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ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

ルビー+エメラルド+ガーネット+アメシスト+ルビー+ダイヤモンドで…

2011年04月08日 07時11分11秒 | 宝物

写真は、橋本コレクションから1800年代の

「regard」リガードリングと呼ばれるものです。

Regardは、好意や尊敬などを表わし、手紙の最後

にもBest regards などと使われます。

その、言葉を宝石の頭文字を並べて表現すると

いう、とても遊び心いっぱいのリングです。

R ルビー
E エメラルド
G ガーネット
A アメシスト
R ルビー
D ダイヤモンド

でREGARDです。

贈られたお友達は、ずっとその気持ちを忘れなかった

でしょう。


ルビーの生地不足?

2011年04月07日 07時22分25秒 | 宝物

写真は、ルビーのカット研磨作業中です。

ルビーをカット研磨しているといつも悩む

ことがあります。

原石の生地不足です。

ルビーの原石は、驚くほど希少ですので、

理想の形にしたときに生地が足りないこと

が良くあります。

完全な形にするために、全体的に削り取る

と小さくなってしまいます。

削り取って完全な姿にするのか?

そのまま残すのか?

多くの場合は、そのまま残します。

処理をして美しさを改良している一般的な

ルビーであれば、完璧な形にするのも良い

と思いますが、無処理で美しいルビーの

原石は別です。

ルビーのキューレット側に生地不足を

見つけた時には、それは、無処理の可能性

が高いかも知れません。

 


結婚する時に贈る大切なリングだから

2011年04月06日 10時16分52秒 | 宝物


モリスブライダルの結婚指輪には、必ず

どこかにモリスルビーが入っています。

この直径2㎜の小さなルビーは、特別です。

鉱区で採掘された瞬間にイエッチョー君たち

が、将来これを持つ方におもいを馳せながら、

「お幸せに…」と拝んでくれ、

そして、ヤンゴンでは、ゾーミンチョー君たち

が一つ一つ丹念に研磨していきます。

その後で、チョーミンナイ君が顕微鏡でルビー

の内包物(インクルージョン)を記念撮影して

から日本にやってきます。

3~6か月の旅ですが、その間、ずっとモリス

のスタッフが大切にしてきた「宝の石」です。


お召しになられたら、リングの内側に入っている

モリスルビーのことを思って頂けると、

頑張った私たちは嬉しいのです。


宝石ルビーを持つということ

2011年04月06日 06時56分15秒 | 宝物

写真は、2011年にモゴック鉱山で産出された

無処理で美しいルビーで、ジェムクオリティー

と呼ばれる、最高の品質のものです。

この最高品質のものは、産出される美しいルビー

の中でもほんの一握り、何千個に1個です。

 

「経年変化が無い」のが宝石の定義ですので、

この後、何百年経っても何千年経っても品質

は変化しませんし、その希少性も高まってい

くはずです。


そして、オーナーさんからオーナーさんへ

世代を超えて受け継がれていくのが宝石の

本質です。古くならないからです。


古くならない、その美しさと希少性。

それゆえに宝石は、「還流するもの」であり、

「重要な宝石」の9割以上は長い歴史の中で

還流しているのです。


「宝石を持つということ」は、そういう財宝

を自分の人生の間、預かりながら、次に

持ってくれ、また、その次の世代に

受け継いでくれる人を探すということに

他ならないのかも知れません。


ミャンマー北部のルビー鉱山 タナイ

2011年04月05日 12時29分57秒 | 宝物

写真は、ミャンマー北部のタナイ鉱山から

産出されたルビーです。

ミャンマーといえば最高のルビーが産出され、

歴史的に有名な「MOGOKモゴック」鉱山を

はじめ、2000年から鉱区として指定された

「Nam-ya」鉱山が有名です。

(加熱処理をしるルビーの鉱山としては、
 「Mong-Hsuモンスー」もあります)

