
「まんこ」は「背負う」の意。
例文1
「まんこする」=「(赤ちゃんを)背負う」
「まんこしろ」=「(赤ちゃんを)背負いなさい」
「まんこしている」=「(赤ちゃんを)背負っている」
「まんこしてもらえ」=「背負ってもらいなさい」
「まんこしながらあそべ」=「(赤ちゃんを)を背負いながら遊びなさい」
※一般的にこんぼこを背負う意味で用いますが、大人が子供や老人や怪我人を背負う場合も使います。
例文2
※秀吉と母親の会話
母親 「ひでよし、かあちゃん ちょっと せんぜばたけ い
いってくるで いちばんしたのこ を
まんこして おこもりしていてくれや。」
秀吉 「えー こいから あそびに いかっかとおもっていただに
なんで おれが まんこ してなきゃー いけねーだい。」
母親 「そんなこん いわなんで まんこして いてくりや。
せんぜばたけ くさ ぼうぼう に なっちまったで
むしらなきゃー きんじょの しゅうに
あっこの いえは はたけの くさむしりも
できねー うちだ なんていわれちまうで
たのむで まんこしていて くりやな。」
秀吉 「うん わかった。
おぶひも は どこにあるだい。」
例文2の標準語(?)訳
母親 「秀吉さん、お母さんは近くの野菜畑に
行ってきますので 一番下の子を
背負ってお子守をしていて下さい。」
秀吉 「えー これから遊びに行こうかと思っていたのに
どうして私が一番下の子を背負っていなければいけないのですか。」
母親 「そんな事を言わずに背負っていて下さいよ。
野菜畑に雑草が沢山生えてしまっていますので
とっておかないと 近所の人たちに
あそこの家は畑の草取りも
出来ない家だなどと言われてしまいますので
お願いですから背負ってお子守をしていて下さいよ。」
秀吉 「はい 分かりました。
背負い紐は何処にあるのですか。」
※「まんこ」は私が小学生の頃まで普通に我が家では使っていましたが、標準語の卑猥な言葉と同じ発音のためいつの間にか使わなくなってしまいました。
「ほれ まーこしたるに」といってたおばちゃんの声が聞こえてきた気がしました
タイトルでちょっとドキッとしてしまった私って・・・・嗚呼 情けなし(苦笑)
いまごろはどう言ってるかしりませんけど。
とても面白いですネ! 特に例文1が…爆笑しました!
何度読んでも、ムフフと笑えます~
”へ~”ぐらいですね。
しかし、この言葉はインパクトがありますね。
同じ意味の言葉で使うのは、”せたらう”でしょうか。
主に、荷物の時にしか使いませんが。
どこか通ずるものがありそうですね。
語源を知りたいところですがなかなか想像が出来ません。
我が家の松本弁ではもう一つ標準語(?)ではいやらしい言葉として使われているものがあります。
良くは覚えていないのですが。
高校生の頃、女性の先輩で「満子(みつこ)」さんという方がいましたが、よく「まんこ」と呼ばれていました。
名前も気を付けてつけないと駄目なんだと感じました。
私にとっては温かく穏やかで有難い思い出のある言葉です。
いずれも最近使われなくなってきています。
80歳前後のおばあさんがひ孫などにむかって「ほれ、ばばに おぶされ」等というのをたまに聞くとうれしくなってしまいます。