花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

電気料金が高くなる仕組み・総括原価方式のうまみ

2011年09月30日 | 脱原発・原発廃止へ

 「総括原価方式」はガスなどの公共料金に使われる、料金算定方式のようですが、電気料金の場合は次のようになります。

原価(発電所の建設費、燃料費、人件費、広報費など)に利益率(現在は3%)をかけた額が電気料金収入  という決め方です。

 この計算の仕方からは、次のことが言えます。
①気事業者は常に一定の(原価の3%)の利益を保証されている。
②原価を高くすればするほど、利益の額は大きくなる。

原価を高くするには、より高い設備をたくさん作り、高い燃料を買い、高い給与・報酬を支払い、PRたくさんの行い、地元や研究機関にどんどん寄付を行えばよいことになります。

つまり、100万キロワットの電気を作るために、100億円使えば、3億円の利益を計上できますが、50億しかかからなければ1.5億しか利益がないことになります。ならば、100億円かけて作った方が、利益が上がるわけです。
原発をすべて止めても、電気が不足しないだけの、発電設備を持っている理由も、この辺にあるのでしょか?なにせ、施設をたくさん持っていればいるほど、利益が上がる仕組みですから。

しかも、「東電に関する経営・財務調査委員会」によれば、「東電が届け出た原価は、修繕費などのコストを10年間で実際より6186億円上回っていた」とあります。11.29報道
事前に届け出られていた「原価」について、今、問題視されるということは、今までは届け出に対するチェックはなかった?

10月3日に始まる「総合資源エネルギー調査会基本問題委員会」では「総括原価方式」についても議論することになっています。

しかし、今の電力事情からすると、原発に対する災害への見直しにも多額の資金がかかり、高い天然ガスを使わなければならないのでは、原価を下げるのは、企業努力が必要かと思います。
                     
PPS(新規参入の電気事業者)が、適正に競争できるような法的仕組みを、進める必要もあると思います。
防衛省以外の国の省庁が、PPSを利用しているなんて、つい最近まで知りませんでした。
PPSの比率が2%では、「電力の自由化」は、絵にかいた餅です。
                     

《参考》

 

 

 

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資源エネルギー庁資料              
 総括原価 = 営業費 +  レートベース× 報酬率 -  控除収益    
営業費
給与手当、燃料費、修繕費、固定資産税、減価償却費、電源開発促進税、事業税、法人税等
レートベース
特定固定資産、建設中の資産、核燃料資産、特定投資、運転資本、繰延償試算資産
 
控除収益
遅収加算料金、地帯間販売電力料、他社販売電力料、託送収益、電気事業雑収益、預金利息

http://www.enecho.meti.go.jp/denkihp/bunkakai/kihon_mondai/keito_riyo/1th/k1th-siryo5sanko.pdf                   原発廃炉に向けて


根岸栄一さん、「単なる科学とも、物理ともいえない、危険なもの」

2011年09月29日 | 脱原発・原発廃止へ

11.29(木)報道ステーション「原発私はこう思う」

ノーベル賞の根岸栄一さんが「脱原発」の立場から述べられました。

《要旨》
原発は単なる化学とも、物理とも違うもの。本質的に危険をともなう。
特に使用済み燃料の処理は確立されていない。

(推進派は)近視眼的に「自分たちが生きている間だけ良ければ良い」とは思っていないだろうけど、(エネルギー問題は)長期的ビジョンでなければならない。

物理的、化学的に新しいエネルギーを作り出すことができるはず。エネルギーの発見発展にもとずく展開に力を尽くすべき時。

「根岸カップリング」で、ノーベル化学賞を受賞しましたが、この技術を特許取得していなかったことで、有名です。
特許を取らなかった理由は、この技術の普及でした。

 

原発に頼ることをやめるべき.....。
東大の先生は東電に買収されています。そうすると公平にものを言えなくなる。だから、絶対に買収されてはいけません。私は買収されていないから、どこでも何に対しても自由に発言できるのです。
                                                            週刊現代2011.05

                                                                                                                      原発廃炉に向けて

「ウイルス原発狂わす」・やはりあった原発サイバー攻撃

2011年09月28日 | 脱原発・原発廃止へ

9.28読売新聞
兵器としか言いようのない「サイバー攻撃」が、原発にも行われたことが、報じられました。

2003年 米国  原発コンピュータの安全システムが5時間停止
2010年 イラン 原発関連のコンピュータ3万台がスタックスネットに感染。
           イランの感施設で984台の遠心分離機を停止させ、プシェール原発も、一時的に制御不能に。

