花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

シロツメクサ・アカツメクサ・コメツブツメクサ

2009年06月26日 | 草花・植物

ヤドカリくらぶ   

シロツメクサ(白詰草)・アカツメクサ(赤詰草)・コメツブツメクサ(米粒詰草)


  マメ科シャクジソウ属

シロツメクサ  アカツメクサ コメツブツメクサ
  「ツメクサ」というより、「四つ葉クローバー」として、また花穂を編んで冠を作ったり、葉を割いて「占い」をしたりと、子供のころから親しんできたこの花は、牧草・蜜源としても、有益な植物である。「ツメクサ」の名前を知らなくても「クローバー」の名を、花を知らない人は、いないともいえる位、ポピュラーな花でもある。「シロツメクサ」や「コメツブツメクサ」は、白や黄色の絨毯のように公園、道端、空き地に繁茂しているのをよく見かける。

≪名前の由来≫ 「詰め草」のこと。江戸時代、オランダ国王から将軍家に贈られた、ガラス器の輸送用のクッション材として、日本にもたらされ、ガラスの他にも、陶器、医療用の器具などの輸送にも、使われたほか、牧草としても輸入された。

 

色により「ホワイトクローバー」は「シロツメクサ」、「レッドクローバー」は「アカツメクサ」または「ムラサキツメクサ」。
「コメツブツメクサ」は、花のサイズが米粒のように小さいことから。


花の色

 

シロツメクサ 白のほか淡紅色もある。                アカツメクサ 淡紅色から濃紅色まで
コメツブツメクサ 黄色から茶褐色まで
※「ベニバナツメクサ」別名「ストロバリーキャンドル」は、改良種で、園芸用や、緑肥用に栽培されている。

 

☆.:*:・''・:*:.☆.:*:・''・:*:.☆.:*:・猫が増えるとクローバーが増える】☆.:*:・''・:*:.☆.:*:・''・:*:.☆.:*:・
「鼠」の出てくるところが「風が吹くと桶屋が儲かる」の共通点?

 

猫が増える→マルハナバチを食べる鼠が減る→マルハナバチが増える→マルハナバチはクローバーの受粉を助ける→クローバーが増える→クローバーが増えると牛が肥える→牛をたくさん食べて兵士が強くなる→海軍が強くなると戦地に行く→男が少なくなるので、独身女性が増える→独身女性は猫が好き……猫が増える……

 

…★…★…★…★…★…★…★…★…★ 幸福のシンボル ★…★…★…★…★…★…★★…★…★

 

四つばが「十字架」に見えることから幸福のシンボルに。5枚は財産が増え、2枚は凶運とも。

 

特定の株に4枚の葉がた多出するようだ。最近は4枚の葉の株をたくさん育てて、葉を出荷するビジネスもある。この変異した株からは、どんどん葉の数が増えるらしく、ギネスの更新も忙しいくらい、たくさんの葉をつけたクローバーがある。
2009年5月には56枚というニュースがあった。

 

.。o○○o。.  .。o○○o。 クローバーの働き  .。o○○o。.  .。o○○o。

 

☆牧草、蜜源(世界ではもっとも生産量が多い)
☆「ゲンゲやカラスノエンドウ」と同じ「緑肥」

    和名は、初め、「オランダゲンゲ」「と呼ばれ、その後、ツメクサになり、現在は、シロツメクサになったという

 

薬草 「シロツメクサ、アカツメクサ」の蕾、または開花直後の花穂は咳や痰、強壮解熱鎮痛

 

.。o○○o。.  .。o○○o 山菜として食べる o○○o。.  .。o○○o

 

★ 「シロツメクサ」の若い葉と花穂を食べる。
花穂は天ぷら。若葉花穂は茹でて水にさらし、和えもの、炒め物、酢の物に。

 

      



  


花の名前の由来のいろいろ・鳥の名前がつく植物

2009年06月05日 | 草花・植物


ヤドカリくらぶ   

・‥━━★::★━━…‥・  鳥の名前がつく植物  ・‥…━━★::★━━‥・


鳥の名前がつく植物を集めてみました。
鶯が実をついばむ様子が、神楽を踊っているように見えることから、ついた「ウグイスカグラ」や、「カラス」のように色がにていたり、「ホトトギス」のように文様がどこか似ていたり、「カッコウ」のように、その鳥の鳴く時期に花が開いたり、などに由来するようです。

