魔法の鏡をみつけたら

なお子改め夏海遙のブログ

エチオピア航空はやっぱりイイぞ

2019年07月30日 | 日記

ゆうべ再びエチオピア航空に乗り、出稼ぎに来ました。機内で、「ラムかサーモンか?」と訊かれ、ラムって答えたのにサーモンがきたのはなぜ?美味しかったからいいけど。
ちなみに機内では、ディカプリオ版の「華麗なるギャツビー」を観てましたが、映画が終わる前に仁川に着いちゃった。


一晩かけて遊んでヒコーキ代とホテル代とお小遣い分を稼いで、今はホテルのカフェで、チェックインまで時間潰してます。人参ケーキがすごく美味しかった!

千秋楽!

2019年07月29日 | 日記
朗読一人芝居「父と暮せば」は、昨日無事に千秋楽を迎えました。
お客様に語りかける、間を恐れない、という点を特に今回勉強させていただきました。

前から観てくださっているお客様からは、西本裕行さんの追悼公演から、一人芝居として自立してきた、とのご感想をいただきました。
共演したバイオリニストの西本徳子さん、演出の河田園子さんをはじめスタッフの皆さんには今回も大変お世話になりました。
そしてお暑いなかご来場くださったお客様、ありがとうございました!












2日目

2019年07月26日 | 日記
今年のマリコちゃんと、夏の花。


今日は2日目の公演でした。ほぼ満席で沢山のお客様に来ていただけました。
少し早口でとばしてしまった自覚があるので、もっと落ち着いて空間と身体をつかいたい…(^.^)
明日と明後日もがんばります!
27日土曜14時/18時 、28日日曜14時
まだ残席あります。比較的空いているので、ゆったりご覧いただけます!



劇場入り!

2019年07月24日 | 日記
昨日、劇場入りして、仕込みと最終稽古をしました。
目黒のクレオスタジオに、照明さんや有志の会メンバー、そして5月にスタジオを作ってくださったクレオメンバーのおかげで素敵な舞台空間ができあがりました。

今年は新しい空気の中にいて、四谷三丁目の茶会記の時ほど美津江とおとったんの家に帰ってきた、という気はしないのですが、別のエネルギーも湧いてきています。おもいがけないおとったんに出会えたり、自分と西本さんが融合したと感じる瞬間がありました。

明日から本番に入り、お客様からもエネルギーをいただいて、どう進化していけるか楽しみです!
7/25木曜〜28日曜まで、目黒でお待ちしております!

「トゥーランドット」

2019年07月22日 | 日記

知人のN氏にお願いして、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」千秋楽に連れていっていただきました。(指揮・大野和士、演出・アレックス・オリエ、管弦楽・バルセロナ交響楽団)
観劇の前に、坂田康太郎氏の講演会に出席。
今回は新演出で、ラストがこれまでに上演されてきたハッピーエンドとは違うそうだ。これまでのも観たことないけど、坂田氏の面白い解説のおかげで期待は高まります。

まず、舞台セットがSFのような、銀河鉄道009にでてくる灰色の機械の街のようなものすごい数の階段が入り組んだ高さのあるセット。
トゥーランドット姫と皇帝は、宇宙船のような巨大なポットに乗って降りてきます。

美しい中国の皇女トゥーランドットは、祖先の姫が異国の男に陵辱された恨みから、自分は誰とも結婚しない、と決めています。
姫への求婚者たちは、姫から問われる3つの謎を解くことができないと処刑されてしまうのです。

第3幕、勝利を確信した王子カラフが歌う「誰も寝てはならぬ」。フィギュアスケートの宇野昌磨くんや荒川静香さんの演技で聴き慣れていましたが、歌詞をみながらオペラのストーリーの中で聴くとこんなにエロティックな意味のある歌だったんだなと思いました。
奴隷の女リューの犠牲があり、王子カラフに口づけされ彼の愛をしぶしぶ受け入れるかに見えたトゥーランドットですが、ラストは死を選びます。それは誇りからなのか、絶望からなのか…。

自分の国を追放されてきたカラフ王子達もまた、トゥーランドットにとっては侵略者になってしまった。戦争の色が濃く出た舞台でした。
登場人物たちの思いが絡みあう、ものすごい熱量の応酬の第3幕後半は圧巻でした。ラストの民衆の歓喜のコーラスから衝撃的な姫の死で幕が下りるまで、鳥肌がたちました。

N氏が常々、「世界最高の舞台芸術はオペラだ」と言っている意味の半分くらいはわかった気がしました。
(トゥーランドット=イレーネ・テオリン、カラフ=テオドール・イリンカイ、リュー=中村恵理)
新国立劇場 オペラパレス