米国のセキュリティー会社「シマンテック」の研究員の背筋を凍らせた「スタックスネット」。
普段は眠っているのに、特定のシステムに触れた瞬間に目覚め、周囲の装置を壊し始める。
「コンピュータシステム」のサイバー攻撃は、これまでも鉄道網や、行政機関を脅威にさらしてきた。
しかし、今度のウイルスは、今までと違う、恐ろしい力を持っている」と断言しています。

サイバー攻撃は、陸・海・空・宇宙に続く、第5の戦場になりつつあるらしいです。
日本は他国と比べて、サイバー攻撃に対する危機管理が、遅れており、発信源の特定さえ難しい状態とか。

以前日本でも「ハッカー養成」という記事を見た記憶があります。
「日本では「ハッカー」の悪いイメージが先行し、公に養成するのが遅れている」という記事でした。
三菱重工業の企業秘密がどこまで漏れたのかは、分かりませんが、やはり国のレベルで対応しないと、どんどん攻撃される時代に入っているということでしょうか。
「原発」も実際に攻撃にあうことが、実証されました。

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ハグマ(白熊)の由来

2011年09月27日 | 草花・植物

ハグマ(白熊)とは中国産の「ヤク」という動物の白い尾。毛を染めて、武将の采配、僧侶の払子(ほっす)、旗や槍の装飾として使われました。キク科の植物の中で、このハグマの形をした花に「ハグマ」の名がついています。
それぞれ、葉の特徴などから、名前がつきました。

カシワバハグマ(柏葉)   :葉が柏の形
エンシュウハグマ(遠州) :遠州、現在の静岡県東部に自生。花色はピンク。
モミジハグマ(紅葉)    :葉が紅葉の形
オクモミジハグマ(奥紅葉) :オクモミジハグマに似て、葉の切れ込みが浅く、日本列島の奥(北)に分布。
ナガバハグマ(長葉)   :葉が長い
ホソバハグマ(細葉)   :葉が細い

  2011.09.27仙台市 
葉の切れ目が浅いので「オクモミジハグマ」と思われます。

 

ハグマ《wikipediaより》

ヤクの尾毛は日本では兜や槍につける装飾品として武士階級に愛好された。 尾毛をあしらった兜は輸入先の国名を採って「唐の頭(かしら)」と呼ばれた。 特に徳川家康が「家康に過ぎたるものが二つあり、唐の頭に本多平八」と詠われたほど好んだ為に、 江戸時代に入って鎖国が行われてからも経由で定期的な輸入が行われていた。

幕末になって江戸城が新政府軍に接収された際、収蔵されていたヤクの尾毛は 黒毛が薩摩藩、白毛が長州藩、赤毛が土佐藩の手に渡り、三藩の指揮官クラスの軍帽として使用された。 (肥前藩などの他藩も分配を要求したが拒否された)
黒毛の軍帽を黒熊(こぐま)、白毛の軍帽を白熊(はぐま)、赤毛の軍帽を赤熊(しゃぐま)と呼ぶ。

 

 

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ハックルベリージャムとアロニアジャム

2011年09月25日 | 園芸日記

ハックルベリー」の実をいただきました。「ハックルベリー」名前が、どこかで聞いたような……。
生食には向かないということで、ジャムにしました。「アロニア」によく似た実でした。「生食に向かない」というのも同じです。
「アロニア」より、実が大きい。収穫期も多分遅い。
 

 

こちらはアロニアです。
  2011.8.7 

アロニアの花です。

どちらも生食には向来ませんが、アントシアニンがブルーベリーの何倍もあります。

味は少し違っていました。アロニアの方がベリー類に近い味。ハックルベリーは知らない味ではないけど、何の味に近いかが、思い当たりません。でも、味は濃厚です。
アロニアより、渋みがなく、種も気になりませんでした。
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月下美人酒

2011年09月23日 | 園芸日記

今年7月に1個咲いた月下美人が、8月に又2個咲きました。

前回はサラダに入れて食べたのですが、今回は焼酎につけてみました。
まずガラスの器を選ぶのに、苦労。一つはインスタントコーヒーの空きビンに、もう一つはガラスの蓋のついた瓶を使いました。
最初に開花した花を入れ、ホワイトリカーを静かに流し込みました。

1本目は花が浮いてしまったので、2本目は長めに切ってみました。
でも何にかすると、適当に沈むので、あまり気にしなくても、良かったようです。

花粉を取らずに漬けましたが、お酒の中に花粉が浮きます。気になるなら、最初に花粉を取った方が良いようです。
2.3カ月たったら飲めるようです。

     

 