ウグイス ・ウグイスカグラ(鶯神楽)鶯が飛び跳ねながらこの花や実をついばむ様子が、神楽を踊っているように見えたことから。

カラス ・カラスノエンドウ(烏野豌豆)・カラスウリ(烏瓜)・カラスムギ(烏麦)・カラスビヒャク(烏柄杓)

カッコウ ・カッコウソウ(郭公草)・カッコウチョロギ(長老喜:カッコウソウの別名 )カッコウセンノウ(郭公仙翁)・ヤグルマカッコウ(矢車仙翁)・カッコウアザミ(郭公薊)

キジ ・キジムシロ(雉莚)

スズメ ・スズメノエンドウ(雀野豌豆)・スズメウリ(雀瓜)・スズメノヒエ(雀の稗)・スズメノチャヒキ(雀の茶挽)

ツバメ  ・ツバメオモト(燕万年青)

トキ ・トキソウ(朱鷺草)

ハト ・ハトムギ(鳩麦)

※ハクチョウゲ(白丁花)は、鳥と為関係ない

ヒヨドリ ・ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)・サワヒヨドリ(沢鵯)・ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)

ホトトギス ・ホトトギス(杜鵑草)



エビの脱皮

2009年06月02日 | ヤドカリ倶楽部

          No6 2009/6/2    

エビが脱皮。

「甲殻類が脱皮」することをすっかり失念していた。 芸術的にきれいに脱皮していた。細い触角も足もすべて脱ぎ棄てている。生き物をを飼っていると、思わぬシーンを見ることが出来る。
最近エビの色が薄くなっていて、気になっていたのだが、脱皮の準備だったらしい。 脱皮の殻は、カルシューム源となるらしいので、水槽に置いたままにしてみた。
翌日見たら、かなり減っていた。さらに次の日はほとんど残っていない。ほとんどをエビが食べたのではないかと思われるので、最後の残りはマー君にあげた。       脱皮した5.30                           5.31 人間以外の生き物は、自分の生きる方法を、自ら遺伝子で取得する。
特に昆虫や、魚介類は生まれおちてから、幾たびかの変態を確実に重ねながら成長する。 植物などは、自らは移動することもできないのに、天と地の恵みだけで成長し、種子を飛ばしたり、自分で自家受粉したり、閉鎖したままで種子を作ったり、匍匐したり、地下茎をのばしたりし、子孫を残す。 天地創造の神の作った、最もか弱いものは「人間」かもしれない。
                     


             

 


カラスノエンドウ(烏野豌豆)・スズメノエンドウ(雀野豌豆)

2009年06月01日 | 草花・植物

 カラスノエンドウ(烏野豌豆)・スズメノエンドウ(雀野豌豆)マメ科ソラマメ属 
ヤドカリくらぶ   

 

カラスノエンドウ名前の由来 花を見れば「マメ科、エンドウ豆」の種であることがわかる。
       しかも食べられるので、「エンドウ」の名がついた。
       「カラス」は、熟した莢が黒い「カラス色」になることから。
「スズメノエンドウ」:
「カラスノエンドウによく似ているが、小さいことから。

別名「シービービー (シービービー豆)」:莢に詰まった豆を取り除き、付け根を少しちぎり、とがった方を口にくわえて吹くと「シービービ」と音がする。

 

野原や土手だけではなく、町の中でも、よく茂る。この繁殖の仕方は、雑草の仲間と言ってもよいと思う。
植え込みにも、枝にからみつくようにして、大量に繁殖しているのをよく見かける。

 

《食べる≫実が出来てまだ軟らかいうちは、莢ごと「キヌサヤ」のようにして食べられる。
少しでも固くなったら、莢ごとは食べられない。剥いて実だけを茹でて食べられる。
黒く熟したものは、食べたことがない。豆をやわらかく戻せば、食べられるとは思うが、手間をかけてまで食べるものか否か。
蔓の先端の若芽、若茎も、柔らかいうちは「天ぷら・炒め物・素揚げ」にして食べられる。

 

《肥料に使う》「窒素」成分があり、肥料としても使える。今年初めて家庭菜園にすきこんでみた。
「緑肥」 といい、レンゲソウと同じ「根粒菌」が付いている。葉や茎を緑のまますきこめば土を肥やす働きがある。(根粒菌には「窒素」が含まれている)