花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

アサギリソウ(朝霧草)・霞と霧

2011年09月16日 | 草花・植物

アサギリソウアサギリソウ(朝霧草)、キク科ヨモギ属
名前の由来は、シルバーの細い葉の塊を、「朝霧」に例えています。

平安時代は春に立つのは「霞」。秋に立つのは「霧」と分けていたようですが、現代ではどうでしょうか。
辞書で引くと
「霞」: 空気中に浮かんでいるさまざまな細かい粒子のため、遠くがはっきり見えない現象。また、霧や煙が薄い帯のように見える現象。「―がたなびく」《季 春》「指南車を胡地に引去る―かな/蕪村」
「霧」:地表や海面付近で大気中の水蒸気が凝結し、無数の微小な水滴となって浮遊する現象。古くは四季を通じていったが、平安時代以降、秋のものをさし、春に立つものを霞(かすみ)とよび分けた。気象観測では、視程1キロ未満のものをいい、これ以上のものを靄(もや)とよぶ。 秋》「―しばし旧里に似たるけしき有り/几董」
2010.5.13仙台市

霞は、やはり春のイメージ。「春霞」という言葉も、「霞か雲か匂いぞいずる」」も桜の季節。
霧は、やはり秋のイメージ。「霧立ち上る秋の夕暮れ」に代表される、寂寥感があります。
そして、霞は「たなびく」けど、立たない。「朝霧の日は、晴れる」というのが、天気予報のジンクス。


夏を過ぎるころから茎が立ってきて、まばらになり、かなり貧弱な花をつけますasagiri
私は伸びてきたら、何本かは切り詰めて、姿を調えています。

 

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