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高村薫さん・「厳しい選択をすることこそが希望」

2011年09月20日 | 脱原発・原発廃止へ

9.19報道ステーションで、作家の高村薫さんが「原発」について語られました。

日本の財産は自然の風土。その日本の美しい風土は失われた。
新しく歩むには原発を止めること。
フクシマの事故の悲惨さ重大さを考えたら、ここで「脱原発」に踏み出さなければならない。
「だけど」と「企業家」達は言う。電気が足りないと。
しかし、「ダメなものはダメ」 「厳しい選択をすることが希望」

日本の将来、未来に不安を持ち続ける日々。
「脱原発」は、「希望」につながると思いました。
苦難の時を、国民が一丸となって、新しいエネルギーのあり方、しいては社会のあり方、人間のあり方をもう一度構築できるチャンス。

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大江健三郎さん「原発は荒廃と、犠牲」・発言者リスト・1000万人署名へ

2011年09月19日 | 脱原発・原発廃止へ

きょう東京で脱原発のデモがあったようです。
「さよなら原発1000万人アクション脱原発で持続可能で平和な社会を目指して」

NHKニュースで知りました。
作家の大江健健三郎さんのアピール
原子力エネルギーは必ず犠牲と荒廃をもたらす。
私たちに何ができるか。民主主義の集会、市民のデモしかない。

今日のフクシマは、3号機が初めて100度以下を24時間以上継続でき、「冷温停止」に向けて、進んだようです。
一日も早い収束を望むのは当然ですが。しかし事故自体が安定的な収束状態に持って行けたとしても、まき散らされた放射能まで回収することはできません。何100年たとうと、事故の本当の収束はありえないことになります。

9.20(火)追記
呼びかけがあったのを、今日知りました。  
「さようなら原発 5万人集会」

「1000万人署名へのキックオフ」とう位置づけなそうです。http://sayonara-nukes.org/shomei/

発言   落合恵子さん 大江健三郎さん 内橋克人さん 鎌田慧さん
澤地久枝さん 山本太郎さん 武藤類子さん(ハイロアクション福島原発40年実行委員会)
ドイツからのゲスト フーベルト・ヴァイガーさん(FoEドイツ代表/逐次通訳)

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アサギリソウ(朝霧草)・霞と霧

2011年09月16日 | 草花・植物

アサギリソウアサギリソウ(朝霧草)、キク科ヨモギ属
名前の由来は、シルバーの細い葉の塊を、「朝霧」に例えています。

平安時代は春に立つのは「霞」。秋に立つのは「霧」と分けていたようですが、現代ではどうでしょうか。
辞書で引くと
「霞」: 空気中に浮かんでいるさまざまな細かい粒子のため、遠くがはっきり見えない現象。また、霧や煙が薄い帯のように見える現象。「―がたなびく」《季 春》「指南車を胡地に引去る―かな/蕪村」
「霧」:地表や海面付近で大気中の水蒸気が凝結し、無数の微小な水滴となって浮遊する現象。古くは四季を通じていったが、平安時代以降、秋のものをさし、春に立つものを霞(かすみ)とよび分けた。気象観測では、視程1キロ未満のものをいい、これ以上のものを靄(もや)とよぶ。 秋》「―しばし旧里に似たるけしき有り/几董」
2010.5.13仙台市

霞は、やはり春のイメージ。「春霞」という言葉も、「霞か雲か匂いぞいずる」」も桜の季節。
霧は、やはり秋のイメージ。「霧立ち上る秋の夕暮れ」に代表される、寂寥感があります。
そして、霞は「たなびく」けど、立たない。「朝霧の日は、晴れる」というのが、天気予報のジンクス。


夏を過ぎるころから茎が立ってきて、まばらになり、かなり貧弱な花をつけますasagiri
私は伸びてきたら、何本かは切り詰めて、姿を調えています。

 

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先祖から私たち、私達から子孫へ伝える国家・上杉鷹山「伝国の辞」

2011年09月14日 | 脱原発・原発廃止へ

上杉鷹山の「伝国の辞」というのがあることを知りました。

家督を譲るに当り、藩主の心得として伝授したものなそうです。

3つの心得の第一が
国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれなく候

 

今の日本で考えると、「私たちの国は、私たち世代だけのものではない。先祖より受け継いだものである。次の世代に正しく引き継ぐよう、道を誤ってならない」ということでしょうか。

 

無謀な戦争で焼け野原になった国土を、今のように復興させた日本人。

世界に誇る美しい国土です。

その美しい国土を、目に見えない恐怖の放射能で、汚しました。

その上、原発のゴミ、高濃度の放射性廃棄物、低濃度放射性廃棄物を無害化できないままどんどんつくりだしています。

自分たちの世代で作りだしたゴミを、次の世代に申し送りすることになるのです。

何百万年も、消えることのないゴミです。

    原発廃炉に向けて