花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

五風十雨・十風五雨・◇雨の日は鉢を外に出そう◇

2008年07月01日 | 園芸日記

五風十雨(ごふうじゅうう)・十風五雨(じっぷうごう・じゅうふうごう)  ◆◇◆5日にして風が吹き、10日にして雨が降る◆◇◆

雨が降らなかったら、植物は育たない。
夏に数日も雨が降らないと、鉢植えの植物は土はからから。小さい鉢のものは枯れてしまう。
地植えのものも、長期の雨なしでは、やはり枯れてしまう。
晴れの続いたのちに降る雨は、植物にとっての恵みの雨となる。この量を、水道水でまかなうとなると、大変な量になる。
また風通しの悪い場所の植物も、病害虫が発生しやすい。


適度に風が吹き、適度に雨が降るのは、農作物の収穫にとって欠かせない。この自然の営みが順調であるのは、豊作の兆しだし、豊作は国家の安寧につながる。
故にこの言葉は
天候が順調で豊作が期待できることと、世の中が安泰であることの意に用いられる。

  「雨ニモマケズ」  宮沢賢治雨の庭  (原文はカタカナ旧かな遣い)
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けず
丈夫なからだをもち
慾はなく
決して瞋らず
いつもしずかにわらっている     

一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ   

あらゆることを
じぶんをかんじょうに入れずに
よくみききしわかり
そしてわすれず     

野原の松の林の陰の
小さな葺ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西につかれた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北にけんかやそしょうがれば
つまらないからやめろといい
ひでりのときはなみだをながし
さむさのなつはおろおろあるき

みんなにでくのぼうとよばれ
ほめられもせず
くにもされず
そうゆものに
わたしは
なりたい
雨のアユ◇宮沢賢治は、他の著書でも、農業で一番困るの「夏の寒さ」そして「日照り」と言ってます。



◇暖かくなった日の「ざあざあ降りの日は、家の中の鉢を外に並べます。
葉っぱがピカピカになり、生き生きします。
水道水で保水するより、植物の体にはいいらしいし、きれいになって、元気が出て、水道代が浮いて、一石三鳥です。

◇散歩は楽しいけど、雨の日は「憂鬱」。
ワンコも年をとると、雨の散歩を嫌がるようになる。
こんな日は家の中から、篠突く雨をガラス越しに眺め、コーヒーでも飲むのがいい。