よく知り合いなどと会話をしていて、
「宝石」というと、
「胡散臭いな~宝石っていうと…」と
仲の良い友人ほど、心配して言ってくれます。
悲しいかな、そう言われてしまう理由も
すぐに思い付いてしまうのが残念です。
まず、なぜその「お値段」なのか?
説明できるジュエラーが少ないし、
「宝石には値段があってない様なモノ」
だなんてお客様に言われても反論さえしない。
宝石には、値段は確実にあるのです。
無いとすれば、宝石としての価値が低いモノを
高いお金を払ってお買いになられたからです。
その挙句、その宝石が何なのか? を第三者の
宝石鑑別機関に依頼しないと分からない…
これについても、
鑑別機関の発行する書類は、品質の保証をする
モノではないと鑑別書の裏側に書いてあるのに…
「これは珍しい宝石です、ここに鑑別書が
付いていますから安心です」なんて説明して
しまう。
八百屋さんに行って、
「これは何ですか?」と聞いて
「ちょっと待って、説明書見るから…」なんて
言われたら、ガクッときます。
車のディーラーで、
「この車はなんですか?」と聞いて、
「え~と、これは自動車とカタログに書いてます」
なんて答えたら買う人いないのと同じです。
残念ながら、胡散臭いと言われても仕方ないのかも
知れません。
それでは、ジュエラーの名誉挽回の為に…
ジュエラーの中には、宝石を自分の眼で見て
すぐに値段を当ててしまう凄腕もいらっしゃい
ます。
どこの山で採れて、処理をしているかどうか?
いまならどの位の値段で売れるか。
そういう凄腕のジュエラーの方もいらっしゃいます。
価値がどれくらいあるのか知りたい場合は、
宝石を見せに行かれると良いのでは。
これは…このくらいですよ…と即答できれば、
その方は、ホンモノのジュエラーですから、頼りに
して下さい。
私たちモリスは、ルビーが専門です。
ルビーならいつでもお持ちになって下さい。
宝石が胡散臭いのではありません。
説明がしっかりできない宝石商が胡散臭いのです。