球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

瑪瑙の釣針

2012-09-11 | たぶん難解な話
好きそうなエサと共に釣針を垂らせば大きい獲物が釣れる。
しかしその獲物は既にボックスに入っていた獲物を食い荒らすこともある。

そして、釣り針を垂らしていると感じていれば、それに食いつくものを眺めて
自分を釣り人の立場に置いた魚の関係に喩えられるが、
魚は自分が"エサにおびき寄せられている"ということに気がつけば
案外それを回避する知恵も持っている。

自分が魚であったとして、おびき寄せられていることに気がつかなければ
自分が釣られている自覚もまた、持つことができないということになる。

最初の釣り針は何処から降ってきたのか。
自分が最初に竿を振るったのか、はたまた自分はもの知らぬ魚のように
エサに食いついたのか、傷ついた魚人はそれさえ分からなかったといいます。



コメント
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