monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

海辺の雪

2011年12月15日 | 日本古典文学-和歌-冬

八百日(やほか)ゆく浜のまさごぢはるばるとかぎりも見えずつもる白雪(続拾遺和歌集)

潮風にたちくる波とみるほどに雪をしきつの浦のまさごぢ(玉葉和歌集)

磯べなる松のしづ えにふる雪の消(け)ぬとも見えずかかる白波(新千載和歌集)

こぎかへる棚なし小舟あともなし難波の葦の雪の下折れ(新拾遺和歌集)

うちよする沖つしら波おとさえて雪になるみのうら風ぞ吹く(新続古今和歌集)

沖つかぜ雪ふきかけて白たへになるをの松は葉がへしてけり(安嘉門院四条百首)

(2009年12月30日の「海辺の雪」の記事は削除しました。)

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