球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

日本における色彩表現のヒエラルキー

2012-09-21 | 日常
赤いリンゴ。
青い海。
黄緑の枝豆。
黄色い紅花。
橙色のミカン。
紫の葡萄。
藍色の浴衣。

せめて虹に表現される7色くらい同じような書き方をしたいのだが
○い、と容易に形容詞化する赤と青だけ自由度が断然高く、他の5色は ○の、とか ○色
と書かないと言葉がつなげない。

○い、と書くためには名詞の終わりの母音が[a]または[o]で終わらないと収まりが悪そうというのが
本当の理由かもしれないが、黒、白、赤、青が4強で他がちょっと弱い印象が拭えない。
多分これが原因で苛ついた詩人が過去にいるだろうな、と思った。



とここまで書いて、本当に4強なんて書いてしまっていいのだろうかと思い
せめて24色鉛筆のラインナップくらいでは確認しようと思って調べていたら
そういうレベルではないものにめぐり合ってしまった。
この細かな違いをシンプルに表現する仕事は不可能と認定されたのだな、と思った。

ところで、24色鉛筆のラインナップは
きいろ、きみどり、みどり、みずいろ、あお、むらさき、ももいろ、あか、だいだいいろ、
うすだいだい、ちゃいろ、くろ、しろ、やまぶきいろ、おうどいろ、ふかみどり、
ぐんじょういろ、すみれいろ、あかむらさき、しゅいろ、こげちゃいろ、ねずみいろ、ぎんいろ、きんいろ
ということで、4強説は崩れていないと思われる。
コメント (2)
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