最近では、モゴック鉱山の北部「モーメイ」

やナヤンよりさらに北部にある「タナイ」でも

ルビーが産出しています。

無処理で美しいルビーの原石は、驚くほど

少ないので、採掘する場所が増えるのは

いいことだと思います。


日本とミャンマーが協力すれば…

2011年04月03日 22時40分37秒 | 宝物

ミンガラーバー…とは、ミャンマー語(ビルマ語)

で「こんにちは」。

「調子はいかが?」は、「ネカンウラー?」。

と文字で書くと、全く違うように見えますが、

実は、日本語と声の音程や調子が良く似ています。

ビルマ語で「名前」が「ナンメー」だったり、

ビルマ語で「エンガ―レイロウ」が「えいご」

だったり、「わたし」の事が「チン」と言ったり、

しかも文法が良く似ています。

私は挨拶ぐらいしかできませんが、ミャンマーの

スタッフが皆で日本語を一生懸命に勉強してくれ

ますので、色々教えてもらえます。

それにしても、文化も言葉も更に宗教も良く似て

いるミャンマーと日本はもっと仲良くすれば

色々な面で助け合えると思います。


人もルビーもご縁…だとすると。

2011年04月03日 10時31分54秒 | 宝物

原産地でルビー、宝探しをしていると

不思議な体験をすることがあります。

たまたま、ミャンマーまで連絡を頂いて、

「…こういうルビーが欲しいのだ
 けれども、いまモリさんミャンマーですって!
 でも、急に言っても無理よね…」

とお聞きしてびっくりします。

「…というルビー」は、昨日、私は出会っています。

ただ、私たちのところから出たルビーではないので、

これから譲ってもらえるように交渉しなければ

なりませんが、こういう「ご縁」を感じることは

良くあります。

何年も一生懸命に探しても相性のよいものと

出会えない事もあれば、今回のように

「…そういうルビーは昨日見ました…」

と偶然、ハプニング的に出会うこともあります。


でも、人と同じで「出会い」は頭で考えた瞬間に

遠ざかっていくものかも知れません。

「感」じなくなるから…


ミャンマー現地でルビーに出会える確率

2011年04月02日 20時50分43秒 | 宝物

今日の一日の仕事が終わりましたが、

今のところ一つの「ご縁」もありません。

しかし、いつもの事なので、驚いていません。

皆さんは、原産地に行って宝石ルビーに、

どのぐらいの確率で、出会えると想像されて

いるでしょうか?

 

イエッチョー君が採掘し、ミヨテ部長が鉱区を

また、ヤンゴンなどミャンマー全国を走り回って、

一生懸命に探しても、ジェムクオリティーで

1ctを超えるルビーは、一か月に5個ぐらいです。

 

ビックリするほど少なく、ジュエリークオリティー

を一生懸命に集めてもやはり10~15個程度です。

 

数が少なすぎるので、だから加熱処理などの

量を増やす技術がドンドン発達したのだろうと

肌で感じます。

 

でも、モリスは、無処理で美しいルビーしか探しません。

私たちは、「ルビーを知っている自分たちが、自分たちの

お宝として持っていたいルビー」を探しているのです。

 

…という訳で、明日からまた、たいへんです。

ファイト!いっぱつ! です。

 


今からミャンマーでルビー(お宝)探し

2011年04月02日 09時35分32秒 | 宝物

いまからヤンゴンへ入ります。

何時もの様に宝探しが始まるのですが、

「宝物」の代表「ミャンマー産の無処理で美しいルビー」

はとても希少性が高く、探すのも「縁」がすべてです。

0.5ctまでのモノならばまだしも、1ctを超える

「Gems」と呼ばれるものは大変です。

今回、出会えるかどうか…分かりません。

もう、170回近く現地へ来ていますが、毎回同じように

行くときは不安です。


記事のタイトルを入力してください(必須)

2011年04月01日 23時25分52秒 | 宝物

銀座ルビーサロンは、東京銀座線

A2出口をでたら真正面に「R」の

ルビーマークがあります。

空也のお菓子とお抹茶でゆっくりして

下さい。

写真は、今日の空也さんのお菓子と

「魯山人」のお茶碗です。
(高槻の古曾部焼も味があっておススメです)

