「父と暮せば」2015公演、昨日無事に千秋楽を迎えました。
8/28~30までの、たった3日間、4回のみの公演でしたが、
なんだかとても永い時間を過ごしたような気持ちです。
演出家、制作スタッフや、お客様がたの西本さんへの思いに支えられ、西本さんの妹の西本徳子さんの心のこもった美しいヴァイオリンの旋律に助けられ、「挑戦して本当によかった!」と思える公演になりました。
飯塚、東久留米、京都、群馬、山梨、郡山など、全国各地からこの公演のために西本さんと親しかったお客様や舞台関係者がはるばるといらしてくださり、「たしかにおとったんが舞台に存在していた。」とおっしゃってくださいました。
そして、今までのリピーターのお客様だけでなく、はじめて「父と暮せば」を観るというお客様にも喜んでいただけたことは、制作サイドにとって嬉しい誤算だったようです。
今だからこそ言えますが、やはり稽古の始めの頃は、私のひとり語り形式が受け入れられるのか、大コケして今まで西本さんと積み上げてきたものに泥を塗ることになったらどうしよう、とよく眠れない時期もありました。
稽古がすすんでからは、1人で2人分しゃべる大変さにぐったり疲れて、グッスリ眠れていましたが(笑)
去年の、魂がぶつかりあうような西本おとったんとの公演の千秋楽、西本さんの「来年もやります!」という鶴の一声で実現した今年の舞台は、ひとにプレゼントすることが大好きだった西本さんからの贈り物だと思っています。
観客のみなさまとこの時間を共有できたことに感謝しております。
それから、適確な演出で導いてくださった河田園子さん、私と園子さんを最初から信頼してくださった制作の荒川さん、稽古につきあって励ましてくださった石井さん、素敵な紙芝居「一寸法師」の絵を描いてくださった村上さん、いつもニコニコお手伝いと音響をやってくれた後輩の白倉くん、西本さんのご家族、喫茶茶会記のマスター、うちの両親に深い感謝をこめて。
ありがとありました!