魔法の鏡をみつけたら

なお子改め夏海遙のブログ

終演

2015年08月31日 | 日記


「父と暮せば」2015公演、昨日無事に千秋楽を迎えました。

8/28~30までの、たった3日間、4回のみの公演でしたが、
なんだかとても永い時間を過ごしたような気持ちです。
演出家、制作スタッフや、お客様がたの西本さんへの思いに支えられ、西本さんの妹の西本徳子さんの心のこもった美しいヴァイオリンの旋律に助けられ、「挑戦して本当によかった!」と思える公演になりました。


飯塚、東久留米、京都、群馬、山梨、郡山など、全国各地からこの公演のために西本さんと親しかったお客様や舞台関係者がはるばるといらしてくださり、「たしかにおとったんが舞台に存在していた。」とおっしゃってくださいました。


そして、今までのリピーターのお客様だけでなく、はじめて「父と暮せば」を観るというお客様にも喜んでいただけたことは、制作サイドにとって嬉しい誤算だったようです。

今だからこそ言えますが、やはり稽古の始めの頃は、私のひとり語り形式が受け入れられるのか、大コケして今まで西本さんと積み上げてきたものに泥を塗ることになったらどうしよう、とよく眠れない時期もありました。

稽古がすすんでからは、1人で2人分しゃべる大変さにぐったり疲れて、グッスリ眠れていましたが(笑)

 

去年の、魂がぶつかりあうような西本おとったんとの公演の千秋楽、西本さんの「来年もやります!」という鶴の一声で実現した今年の舞台は、ひとにプレゼントすることが大好きだった西本さんからの贈り物だと思っています。

観客のみなさまとこの時間を共有できたことに感謝しております。

それから、適確な演出で導いてくださった河田園子さん、私と園子さんを最初から信頼してくださった制作の荒川さん、稽古につきあって励ましてくださった石井さん、素敵な紙芝居「一寸法師」の絵を描いてくださった村上さん、いつもニコニコお手伝いと音響をやってくれた後輩の白倉くん、西本さんのご家族、喫茶茶会記のマスター、うちの両親に深い感謝をこめて。

ありがとありました!

 

 


今日の稽古

2015年08月22日 | 日記
一人芝居の稽古、みっちり4時間。
つ、疲れた~~。
ずっーと喋りっぱなしだもんよ。

演出家のダメだしや指導を受けるのも、私ひとり。
贅沢な時間だー。

何かもうやらなきゃいけないことが多すぎて大変なんですが、それがうまく体と心を通ったときは、快感〓

終わると、体はすごく疲れてるのに、頭はハイになっててなかなか眠れない。

明日あさってが稽古お休みで、いよいよ来週からは通し稽古!そして本番…。ドキドキ。
どんな作品に仕上がるのか?!

よりよい作品づくりに努めたいと思います。

「父と暮せば~2015」公演情報

2015年08月14日 | 日記

今月末の公演です。

朗読劇「父と暮せば」
作・井上ひさし
演出・河田園子
出演・吉田直子
ヴァイオリン演奏・西本徳子

8月28日(金)19時開演
29日(土)15時開演・19時開演
30日(日)15時開演

料金・1500円 (1ドリンク付)
会場・喫茶茶会記
(新宿区大京町2-4、サウンドビル1階)
25席ほどの小さい会場です。必ずご予約の上、お越しください。

ご予約&お問い合わせ
TEL
03-6907-9213(制作・JOKO)
090-4099-7568(荒川)
03-3351-7904(喫茶茶会記)

7年前からほぼ毎年上演してきた、ふたり芝居ですが、今年は4月に急逝された西本裕行氏の思いを継ぎ、1人で挑戦&美しいヴァイオリンの音色で綴ります。

新しい作品として生まれ変わろうとしています。

稽古が進むにつれ、演じていて一人じゃないと感じるようになりました。

皆様のご来場お待ちしております!

STORY
終戦から3年後の広島。
「うちは、幸せになってはいけんのじゃ。」
ひとり静かに暮らす美津江のもとに、死んだはずの父・竹造が現れて…。