お気軽にお立ち寄り下さい。

お気に入りのルビーが見つかるかも。

知れません。

 


モリスブライダルの特徴

2011年04月01日 13時40分11秒 | 宝物

モリスは、結婚指輪を作っています。

「モリスブライダル」は、必ずどこかに

ルビーが入っているのが特徴です。

写真のリングは、私がつけている結婚指輪と

同じ種類ですが、裏側にルビーが入っています。

当然ながら、着けると見えません。。。

が、無いものと、入っているものと

どちらが良いですか?と聞かれたら、

やはり、入っている方が良いと思います。

結婚指輪自体が「気持ちのリング」ですから。

実は私も写真のリングを着けているのですが、

私のリングに入っているルビーには、

シルクインクルージョンといって、

針状の結晶がシルクのように密集して

入っています。

このルチルの針状結晶は、古代ローマでは、

「愛の矢」とか、「ヴィーナスの髪の毛」と

呼ばれ「愛の象徴」でした。

やはり、気持ちのリングは「気持ち」が

大切ですから。。。


ルビーとダイヤモンドは最高の結婚指輪

2011年03月31日 14時00分11秒 | 宝物

ルビーは、愛の象徴、家庭円満のシンボルです。

そして、約束のシンボルはダイヤモンド。

ふたつあわせると永遠の愛。

実は、ルビーは、欧州でも日本でもロイヤルファミリー

が結婚のときに母親から娘に受け継いでいく宝石

です。

雅子さまのルビーリングも美智子さまから

受け継がれたものです。


100年前のジュエリーのカタログ

2011年03月31日 07時57分18秒 | 宝物

写真は、100年前にイギリスのジュエラー

エドウィンWストりーターが発行したカタログ

を日本の宝石商の老舗「諏訪貿易」の諏訪会長

が当時のマーケットの理解に役立てて貰おうと

コピーをしたものです。


引用ここから)

はじめに…ここで見ていただく装身具は100年前に
作られました。美しくバラエティーに富んだ宝石
の装身具は今も立派に使えるものです。装身具の
スタイルの基本は100年前にすでに完成されていた
といえるのではないでしょうか。この小冊子は、
1900年頃にロンドンの宝石商Streeterが発行した
ものです。彼の店は消滅し、又著作権(50年)は
失効していますが、EDWIN W. STREETERの宝石
の造詣は深く当時の宝石の原産地やマーケットの
理解に役立ちます。Streeter氏に感謝しつつ、
宝石を愛する人々と共にこの価値のある小冊子を
分かち合いたいと考えます。2003年3月 諏訪恭一

引用ここまで)

と書かれていますが、記述のとおり今でも普通に

使えるデザインばかり、いや、今、発表すると

「新しいデザイン」として通用しそうなものも

あります。


このカタログのコピーをした諏訪会長の

メッセージは、

「宝石は、100年経っても何も価値観が、
 変わりなく、受け継がれていくものなのだ」

ということでしょう。

100年後の皆さんに笑われない宝石ジュエリーを

作って行かないと…と思いました。


ワインとよく似ているルビーの楽しさ

2011年03月30日 16時02分47秒 | 宝物

一番好きなお酒は?

ときかれると私は「赤ワイン」と

こたえます。あのルビー色の美しい

赤をグラスの下からライトに照らし

ながら楽しみます。

そして、あのリッチなルビー色ワイン。

面白いのは、赤ワインもルビーと同じ

ように産地によって色彩や色調、

色の濃さが違います。

ソムリエさんに産地ごとの特徴や

おすすめになられた理由などをお聞

していくと、楽しみが広がります。

そして、更に面白いのが、1000円の

ワインと5000円のワインの違いは、

ソムリエさんに説明いただかなくて

も良く分かるのですが、5000円と

30000円のワインは、ソムリエさん

がいらっしゃらないと、違いが

分かりません。。。

(私には。。)

でも、プロに説明を頂くと納得です。

このあたりもルビーとよく似ていて

楽しいものです。