか?

何とも言えないルビーでした。


ルビーをKarfunkelと呼ぶドイツ。 日本では紅玉と呼ぶのと同じか?

2011年02月22日 07時41分15秒 | 宝物

ドイツでは、ルビーの事をRubinとかKarfunkel

と呼びますが、Rubinは何となく分かります。

イタリアのRubinoの様で、赤の5段階活用の

様な感じですが、Karfunkelはどこからやって

来たのでしょうか?

ドイツで中世以降、ルビーの事をKarfunkelと

呼び始めたとBernhard Graf博士の本に書いて

あったように思いますが、キリスト教の聖書に

登場する赤い石「カルブンクルス」もしくは

「カーバンクル」に関係しているのでしょうか?

JBSの校長 畠先生に「カルブンクルスは聖書で

燃える石炭として登場する」と習った記憶があり

ルビー、ガーネットなどの赤い石を意味したそうです。

カーバンクルとKarfunkel(カルフンケル)…

聖書と関係あるのでしょうか?

 


ルビーのカット作業は議論しながら…特別な宝石だから

2011年02月21日 20時47分04秒 | 宝物

ルビーのカット研磨作業は、採掘された原石の

形や性格によって石どりを決めていくので、

どの様な形にするのかを、経験の長いカッター

職人に相談することも良くあります。

写真の様に、何人も集まって皆で意見を出し合い

ながら進めていくことも良くあります。

職人さんも自らの手で、かけがえのない原石を

カットしていくのです。

手違いがあったらエライことです。

当然、皆の意見を聞きながら形を決めていきます。

結晶の縦軸を横面にテーブルを持ってきたら

妙な色になることや、原石に決まった形が

無いルビーの原石ならではの光景です。


ルビーは愛の色

2011年02月21日 14時28分28秒 | ルビー

ルビーは愛の色。。。というと

ルビーの宣伝文句のようですが、これは、

何も私たちが考えたモノではありません。

ルビーの語源は「ルビヌス」=「赤」です。

皆さんハートマークは何色ですか?

と聞かれると。。。どうですか。


赤いハートを思い浮かべられると思います。


ルビーの宝石言葉は、「仁愛、情熱、力、

生命、威厳」ですから納得です。


それも、ただの「ラブラブ」ではありません。

キチンと強さ(力)と暑いハート(情熱)が

セットになっていないと、愛せませんよ。。。

と教えてくれています。


ルビーのカット研磨作業に学ぶこと

2011年02月21日 06時31分09秒 | 宝物


ルビーをカット研磨するという作業は、

作業をする人も、カット研磨の指示を

出す人も覚悟が必要です。

実際に、カット研磨していく過程で、

割れてしまったり、内包されている

インクルージョンが表面に出てきたり

色々な問題が出ます。

カット研磨して減ったところは、もう

二度と戻ってはきません。

巻き戻しできないのです。

だから、思ったよりも素晴らしいルビー

として生まれ変わる時には、素直な

気持ちで感謝できます。

ルビーも人も同じで、どこから素晴ら

しいモノが飛び出すか?

やってみないと分かりません。

先入観で見てはいけませんね。


モリスルビーのエタニティーリングは特別

2011年02月20日 13時27分45秒 | 宝物

 

モリスのルビーのエタニティーリングは、

細いラインもありますが、今お持ちのリング

に重ね着けして頂けるとキレイだとおもいます。

雑誌でも紹介されたモデルです。

ダイヤモンドバージョンは、裏側にルビーが

入っています。

 

それから、ブライダルリングにも

エタニティーリングはおススメです。


今日の銀座は歩行者天国

2011年02月20日 08時17分22秒 | 宝物

今日、日曜日の銀座メインストリートは、

歩行者天国です。

広い4車線~6車線が解放されるのですが、

銀座四丁目の和光の時計台から徒歩30秒

のところにモリス銀座ルビーサロンが

あります。

東京地下鉄銀座線のA2の出口から階段を

上がっていただくと、このRマークがあり

ます。

フランスのジュエリーブランド

「モーブッサン」のビルの中、3階です。

3階までエレベーターで上がって

下さい。

サロンでは、ベテランジュエラー荒井も

皆さまをお待ち申し上げております。


名門タキシス家のアメシストリングに感じること

2011年02月19日 07時16分38秒 | 宝物

1760年代のアメシスト/ダイヤ/金/銀のリング。

元の所有者は、中世からヨーロッパで財を成した

トウルン.ウント.タキシス家(郵便王とよばれた)

です。ロスチャイルド家とも親密な仲にあった

裕福な貴族です。

私が驚いたのは、アメシストの色むらです。

強いライトを照らさないと、美しい紫にみえるので

すが、ライトを照らしたとたんに、美しい紫と

色の抜けた部分が見えました。

ローズカットのダイヤモンドもこの時代は、

完璧な形ではありません。

品質の良し悪しでみれば、素晴らしいアメシスト

ではありません。

しかし、私は、このリングを大切にされて
(大切にされないと残りません)

また、この宝石を着けて社交に出かけていかれた

方の事を想像してしまいます。

宝石には、同じものは2つと存在しません。

 

最近では、宝石といえばダイヤモンドです。

とても量が多い宝石ですので、個性を表現するために

4C(一般に鑑定と呼ばれる)がありますが、

忘れてはいけないのが、宝石は

「たった一つ」だということです。

指輪とは、そういうものではないでしょうか?


「橋本コレクション」より。
文章は、宝官優夫先生の解説を参考に。


ありがとう=有難うという意味

2011年02月18日 22時31分33秒 | 宝物

モリスルビーは、たくさんの仲間たちに支え

られています。

本当にありがたいことですが、

なぜこうなったのか?

説明しろといわれても…できません。

なぜなら、普通に考えたら偶然が何百個も集まって

モリスが出来ました。

さて、ありがたいといいましたが、

ありがとうは、=有難うです。

有ることが難しいのです。

考えてみればモリスルビーのシステムは

頭で考えて、計画して、それが正しい計画だとしても

10年そこそこでは、作れるものではありません。

正に有難うございますです。

ミャンマー/日本/シンガポール/中国で

頑張る皆さま…そして、モリスルビーの

オーナーさま。

このご縁に、ありがとうございます。

 


インドの神様のおでこについているのはルビーだろうか?

2011年02月18日 13時13分40秒 | 宝物

インドの神様は、おでこに赤色のモノがついて

あります。私は、あれがルビーだと思うのです。

というのも、インドでは古代からルビーとガーネット

スピネルを見分けていたからです。

最上級の赤い石は、勿論ルビー。

だから、ヒンズー教の方々がおでこに塗っている

赤いモノは、ルビーをイメージしているのではない

でしょうか?


クロム…不思議な元素

2011年02月17日 20時56分59秒 | 宝物

 

ルビーとブルーサファイア。

違う宝石の名前ですが、鉱物的には

同じです。

コランダムという鉱物にクロムが入ると

赤いルビーになり、鉄とチタンが入ると

ブルーサファイアになります。

不思議なのは、ルビーを赤くしている

クロム(Cr)ですが、エメラルドに入ると

緑色に見えます。

それもそのはず、クロムの語源は、

古代ギリシャで色を表わす、その後の

カラーの語源なのです。

宝石をカラフルにするはずです。