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古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

古典の季節表現 二月十一日 列見

2013年02月11日 | 日本古典文学-春

久安元年列見に朝所にて盃酌の後囲碁の事
久安元年列見、式日におこなはれけるに、宇治左府内大臣におはしましける、まゐり給て、事々おこし行はれけり。朝所(あいたんどころ)にて、盃酌の後、囲碁ありけり。権右中弁朝隆朝臣・左中弁師能、又少納言成隆・能忠等、二双つかうまつりける。昔は、公卿ぞうちける。弁・少納言つかうまつる事は例たしかならねども、時代によりて、さだめられけるとぞ。公卿は念人(ねんにん)にてぞありける。此事、絶てひさしく成てけるに、めづらしかりける事也。
(古今著聞集~岩波・古典文学大系)

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